のど飴戦士アイバチャンSeason9 【第13話】










※これはフィクションです。
登場する人物、場所、団体等は実際のものとは一切関係ございません。
あらかじめご了承ください。
※また、物語に登場するのど飴の名称は実在のものを使用していますが、効果・効能に関しましては実在のものとは異なります。
あらかじめご了承ください。


















(俺は…どこに向かってるんだろう…










あの貸しスタジオの中には魔物に洗脳されてゾンビにされた仲間がいる…













相葉さんは必死で戦ってる。













俺は、相葉さんの身体と分離され身体を失ってしまったから。
ただ見てることしか出来なくなった…













俺は…俺は…。













気付いたら走ってた。












魂だからフワフワしてて、走るのとはちょっと違うけど。










何が1番良い方法なのか、
考えても考えてもよくわかんないし自信がないけど…














何もしないより全然いい。














少しでもみんなを助けられる可能性のある方法に賭けたい。




























@病院














着いた。

俺の、俺の身体…。



















(ピッ、ピッ、ピッ) 心電図の音















頼むから…。
俺の身体に戻らせて。

お願いだから・・・・・・。


















(ピッ、ピッ、ピッ、ピッ・・・)






























ユーゴ
「・・・・・・。









あ、、、戻れた。
















(心電図モニターを外し、点滴の針を引き抜いた)


















(ポーン) 心電図のエラー音
















ユーゴ
「行かなきゃ。
みんなを助けに行かなきゃ・・・。



















(バタン)

 転倒














ユーゴ
「なんで…
足に力が入らない、立てない…





なんでこんなときに…」








(ガラガラガラ・・・)












医師
「ユーゴくん。意識が戻ったんだね。

1ヶ月もの間、目が覚めなくて動いてなかったから筋肉が弱っているんだよ。
リハビリすれば、すぐ歩けるようになるからね。」











ユーゴ
「それじゃ全然遅い…
今すぐ、行かなきゃいけないんです…


俺が、俺が、みんなのこと助けに行かなきゃ…」
















(這って廊下に出る)














医師
「ちょっと、どこにいくの?
このまま外に行っても危険だから無茶しないで。」



















「おーい。」

















ユーゴ
「あ、兄ちゃん。」














「外にタクシー止まってたわ。

1万あれば足りるべ?」











(右手に1万円札を握らせてくれる)














ユーゴ
「兄ちゃん、ありがとう・・・」















「あと、大事な忘れ物ない?







ほらほら、骨に効くやつ。




病室のテーブルの上に大量に置いておいたんだけど。」















ユーゴ
「あ…持っていくわ…!!」















(兄ちゃん、飴1個をユーゴの口に入れ、
あとはポケットに入れてくれる。)













(ユーゴ、スッと立ち上がり走る)












医師
「お兄さん、筋力は万全ではないので外に出たら危険です。」













「大丈夫ですよ。

あいつ、1人じゃないから。







あと、あの飴舐めるようになってから超人みたいだし。

前はもうちょっと平凡に生きてたんだけどなー。
凄いビビリだったし。

なんか…どうしちゃったんだろうね(笑)














あー、父さん、母さん。先に着いてたよ。

ユーゴ、ちょうど今目覚めたんだけど。
用事あるって出てったわー。







まぁ、大丈夫じゃね?
1ヶ月ぶりに目覚めたはずなのに元気に走っていったし!
ユーゴの言ってた骨飴…
じゃなくてのど飴、効果テキメンだね〜。






















(小声で)ユーゴ、頑張れよ。」






















その頃…




@貸しスタジオ







アイバチャン vs バンドメンバー達














タイガ
「タオス、タオス」







アイバチャン
HP100→100










アイバチャン
「きょもちゃまは魔力を得ても力がないから大丈夫そう。」












ジュリ
「オレガ、アイテダ。」









アイバチャン
「危なっ!!」












(アイバチャン、ジュリのパンチをうまくかわして身体を抱える)













アイバチャン
「こんなニコニコしてたら実は魔物に洗脳されてないんじゃないかって思っちゃうでしょ💦


まぁ。
じゅったんはパワーあるけど軽いから、
身体抱えちゃえば身動きとれない…










でも…」

















ホクト
「オレハ、ニゲナイ!」






アイバチャン HP100→70










アイバチャン
「ほっくんは健康的。
体型維持に気を使ってはいるけど、食べるの好きみたい。




身長も少し高いし意外とパワー強い。
動きがトリッキーで攻撃が避けにくい。







しかも。
逃げない、戦う、って気持ちがこちらに向いてしまって抑えが効かないみたい。」




















シンタロー
「タオス、タオス…」











アイバチャン
HP70→5











アイバチャン
「わ、いろいろ考えてたら攻撃受けちゃった。





タロちゃんは、とにかく凄い。





見た目のガッチリ体型・・・以上のパワー。






他の子より洗脳を強く受けてるみたい。
とにかく手数が多い…。
避けても避けてもまた来るから避けきれないし、受け身も取りにくい。












洗脳の強弱はどうやって決まってるんだろう…




















みんなを傷つけられない、でもこのままだとMr.ズドンと戦う前に倒れる…。








のど飴は全部回復に使ってなくなっちゃったし。
もうズドンに攻撃どころか回復も出来ない…。

今HPは5しかない…。




ズドンの思うツボじゃん…。」





















シンタロー

「AHAHAHAHA!

トドメだー!!!」



































ユーゴ

「シンタロー、駄目だ!」
















(ドン)



















アイバチャン
「ユゴちゃん!攻撃受けちゃった!」













ユーゴ
HP300→250





#HPも防御力もヒーローより強い一般市民
#若さって凄い
#前に粉砕骨折した骨はのど飴で作られたのでかなり強力
#アラ○ォーのヒーロー頑張れ














ユーゴ
「俺は、大丈夫です。
こいつらを抑えますから…
飴のおかげで、俺の身体も戦えるくらい強くなったみたい。



相葉さんは回復を…」












(ポケットから大量にのど飴を出す)













アイバチャン
「ありがとう!!」




アイテム使用、HP5→100













Mr.ズドン
「ズドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン♪」














ユーゴ
「あ、まさか俺も…マモノニ…サレル…」


















アイバチャン

「・・・・・(絶句)」
















ユーゴ

「グ、グガガガ、アアアア…」
















アイバチャン
「なんか1番強そうになってる…



ユゴちゃんもタロちゃんくらい洗脳されてない?







・・・ズドンドンみたいな、
あのリズムに秘密があるのかな。














強い洗脳を受けてる2人は
ドラマーとベーシスト…リズム楽器。

そういうことか。」















シンタロー
「タオス、タオス…」


(アイバチャンに向かってこようとする)















ユーゴ
「ヤメロ。」

















(ドーン)















アイバチャン
「え?ユゴちゃん。

タロちゃんを食い止めた??

洗脳かかってるよね?
今魔物の力を得ているから、タロちゃんの強い攻撃に耐えられているんだよね?



まさかずっと大量の飴舐めてたから…?
理性保ててるの??」















ユーゴ
「アイバサン、ソウカモ。タブン。」














シンタロー
「ナゼダ、ナゼオレヲトメラレル…」













ユーゴ
「シラネエワ。
ナンカ、チカラガ、ミナギッテクル。




アイバサンニ、テヲダスナ。
テヲダソウトシテルノハ、オマエダ。
オレハ、ナニモ、シテイナイ。」




#2話と9話参照
#ユーゴはやましいことをしていない












シンタロー
「オマエモ、テキダ、タオス、タオス。」














(格闘)




















シンタロー
「オマエ、ツヨイ。
オレノ、チカラ、クイトメル。

ホネ、ツヨイ」
















(バキッ)





















アイバチャン
「足の骨また折れた!?」














ユーゴ
「コノクライ、ヘイキデス。
タブン、スグ、クッツキマス。
ヨク、ワカンナイ、ケド、イタクナイ。」












ホクト
「ユーゴ、オマエ、アシのホネ…


カオ、キズダラケ…












・・・・・・。



















うわぁぁーー!












ごめん、ユーゴ!

ごめん、俺はなんてことを!

俺は、またお前を助けられなかった!
















(気絶)














ユーゴ
「ホクト・・・
シンパイ、カケテ、ゴメン。」













アイバチャン
「まさか…ユゴちゃんがズドンにやられた時の姿がトラウマになってたのかな?






ほっくん、大丈夫?
飴、舐めれる?







魔物に勝ったら、無理言ってでもトラウマ消してもらおうね。」













ユーゴ
「シンタロー…アメナメサセタイ」











(シンタローが大口開けたので、ユーゴは飴を投げてみた)













(外して全然違う方に飛んでいった)













ユーゴ
「ヤバイ、、、ムズカシイワ。
コントロール、ワルスギジャン。
オレ、コウイウノ、ニガテナノヨ。」















(シンタロー、飴を拾う。)















(飴をじーーーっと見る)















(自ら口に入れる)

















ユーゴ
「・・・ソウダッタ。
コイツ、オチテルモノ、ナンデモクチニイレルヤツダッタ。」














シンタロー
「あれ…?俺今何してたんだろ?
おぅ、ユーゴ!
いつの間に身体に戻ったの?
足怪我したの?顔も傷だらけだ。
大丈夫か〜???

おーい!お前らも怪我してんのか?
ほらほら、危ねぇぞ〜!
まーちゃんも怪我しちゃうじゃねーか!
美人の顔に傷つけんなって。」






#ジェントルマンか
#いやいやアイバチャンは健全な男性です













(ジュリ&タイガ、背後からシンタローに首根っこ掴まれ持ち上げられる)








アイバチャン
「そうよね、タロちゃん味方に付けたら無敵だよね。」








#シンタローは両手で計100kg持ち上げてます














ホクト
「俺は!もう!逃げない!」











(2人の口に飴を入れる)













ユーゴ
「ヨカッタ、ミンナ、ニンゲンニモドッタ。」










タイガ
「パパごめんね。
ユーゴの怪我が酷い…。
シンタロー、自分でユーゴの足折っておいて覚えてないのはさすがに酷いよ💦」












シンタロー
「え?俺??
知らない間に何があったんだろ?
マジか〜。よくわかんないけどゴメンな〜。」












ジュリ
「まーちゃんゴメン💦
お前ら、また操られる前にここ出よう!

ユーゴ、早くお前も人間に戻れ!!」












Mr.ズドン
「ズドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン…
ズドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン…」






ユーゴ

「・・・!?

ウ、ウワァァー!!」








アイバチャン
「ユゴちゃん!」








ユーゴ
「マリョクガ、ドンドンカラダニ、
ハイッテ、クル、クルシイ…」












Mr.ズドン
「タノシイネ。
マダマダ イッショニ アソボウヨ。」















(アイバチャン、とりあえず他4人はスタジオから追い出す)














ユーゴ
「マケナイ。
ズドンニハ、ゼッタイ、マケナイ。











ウワァァー!

グハッ!グハッ!

(吐血)

















アイバチャン
「だめ・・・やめて・・・。
ズドンさん、これ以上ユゴちゃんを苦しめ ないで・・・。」













(Mr.ズドンに飴を投げて攻撃)









Mr.ズドン
HP50000→49999













Mr.ズドン
「♪ズドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン…










ハァ、ハァ、ハァ・・・」

HP49999→19999












ユーゴ
「アイバサン。
オレニ、マリョク、ハイッテ。
ズドン、ヨワマッテキマシタ。








デモ、オレ、モウ、ゲンカイデス。
クルシイ、イタイ。スゴク…ツライ。












アメ、ナメマス。」


















(ユーゴ、味覚糖のど飴をまとめて口に入れて舐め始める)















アイバチャン
「ユゴちゃん。
苦しかったね。痛かったね。
本当にごめんね。





みんなと一緒に逃げて、病院に行って…。」














ユーゴ
「アイバチャンさん。
あとはお願いします…。」
























(続く)

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