のど飴戦士アイバチャンSeason10 【第1話】







※これはフィクションです。
登場する人物、場所、団体等は実際のものとは一切関係ございません。
※また、物語に登場するのど飴の名称は実在のものを使用していますが、効果・効能に関しましては実在のものとは異なります。
あらかじめご了承ください。


























@重岡家










シゲ
「あ〜!暇や〜!暇や〜!


ステイホームしんどい〜!!」









のんちゃん(弟)
「ひまや。しんどい。」











タマ
「ニャ〜。」
(感染症流行しようがしまいが別に生活変わらん)












シゲ
「なぁ、のんちゃん。暇やなぁ。
タマもこんなに伸びちゃって。」












タマ
「ニャニャニャー!」
(これは通常運転や!)











のんちゃん
「ひまやぁ。
高校までの全科目の教科書を読んで覚えて予習が終わったからめっちゃひまやー!」











シゲ
「のんちゃんw
今年で3才なん嘘やろ??
15年後までの予習終わったん?笑笑」












のんちゃん
「お兄も早よ僕にお勉強追いついてな〜。」









シゲ
「えぇー、ムリムリムリムリ!
しんどすぎて追いつく気ないで?

あぁ〜。暇や〜!」










シゲ母
「ダイちゃんも大学受験したらええのー?

神ちゃんとトモちゃん忙しそうやん♪

今日も塾のリモート授業なんやろ?」











シゲ
「やっぱ暇つぶしって勉強になるんやw
せやったら暇な方がええわー!笑笑











あー!

神ちゃんとトモちゃんに会いたい!
















シゲ母
「ダイちゃん、勉強キライなとこお母さんに似たんやね〜。
お母さんと違って高校行っただけエライわ〜。」











シゲ
「お母さんはじいちゃん死んでから家が大変やったからしゃあないやろ。笑笑





父ちゃんも勉強出来るイメージないねんけどな。
のんちゃんの天才遺伝子はどんな変異起こったねんw
コロナの変異より凄いわw
一家の奇跡や!!笑笑」











シゲ母
「お父さんやて一応卒業間近まで大学行ってたんやで。」











シゲ
「父ちゃん卒業しなかったの勿体ないな。




鳥の唐揚げの衣残すくらい勿体なーい!!」











のんちゃん
「それめっちゃ勿体ない!」











シゲ
「あー!
唐揚げ言うたら唐揚げ食べたくなってきた。








アイバチャン来ぇへんかなー?
鳥の唐揚げ注文したいー!」











シゲ母
「アイバチャンの唐揚げはホンマに美味しいもんねー。
自分であんなに美味しい唐揚げ作れるんやもん、大好物が唐揚げになるのわかるわぁー。」











シゲ
「なぁなぁ。
横浜から帰ってきてから、強くなりたい言うて毎日山籠りしてるやん。



これ以上強くならんくてもなぁ(笑)



あのくらいでちょうどいいやんな。



よっぽど横浜の魔物が強かったんやなぁ。」












のんちゃん
「いいえ、僕が思うには
魔物が強かったというより、
アイバチャンが一般市民を守りきれず危険に晒してしまった。
もしくは一般市民に助けられたんやないかと。」







シゲ
「あー、せやな!ありえるな。

アイバチャンはそっちの方が頑張れそうな気がする。」




























@兵庫県○町・山奥












(ハックション!)













相葉ちゃん
「やっぱ山はこの時期花粉多いのかなー?
魔物と戦う前にまず花粉に勝ちたいなー。
まだまだだなぁ。








はぁ〜。疲れた〜!!
特訓で強くなれてるのかなー??








(ギュルギュル…)














あー、お腹すいたー。

お弁当たーべよ!












#手作り弁当
#アイバチャンお手製
#大好物の唐揚げ
#噂をすれば
#活力アップ
#本業ヒーロー副業キッチンカー経営














夜のお弁当・・・ガマン!
今食べて、晩ご飯下山・・・ダメ!!















・・・見るだけ!!
#晩ご飯もお弁当
#自信作らしい
#テーマは春
#山で収穫したものも入れてみた












・・・・・・。
































・・・・・・。
















相葉
「こぐまだ!
可愛い♡フワッフワ♡」






#そこかい
#春の山
#冬眠から目覚めたくま
#お腹ペコペコ











くま
「おにいさん、おべんとう作るのじょうずだね!」










相葉
「一緒に食べちゃおっか。笑笑」












くま
「わーい。」
















(♪♪♪♪♪♪ ♪〜) 電話が鳴る













くま
「わっ!くまよけ??」














相葉
「くまさん、びっくりさせちゃってごめんね💦
大丈夫?」










くま
「うん。ありがとう。」














相葉
「ちょっとごめんね。









はーい!もしもし!











あら!そうなの!?




うんうん。




わかった、今そっちいくね!










(ピッ)










大変、下山しなきゃ。









くまさん、このおべんとうあげるね。」










くま
「おにいさん、いいの?
ありがとう。」











相葉
「山のふもとの公園でキッチンカーのお店やってるから今度おいでよ!
待ってるね😊」











くま
「うん!サーモンたべたいな!」









相葉
「サーモンね、用意しとく!
じゃあね😊」























@重岡家の風呂場











相葉
「シゲちゃん!大丈夫!?


雪男出たって・・・。」



















シゲ
「アイバチャン!


俺たちは大丈夫なんやけど・・・


ほれ、この人。





この人が大丈夫じゃなさそう。」














相葉

「凍ってる!!」













シゲ
「そう!
それで浴槽の中でずっとシャワーのお湯かけてんの💦」












シゲ母
「ダイちゃん、お湯湧いたわよ!」








(キッチンで沸かしてきたやかんのお湯をかける)










のんちゃん
「タオル持ってきた!」











シゲ
「おおきに!」











相葉
「おれ、車からウォーターサーバー持ってくる!
少しならお湯出るし、タンクの水をお風呂に入れて沸かしたら暖められそう!」













(30分後・・・)










のんちゃん
「氷全部溶けた!!」













シゲ
「マンモス飼ってそうな人やな。
原始人?










やっぱ雪男かな。








スノーマンや!」













のんちゃん
「お兄、スノーマンは雪男ちゃう。
雪だるまや。」











相葉
「そうなの!?知らなかった!!








スノーマンというよりストーンズ…











すとーんず。















(相葉ちゃん、じーっと雪男?の顔を見る)
















え?ちょっと!!
なんでここにいるの??」











シゲ
「アイバチャンの知り合い?」











相葉
「ユゴちゃん!?

あのー、横浜にいたとき居候させてくれてた。ユーゴくん。










爆イケバンド・すとーんずのベーシストだよ。







ほら、前シゲちゃんとテレビ電話した…」











シゲ
「あ・・・・・・。



あん時な、多分魔物からのダメージ受けて魂抜けやすかったせいやと思うんやけど・・・。










カメラに一切映ってへんかってん。








そんで、映ってる体で会話してた(笑)








同じこと神ちゃんも考えてて。
2人で咄嗟にやってしまいまして。










街の人たちも協力してくれました〜(笑)










だって、だってさ!

カメラに自分映らんとか怖すぎるやん。
言ったらショックやろうなと思って。」









のんちゃん
「お兄は優しいなぁ。
アホが全部隠せるくらい親切や。







それにしても、横浜からどうやって来たんやろ。









川から流れてきたけど、横浜と川で繋がってるわけちゃうし。
海で流されて川の下流から上流に逆行する形で流れて来たことになる。








でも、僕たちが見た時は…
山の方、上流から流れてきてた。







何か不思議な力がかかってることは間違いないな。」













相葉
「のんちゃん・・・。




また頭良くなってない?」











シゲ
「高3までの教科書全部覚えてんで(笑)」











相葉
「すごい・・・将来有望!!



大きくなったら何になりたい?」









のんちゃん
「僕は、この町に生まれた以上、
魔物のことについて誰かがしっかり研究・調査すべきやと思う。
今はそれをヒーローが沢山の魔物と戦いながら情報を収集して、上層部に送って、というのをやっているみたいやけど、それは効率が悪い。

誰か調査に特化した人がいればヒーローの負担も減らせるし、ヒーローは退治に集中出来る。
魔物探しの時間も短縮化できる。

その役を僕が買って出たい。

調査するだけなら戦わなくて済むからね。」













相葉
「のんちゃん・・・。

それめっちゃいい!!



それ上の人に意見出そうかな♪」













シゲ
「せや、1級戦士にそのアイデア預けておいたら絶対通るで!
のんちゃんナイスや👍🏻」













ユーゴ
「ん・・・・・・。」








相葉
「あ、ユゴちゃん!目覚めた!!」









ユーゴ
「・・・・・・?」












(口を動かしてる)










シゲ
「ユーゴ君?大丈夫?
返事出来る?」










ユーゴ
「・・・・・・。」









(キョロキョロしながらすごく口を動かしてる)












のんちゃん
「どうやら、声が出ないみたいですね。」










(ユーゴ、頷く)

















(続く)

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