のど飴戦士アイバチャンSeason9 【第10話】







これはフィクションです。
登場する人物、場所、団体等は実際のものとは一切関係ございません。
あらかじめご了承ください。















@紳士服店







店員
「就活中にスーツのサイズ合わなくなる方、たまにいらっしゃるんですよ。

スポーツとかなさってたんですか?」











シンタロー
「あ〜。最近はあんまり。
毎日走るくらいです。」












店員
「ランニング、毎日は凄いですね〜。

でも、怪我してるときは無理なさら無い方がいいですよ。」











シンタロー
「あ、わかります?」











店員
「歩き方でなんとなく。
少し痛々しいなと思いました。












あの、ところで今当店では礼服フェアをしているんですけれども。

今お持ちですか。」













シンタロー
「持ってないですけど。
いいです…今回はこれだけで。」











店員
「持ってたら、もしもの時に良いですよ。
礼服を使う時は、突然訪れますから。」













シンタロー
「まだ・・・着たくないんです・・・

大丈夫です。
俺は…あいつを信じてますから。」











店員
「あ・・・すみません。」



















@居酒屋



青年達
「じゃあカンパーイ!うぃー!!」

「すいませーん、ビールおかわりー!」









「お前飲むの早ぇな、死ぬぞw」









「それでさ、バイト先の店長がぁ〜」








「その話何回すんだよ〜。
笑いすぎて息できね〜。マジ死にそ。」









「じゃあ死ぬ前にこの飲み代はお前の奢りな!
うぃーっす!ゴチでーす!!」









「マジお前腹立つ〜!

一回死んでこいよ〜!」

















(バンッ) 

机を叩く














ジュリ

「そういうこと言うな

もっと命を大切にしろ」











「何だよ急にw
お前最近変だな。ノリ悪いっていうか。










「頭でもぶつけたんじゃねぇの?」












「笑って誤魔化そうとしてるけど、めっちゃキレてんじゃん。」
















@タイガ家







⚡︎⚡︎⚡︎テレビ
「¥×*÷#%…」








タイガ
「このドラマ何回見ても泣ける…




パパ?
主人公の親友さ、助かるかな?
それともこのまま死んじゃう…










なんか、この親友役の俳優さん。
ユーゴに似てるような気がする…













助かって欲しいな・・・。

ダメだよ、絶対死んじゃダメだよ。」
















@横浜市内


相葉ちゃん
「ユゴちゃん、1ヶ月間もどこ行っちゃってるんだろ?

土地勘あるから迷わないと思うんだけど。










・・・ほっくん?
ところでさっきから一体何を??」












ホクト
「ダウジングです…

これでユーゴが見つかれば…

全集中の呼吸・・・
落ち着いて・・・落ち着いて・・・」














(↑イメージ)













相葉
(非科学的なものに頼るタイプだったっけ?
聞いてた感じと違う…)










ホクト
「何が起こるかわかりませんよ!
ほら、ユーゴの親父占い師だし。
こういう占いで見つかるかも…!

俺が、俺が絶対見つけてやるからな…!


ユーゴ、待ってろ・・・!!」












相葉
「待って、心の声聞こえてたの!?
ダウジング?全集中の呼吸?すごい…



(ユゴちゃん。頼むからもう帰ってきて。
ほっくんがもう限界。)










ホクト
「動きました、右です!」










相葉
「右ね、右・・・















いた・・・!」











ホクト
「どこですか!?ユーゴ!?

ぜんっぜん見えない…。」









(ユーゴ、電柱の陰に隠れて何かを見ている)










相葉
「どうしたんだろう?




ユゴちゃーん?」











ユーゴ
(あ、相葉さん!!ホクト!!)











ホクト

「ユーゴどこだー!」

(全く霊感がなく見えてない)










相葉
「みんな心配してたんだよ〜もう!」









ホクト

「ユーゴー!

ごめん!本当にごめん!

今更ごめんなさい!

俺はバンドに戻りた




相葉
「ほっくん、そこじゃなくて。
こっちにいるよ。もうちょっと右。」











ホクト
「あっち?こっち?そっち?どっち?」









ユーゴ
(髙地です!)








相葉
「髙地です!」(通訳)









ホクト

「本物だ…!ユーゴ!!」








ユーゴ
(すいません・・・

ご心配おかけした上にホクトの相手をさせてしまって。)










相葉
「このイケメン面白すぎるんだけど、元からこんな感じなの?

多分ユゴちゃんが魔物に襲われたの俺のせいだって思っちゃったことで更に狂っちゃったみたいよ💦」









ホクト
「ユーゴ〜!ゴメンナサイ〜!
ユーゴ〜〜〜〜!!!!!」









相葉 
(ホクトの肩ポンポンしつつ華麗にスルー)
「いやぁ、良かった〜。
ユゴちゃんが無事に見つかって。」








ユーゴ
(なんでホクトが関係あんだよw笑

相葉さん、本当にごめんなさい >_<

みんなもびっくりしただろうな。












あの…俺、見ちゃったんです。











あの図鑑に載ってた魔物さん。










それで、後をつけたらここに…








多分ここが魔界との境目になってるんです。

ここに突然穴が出来て、何回かあの魔物さんが出入りしていくのを見ました。)











相葉
「ここ、ユゴちゃんが怪我したところ!


ここが魔界と繋がってたんだ…。」








ホクト
「この貸しスタジオが?魔界と??」







ユーゴ
(そう。本当に音楽が好きみたい。


音漏れがすると魔物が出てきて聞きにきてた。




たまに腹痛くなったのか、腹抱えながらスゲー速さで走ってました。)









相葉
「その走ったときにユゴちゃんとぶつかったのかもね。





ユゴちゃん、貴重な情報ありがとう😊






もう戻ってきてね。」











ユーゴ
(はい😊)











ホクト
「ユーゴの姿も声も全然わかんないや(笑)」
























病院に戻る途中…


@小さい神社








ユーゴ
(相葉さん、ここは…??)









相葉
「ユゴちゃんに戻ってきて欲しくて頑張ってたんだよ!」











「89・・・・・・90・・・・・・
91・・・・・・92・・・・・・



ハァ、ハァ、ハァ」











ユーゴ
(シンタロー?何やってるの?)











シンタロー
「96・・・・・・97・・・・・・
98・・・・・・99・・・・・・





100!!!


ふぅー。








ユーゴが戻ってきますように…

お願いします…お願いします…」










相葉
「タロちゃんね、
この1ヶ月間、毎日お百度参りしてるんだ。



走り過ぎて足太くなっちゃって、就活用のスーツのサイズが合わなくなっちゃったって。」









シンタロー
「まーちゃん!ホクト!来てたんだ。

今日でちょうど3000回!」









相葉
「タロちゃん!!
裸足でやるのやめようって言ったのにー💦

あぁ〜大変!!大丈夫なの??」










シンタロー
「やめてご利益なくなるのも嫌だからさ。」









ユーゴ
(シンタロー・・・















足元血だらけだよ)






















@病院







シンタロー

「痛ぇ!痛ぇ!」







ジュリ
「おい、じっとしてろよ。
足の裏洗って薬塗るだけだろ!

ったく、大男が暴れたら抑えられねぇ!」










ホクト
「あ、そこにアイドルの千年延子!

いまこっち見てた!!」












シンタロー
「え!どこどこ!?」








タイガ
「と、とまった!!
ホクト凄い!!

千年延子でシンタローが大人しくなった」









ジュリ
「俺その人知らない(笑)」





(相葉:おれもおれも)

#だろうな










ジュリ
「(スマホで検索)



この人か。」






相葉
「昭和のアイドルがなぜここに…」







ユーゴ
(相葉さん、ホクトは嘘ついてます。
シンタローを大人しくさせるために)






医師
「処置、終わりましたよ。
皆さんご協力ありがとうございます。


シンタロー君、友達思いなのはわかるけどね。
くれぐれも無理だけはしないように。」






シンタロー
「はぁ〜い。」










医師
「じゃあ次の子。おーい、君だよ。」












ジュリ
「はーい。」











ユーゴ
(ジュリは?どうしたの?











顔にあざ出来ててビックリした。)














相葉
「1日1善じゃなくて100善を1ヶ月やってたんだけど、昨日は痴漢撃退したり喧嘩の仲裁したり酔っ払いに絡まれたりとか色々あったみたい。


よく頑張ったよ〜。」












ユーゴ
(タイガは無傷だったんだね。
良かった、良かった。)












タイガ
「あのー、病院の調理師さんですか?

僕、大御所俳優の京本の息子なんですけど〜。


厨房にトマトあったら頂きたいんですよぉ〜。

トマト断ちしてたんですけど今日から解禁したくて〜。」













ユーゴ

(トマト断ちw)












相葉
「大好きなトマト食べるのやめてたんだって!1ヶ月間!」










ユーゴ
(嬉しいけど…

親のコネ使ってトマト解禁するのは腹立つわ〜

クソ坊ちゃん!!w笑笑)









相葉
「じゃあ、そろそろ身体に戻ろうか。」










ユーゴ
「はい!!」









(壁をすり抜けて病室に入り、身体に入ろうとする)

















ユーゴ
「あれ?・・・・・・


















戻れない!」




(続く)

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