のど飴戦士アイバチャンSeason11.5 【同じ空の下、紡ぐ物語〜小話集③】
③小話〜井戸端会議
※これはフィクションです。
登場する人物、場所、団体等は実際のものとは一切関係ございません。
あらかじめご了承ください。
ある晴れた、静かな朝。 |
風が心地よくて、 |
サラサラと |
川の流れる音が聞こえる。 |
そんな大自然の中で。
今日の日替わりランチなのか、
キッチンカーからはスパイシーなカレーの匂い。
匂いにつられてやってくる青年たち
坊丸
「まーくん!美味そうな匂いするー!」
ニノ
「腹減ったー!お前これ食わせろよ!
多分美味いんだろ?」
相葉
「ちょっと待ってねー、もうすぐできる!
最後の隠し味を入れて…!」
坊丸
「なにこれ!オレも真似したい!」
ニノ
「お前料理すんの?
全然出来るように見えねぇ!
家爆発させんなよ?」
坊丸
「オレだってカレーくらい作れるわ〜!
ちゃんと自炊してんで!」
相葉
「坊っちゃんは料理上手だもんねー!
こないだの塩唐揚げ美味しかったよ!」
坊丸
「料理界のレジェンドに褒められたぁ!
やったー!!」
相葉
「レジェンドではない!笑笑
隠し味はね〜、(ボソボソ)」
坊丸
「へぇ!?意外!!
それ入れたら美味くなるん?」
相葉
「まぁ、食べてみて。
はい、出来たよ!
坊っちゃんは甘口ね、どうぞ!」
坊丸
「おおきに〜!
盛り付けも綺麗やもん!
キッチンカーの紙皿ちゃうみたい!」
相葉
「ニノちゃんもー!しょうがないなぁ。」
ニノ
「おぅ、さんきゅ///」
相葉
「はい、みなさんどうぞ〜!
まだまだたくさんあるからね〜!」
ニノ
「あー、ギャラリーにも配り始めちゃったよ。」
坊丸
「ここ、炊き出しなん?笑笑」
相葉
「今日は寒いからね〜♪」
ニノ
「オレのおかわり分残しとけよ。」
相葉
「はいはーい♪♪
作者はお腹に優しいやつ!」
#ありがと
#ちょっとでいいよ
坊丸
「作者と同じ病気の人〜!
お腹痛くならへん優しいカレーあるから安心してな〜!」
ニノ
「え?カレー何パターン作ってんの?」
相葉
「甘口、中辛、辛口、激辛、カロリー控えめ、脂肪分控えめ、刺激の強いスパイス控えめ、アレルゲン抜き、玉ねぎ抜き、お肉抜き、グリーンカレー、キーマカレー、これは…
いっぱい種類ある♡」
坊丸
「めっちゃ鍋に囲まれてるもんなw
コンロの口数以上に鍋あるもんw」
ニノ
「因みにこれは1杯何円なの?」
相葉
「とりあえず今は試食だからタダ!」
坊丸
「太っ腹〜!!」
ニノ
「ところで?これはどんな状況なの?
こんなにギャラリー集めてさ?」
相葉
「スピンオフ書くんだってー。
普段の様子書きたいから、とりあえずテキトーに喋ってくんないべか〜?
って、そこにいる人が…」
坊丸
「お腹に優しいカレー食べながらスマホいじって何か打ち込んでるんだけど、飼い猫が腕にしがみついてて作業進んでない北海道の人ね〜w笑笑
あのニャンコ、2歳半の茶トラの女の子やて!」
相葉
「そして、ネコがカレー食べないように必死なんだよね(笑)
この段ボール使ってみて。
ネコちゃん狭いところ好きだから入って大人しくなるよ。」
#にゃー
#チリンチリン
ニノ
「おー、入った入った!
さすが、動物バカ。詳しいな。」
相葉
「ついでに読者さんも来たい人全員呼んできたみたい。
ニノ
「少ねぇな!」
相葉
「そうだ、坊っちゃん!
こないだ借りてたドラマのDVD返すね!
面白くて一気見しちゃった!」
坊丸
「せやろ!せやろ!
あのクライマックスと伏線回収ヤバイやろ?」
ニノ
「また始まったよ…。
恋愛ドラマ評論家2人のトーク…笑笑」
相葉
「あのクライマックスはさ、1話の序盤のあのセリフとさ、」
坊丸
「そうそう!」
相葉
「あれね〜。」
『切ないよね〜!!』
相葉
「もぉ〜!なんでそうなるの!
ダメだよ!って!!
見てるこっちはわかってるのになんで!?って」
坊丸
「ほらー!言わんこっちゃない!!
アカンやろ!!って!!」
ニノ
「ぜんぜん意味わかんねぇよ!」
相葉
「そしてさー、あの俳優さんのあの表情ね!
女優さんの涙がツーーーーっと出て、あれも凄いんだけど!
そのあとの…」
坊丸
「いやぁ!もう!!」
相葉
「とりあえず、このドラマの良さは見たらわかる!」
坊丸
「ホンマ、見たら全部わかる!
オレらの言うてることちゃんと分かるから!」
『いいから見なさい!
見たらわかるから!』
#激アツだね
#そのドラマ超気になる
#DVD貸して欲しい
#フィクションです
相葉
「ニノちゃんさ、最近登場しなかったじゃん?
何やらかしちゃったの??」
ニノ
「何もしてねぇよ!
あいつの気まぐれだろ?」
#その通り
#ご名答
#キャラ多すぎて大渋滞してるから
ニノ
「オレ今のとこ何もしてないからストーリーが進まないんじゃねぇか?
そういえばお前んとこに弟子来たんだろ?
どうせ変な奴なんだろうな!」
相葉
「ひどーい!すっごい良い子たちだよ!」
ニノ
「たち?1人じゃねぇの??」
相葉
「え?読んでもいないなんて!!」
#とか言って1話につき3回読んでます
#そういう奴です
坊丸
「オレの推し、めっちゃ可愛いんやで〜♡
って言ったらもう1人の奴に睨まれそうや。」
相葉
「坊っちゃんとじぇすくんでユゴちゃんのこと取り合ってたもんね〜!!
いいねー、三角関係!!」
ニノ
「また恋愛ドラマ評論家に戻んの?」
坊丸
「オレは恋ちゃう!ただの推し!
可愛い感じもあるんやけど、男らしくもあり、戦ったら無敵やし。
ジェシー強いのはもちろんのこと、実はジェシーの力を使って攻撃が出来る上にあの高い防御力♪」
ニノ
「そんなに褒めていいのか?
こういう時に限って後ろにいんじゃね?」
坊丸
「ま、マジ?」
相葉
「大丈夫!
ユゴちゃん今出かけてて、じぇすくんも悪い虫が付かないか心配!
…ってついて行っちゃったから!」
ニノ
「片想いなのか保護者なのか(笑)」
坊丸
「クリスマスなんて要らないくらい日々が愛のかたまりなんよ!
そういうところ!」
ニノ
「KinKi Kidsかよ!」
坊丸
「敵のHP削るんはジェシーの方が強いんやけど、、ジェシーが
"HEHE、ジョウズダネ!
イイヨイイヨ!"
みたいに褒めちぎるのも推しポイントやと思う(笑)」
相葉
「そういえば、ユゴちゃんにじぇすくんの胸キュンエピソードを聞いてみたのね。
ちょっと待って、アンケート用紙…どこいった。
あった!あった!えっと…
"横浜で知り合いに会ったとき、コーヒーを出してくれました。
でも、俺はコーヒーが大の苦手です。
どうしよう、残したら申し訳ないし、でも苦手だから飲んだら顔に出そうだし…と葛藤していたら…
隣にいたジェシーが自分に出されたコーヒーと間違えたフリをして、俺のコーヒーを一気飲みしてくれました。
俺を見てウインクしました。
キュンってしました。
こういうことサラッと出来る男ってカッケーなって思いました。」
坊丸
「かっけー!
オレのコーヒーも飲んで欲しい!
牛乳も飲んで欲しい!
あとは…お酒も飲んで欲しい!
そうだ!辛いものも…」
ニノ
「苦手なもんばっかじゃん!
味覚がお子ちゃま!!」
坊丸
「ホンマなんでも食べれるオトナになりたいわ〜。
オレさ、前にお酒の入ったチョコ貰うて、気づかずに食べちゃって倒れたことあんのよ!」
相葉
「アルコール弱々だもんね。」
坊丸
「ほらぁ、病院で採血する時とかも消毒で真っ赤になるし、手の消毒ジェルで荒れちゃうからいつも持ち歩いてるやつしか使われへんの!」
相葉
「そうそう、自炊し始めた頃にさ、うどんにみりん入れたけどあんまり煮立たせなかったからアルコール飛ばなくて…」
坊丸
「そう、酔っ払って食後すぐ寝ちゃった!」
ニノ
「結構ヤバめな話だった。」
坊丸
「ジェシーにアンケート取ってる?」
相葉
「あるよ!
最近キュンってしたこと!
"今、僕の目の前でユーゴがアンケートを書いてます。
紙を見つめて伏せる目、フサフサのまつ毛、考えているような仕草も。ペン回してるのも。
キュンだね!AHAHAHA!
じーっと見つめてたらこっちに気づいて笑いました。
キュンだね!幸せだよ!
因みに、ここ最近で1番キュンってしたのは…
ユーゴ
「ジェシー?
今日の晩飯どうするー?」
ジェシー
「HEHE、ユーゴは何食べた〜い?」
ユーゴ
「うーん…そうだなぁ…
ジェシーが食べたいと思ったものかな!」
(ズキュン!)
(バタっ!)
ユーゴ
「ジェシー、大丈夫か?
おい、ジェシーーー???」
サラッとそういうこと言います。
ユーゴは罪な人です♡
僕にとってユーゴの全てが胸キュンです。
愛してます!"」
ニノ
「え?なんなのこいつ?」
坊丸
「いわゆる、ユーゴしか勝たん状態!
ただ、これはずるい!
ユーゴあざとい!!」
ニノ
「あざといのか、したたかなのか。」
相葉
「ユゴちゃん、そういうとこある〜!
無意識だと思うんだけど、ドキッとする発言があるのよね。
じぇすくんは多分その〜思わせぶりな発言で骨抜きにされてる(笑)」
坊丸
「発言だけ聞いたらめっちゃ脈アリっぽいのにな。
本当はないんやもん(笑)
え?でも…あんのかな?」
相葉
「おれもわかんなくなった。
魔界でじぇすくんのお父さんに結婚させられそうになった時のあの感じ。
俺もう完全にわかんない。
ユゴちゃんは魔法で眠らされてたから、変な夢見たような感覚でもう忘れちゃってるらしくて、人間界に戻った後でじぇすくんから聞いた話だけ覚えてるみたい。
でも、夢の中であんなこと言ったってことは、そういう気持ち…少しはあるってことだよね?」
ニノ
「どうだろうな?
あー、でもあの一件で魔王に目つけられたのは確実だよなー。やばいことになったなー。
かわいそうに。」
坊丸
「え?何?ヤバイん?」
ニノ
「冷徹な国王だぞ。
人間と結婚させるわけねぇだろ!
結婚ちらつかせて魔界に帰ってこさせただけで、多分ただの妾にされるどころか牢獄から一生出してもらえなかっただろうな。
あんな薄っぺらい説得で帰して貰えるとか、本当はねぇぞ?
多分これから大変なことされるようになるんじゃない?」
相葉
「あれ?
読んでなかったんじゃないの?
なんでじぇすくんが魔界の王子のこととか、あの時にパパさん説得したことまで知ってるの?」
坊丸
「さっきからあれ?とは思ってたけど。
なんかヤケに細かい設定知ってるよな〜」
ニノ
「うるせぇ〜なぁ〜!
おい、そっちのお客さんカレー食べ終わってんだけど!
い、行ってやれよ!!」
相葉
「あらごめんなさい!
はーい!おかわりいりますか?中辛?
あなたは辛口ね!
はい、あなたはカロリー控えめだったね!
同じにする?」
(終)
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