のど飴戦士アイバチャンSeason9 【最終回前編】










※これはフィクションです。
登場する人物、場所、団体等は実際のものとは一切関係ございません。
※物語に登場するのど飴の名称は実在のものを使用していますが、効果・効能に関しましては実在のものとは異なります。

あらかじめご了承ください。














ユーゴ
「アイバチャンさん。
あとはお願いします。」









(ユーゴ、スタジオを出て行く)














アイバチャン
「Mr.ズドンさん。
正々堂々、おれと勝負だ!」

#Mr付いたらさん付けなくて良いのでは













アイバチャン

HP:100/100
スキル:調理師免許。食品使用戦術。
装備:
・味覚糖のど飴(攻撃、回復、風邪予防)
・味覚糖のど飴EX(攻撃、回復、怪我の治癒と損傷部位の強化、口に入れた時のみ魔物の無力化、風邪予防)
・相葉茶(攻撃、飲んだらダメージ)
・白い服、ベルト、バンダナ、ヘアターバン(動きやすくてお洒落、視界良好)













Mr.ズドン

「AHAHAHAHA!

ヨワイクセニ。」


魔物No.35531 Mr.ズドン

HP:19999/50000
 (一般市民への魔力注入にて著しく消耗)
スキル:体内時計に作用するリズム魔法
装備:ギャングスーツ、触角











Mr.ズドン
(ハァ、ハァ、ハァ…)














アイバチャン
「次はこっちの武器で!!

相葉茶バズーカ!



相葉茶:アイバチャン特製の激ニガセンブリ茶
(水鉄砲からバズーカに詰め替えてみた)












Mr.ズドン

「OH MY GOD!」


HP19999→9999












アイバチャン
「威力バツグンだけど1回で終了なのよね。
たくさん持ち歩けるように改良しなきゃ。」














Mr.ズドン

「ズドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン♪」




ーMr.ズドンは洗脳の呪文を唱えた
















アイバチャン
「おれさ、さっきから思ってるんだけど、
リズム感覚が普通以下なのかな?
それとも鈍臭いだけかな?

みんなと同じだけ呪文聞いてるのにあんまり効いてない・・・






#そんなことないよ










バンドマンって凄いね〜。(感心)」
















味覚トゥ!



ーアイバチャンは飴を投げて攻撃した











Mr.ズドン
HP 9999→9998












アイバチャン
「やっぱ飴投げるのはHP1ずつしか減らないよねー💦

あと9998個なんて飴ないよ!

どうしよ、どうしよ・・・」
















(回想)







ある日曜日の朝・・・














@ユーゴ家







⚡︎テレビ
「元気100倍!ア○パ○マン!


ア○パーンチ!」













ユーゴ
「やったー!
すごーい!ア○パ○マン!」

















@現在・戦闘中のスタジオ




ーアイバチャンはなにかをひらめいたようだ


























アイバチャン

「アイバパーンチ」





#アニメのヒーローから着想を得てみた














Mr.ズドン

HP 9998→9020












アイバチャン
「やった・・・」














Mr.ズドン

「AHAHAHAHAHAHAHA!









ズドンパンチ












アイバチャン

HP 100→60










アイバチャン
「わっ!
そうだよね、接近戦ってこうなるよね💦













でも、戦うしか・・・ない!















アイバパーンチ

アイバパーンチ

アイバパーンチ














Mr.ズドン

HP 9020→6086














Mr.ズドン

「ズドンパンチ」













アイバチャン

HP60→20













(飴舐めて回復)
HP20→100


ーまだ口に残っているので暫くはHP減っても回復できるようだ














(殴り合いの格闘)

















Mr.ズドン
HP 500










「ウ、ガ、ガ、、、
ヨワイ、ヤツ、ニ、マケル…」
















(ガチャ)














シンタロー
「まーちゃん!そろそろ勝ったー?」









ジュリ
「ちょ、おい!まだ戦ってる最中だろ!」










アイバチャン

「まだ…来ないで…」



HP1(回復待ち)









ユーゴ

「アイバチャンさん!

飴いっぺんに舐めちゃいましょう!!
死んじゃダメ!!絶対!!」













アイバチャン
「・・・だよ、ね。
おれ、弱いけど、一応、ヒーロー
…だから。
1人でも魔物を倒せたら、たくさんの人が…」
















ユーゴ
「ヒーローも大事ですけど!




でも、でも!俺は!!・・・


相葉さんが居なくなったら・・・
すごく悲しいです。」








シンタロー
「俺もー!!すげー悲しい!!」





ジュリ
「俺も悲しい!!」





タイガ
「死んじゃイヤ!生きてて!!」








ホクト
「正直言うと。
相葉さんが命がけで戦ってるこの状況も嫌です…。心苦しいです。」









ユーゴ
「相葉さん、回復するまでは俺が戦います。
だから、ちょっと離れて休んで…」











アイバチャン
「だめ…何言ってんの…
おれが戦うの…


てかさぁ…

早く病院行ってって言ったじゃん…!」













タイガ
「ユーゴさ、飴舐めて治ったからもう病院行かなくていいって言って聞かないの!
吐血するなんて大分重症なのに!」











ユーゴ
「いやぁ、だって。
Mr.ズドンにホクトのトラウマ消してもらわないと。」











ホクト
「何言ってんだよ!
お前の幽体離脱癖を治してもらう方が先だろ!」













Mr.ズドン
「ダレガ…スルカ…



エサ、タクサン!6人マトメテ!」











アイバチャン
「この魔物…今まで人間食べてきたような感じしないんだけど…。

でも、このままじゃ・・・まずい。」










HP1→100
(飴を追加で口に放り込み噛み砕く)









Mr.ズドン
「コノウラミ、ハラシナガラ、カイフク…」
















ユーゴ
「恨み?」














ズドン
「コノ、ウラミ…


ニンゲン、オレノ、ジャマバカリ。




ハラ、イタイトキ。
トイレ、イソイデルノニ、ジャマダッタ。

ウタ、キイテタノニ、チュウダンサレテ、ヒトダカリ。

アルイテル、ダケナノニ、ケイサツ、ミハラレテ。

ゼンゼン、タノシメナイ。。。」













ユーゴ
「トイレ行こうとしたら俺が邪魔になってぶつかっちゃって、



タイガの演劇練習で歌ってるの聞いてたら、俺の返り血大量に浴びた後だったもんで警察が来る大騒ぎになって、



以降は警察が市内パトロールしてるから自由に街を歩けなくなったと。






…ただ横浜の街で音楽を聞きながら楽しく暮らしたかっただけだったんだね。」












Mr.ズドン
「ソウイウコトダ!」








ホクト
「とはいってもユーゴはお前のせいで死にかけてるんだぞ!
もしあの時死んでたら…
楽しく過ごすどころか、当たり前の日常を過ごすことすら出来なかった。」










シンタロー
「まーちゃんのおかげで助かったけど、あの怪我してからは幽体離脱するかも、そのまま戻れず死んじゃうかも。


…って、ずっと怖がってたんだぞ!」









ジュリ
「お前さ、人間の世界で楽しみたいと思うんだったらちょっとは自分以外の人間のことも考えろよ。


ユーゴはまーちゃんの飴の力で回復したけどさ、
人間は魔物みたいに強くないし怪我したら簡単に治らないんだよ。」











タイガ
「君は強いんだからさ、弱い人のために力使うほうが、みんなと楽しく過ごせるよね。」











ユーゴ
「みんな…!」













Mr.ズドン
「スマナイ、モウシワケナイ。
ホントウニ、ゴメン。」













ジュリ
「ゴメンで済む問題じゃねーんだよ!」









タイガ
「そーだ!
ユーゴ!こいつのこと絶対許したらダメ!」












ユーゴ
「みんな、ありがとう。








でも、俺、全然いいんだわ。

こいつも悪気あったわけじゃないのはわかったし。
俺が大変だったのもわかってくれたみたいだしさ。

こいつはこいつで、人間の世界で人間と共存しようと歩み寄ってたのに。
人間に拒まれて暮らしづらさを感じてたんだもん。







俺は許すよ。


















ホクト
「ユーゴ。
お前が本心でそう言うなら、俺たちはなんも言えない。」








ユーゴ
「Mr.ズドン、ごめんね。
人間を代表するほどの立場ではないけど、暮らしづらくしてたことは人間として謝るよ。
 

あと、ここにいるみんなは俺の大切な仲間なんだ。
俺のことを真剣に考えてくれて、心配してくれているからズドンのことが許せなくて怒ってたんだ。

みんな良い奴だからさ、悪く思わないでね。」











Mr.ズドン
「ユーゴ・・・。
アリガトウ・・・。」














(ズドンがユーゴの両腕に手を添えると、
大きな光がユーゴを包む)














アイバチャン
「え、ちょっと、これはなに!?
悪い物じゃないよね??」













Mr.ズドン
「カラダ、タマシイ、クッツケタ。
これでもうOK。」










Mr.ズドン

HP500→300













ユーゴ
「ズドンさんありがとう!!」









(ジュリ、友達から貰ったお清めスプレーをかけてみる)









ユーゴ
「お、大丈夫!魂抜けないよ!」











Mr.ズドン
「えへん。」










(もっと大きな光を出す)













ズドン
「タテモノ、ゼンブ、ナオシタ」





HP300→100











アイバチャン
「凄い…めちゃめちゃだった壁が綺麗に元通りになってる。」













Mr.ズドン
「アトは、アトは…」















(ホクトの頭に手をかざす)















ズドン
「イヤなコト、笑い話に!」













ホクト
「(ハッ!)




ユーゴ!
あの時の怪我は衝撃的だったけど…

元気になって良かったな〜!笑」















HP100→0


















(バタッ)

















ユーゴ
「え?ズドン?大丈夫?

死んじゃったの?」














アイバチャン
「魔力使い切っちゃっただけだよ。
ちゃんと助けてあげようね。」















ユーゴ
「あ、のど飴の出番か!」













(ユーゴ、飴をMr.ズドンに舐めさせる)















Mr.ズドン
「ユーゴ…助けてくれたの?

ありがとう。本当にありがとう…」












(Mr.ズドン、ゆっくり起き上がると左手をユーゴの背中にそっと廻し、右手を顎に添える)













(そのまま顔を近づけようとする)














ユーゴ
「え?ちょ、待って!

それはだめ!


ソーシャルディスタンス!


オーケー??
密は避けよう!これ、密接ですよ?」

























ズドン
「ユーゴ・・・

愛してるよ。










誰かを許せる優しさは、強い心を持っているから…


弱い身体は・・・任せて。

俺が一生かけて守るから。













(Mr.ズドン、ユーゴを床に押し倒して顔を近づける)
















ユーゴ

「助けてー!泣」














一同

(爆笑)















ユーゴ
「お前らさ、

笑い転げてないで

助けてくんない?


魔力ないはずなのに力めっちゃ強いんだけど!!」













シンタロー
「お前がもっと食えば良い話だろ?



太れ太れ!笑笑」










ユーゴ
「そうなる?
そうなっちゃう?

いやぁ〜!!

とりあえず今この状況をなんとかして!」












Mr.ズドン

「ユーゴ嬉しそう。

良い声出てるね。
もっと楽しく…シようよ。」











ユーゴ

「嬉しくねぇんだわ」









ホクト
「ズドン!
今度良い栄養ドリンク教えてやるよー!」








(やめてー、マカとかマムシ教えないでー)










ジュリ
「お前が教えてんじゃん」













(続く)

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