のど飴戦士アイバチャンSeason9.5 【凍える恋は君のせい③】







※スピンオフ作品。
※これはフィクションです。
登場する人物、場所、団体等は実際のものとは一切関係ございません。
あらかじめご了承ください。





















@ユーゴのアパート前






















(座り込んでるジェシー)














ジェシー
「ユーゴ、大丈夫かな?


どうしよう…どうしよう。


ユーゴのこと守りたい。
…なのに今まで何もできてない。












これがただの家出で、ユーゴが無事ならいいな…。














あれ?良くない。

家出でも良くないよ!!








ユーゴが居ない人生なんて考えられない…









愛する人が居なくなるだけで辛いのに。










僕、この世界に1人取り残されたら…
何も出来ない…。













あれ?
僕、なんでこんなに臆病になってるんだろう。









なんだろう・・・この気持ち。











すごく・・・苦しい・・・。


苦しくて、苦しくて仕方ない。















・・・早く会いたい。













ユーゴ、お願い。
僕を1人にしないで・・・。」


























「おーい!ジェシー!!」














ジェシー
「ジュリ、シンタロー、タイガ。
みんなどうしたの?」














ジュリ
「ユーゴまだ見つかってないの?」









ジェシー
「うん。」









ジュリ
「どうせすぐ帰ってくるだろ、と思ってたんだけどさ。
L○NE送っても全然既読付かなくて。」










シンタロー
「俺も俺も!
ただコンビニ行っただけだろうなと思って、ジェシー帰ってからユーゴにL○NE送ったんだけどまだ既読付かないんだよ。」













ジェシー
「あ、あの薄い電話?
家に置いたままだったよ。」












タイガ(ユーゴのバンド仲間、坊っちゃま)
「こんなときに不携帯とか…
ありえない…



ジェシー、さっき家に来たとき出れなくてごめん。
ドローンの撮影した映像を後で見たらジェシーが映ってて。
グループL○NEで2人が騒いでたから僕も探しに来たんだよ。




雨降ってきちゃったね。
これ使ってよ。」










ジェシー
「タイガ、ありがとう。」








シンタロー
「俺たちも一緒に探すからさ。
大丈夫、すぐ見つかるよ。」











ジェシー
「みんなありがとう…
本当にありがとう。
すごく心強いよ。」









ジュリ
「何言ってんだよ!」
















「俺たち仲間だろ」















ジェシー
「良かった。僕は1人じゃなかった。」













ジュリ
「そういえば、ホクトは?

既読スルーして寝たか?」













ジェシー
「さっき家に行ったけど出なかったよ。


















(クンクン、クンクン)
匂いを嗅ぐジェシー















ユーゴの匂いがする。

近づいてきてる!!」











ジュリ
「あいつ匂いしたっけ?」









タイガ
「あー、最近香水付けてるよ。
ドル○ェ&ガッバーナ!」











シンタロー

「別にきーみを求めてないけど♪

横にいーられるーと思い出す♪

君のドル○ェ&ガッバーナの♪

その香水のせいだよ〜♪」











ジュリ
「お喋りクソゴリラに歌のパス回すと止まんないから💦」











ジェシー
「上手だね!」










ジュリ
「フツーに褒められてるw」










ジェシー
「確かに最近匂い増えたような気がするけど、ちゃんとユーゴの匂いもするよ。









お花畑とそよ風

みたいな。









幸せな気持ちになるんだ♡」











ジュリ
「フェロモン隠しのドル○ェ&ガッバーナは全く効かなかったんだ…(笑)


ジェシー対策大失敗じゃんw」










シンタロー
「飴の副作用で同じフェロモン出てるけど、
まーちゃんの匂いは?
好みじゃないの?」











ジェシー
「あー。

焼きたてのクッキーの匂い



こないだユーゴがアイバチャンのレシピを見ながらクッキー作ってくれたんだけど、匂いが一緒だったよ!

すごく美味しかったよ!」










シンタロー
「へー、匂い違うんだ!


てかクッキー俺の分焼いてくれないのかよ〜!
まーちゃんの手作りクッキーすごいお気に入りなのにー!」



#お前全部食ったよな
#本編4話冒頭










ジェシー
「でも僕の愛にそこまで匂いは関係ないかな。





人柄は2人とも良いんだけどね。






僕が愛してるのはこの世にただ1人。
ユーゴだけなんだよ。












(クンクン)
・・・さっきより近づいてる。

どんどん近くに来るよ!!」






















ホクト(ユーゴのバンド仲間、クール)
「お前さ、本当に気を付けろよマジで!」










ユーゴ
「ホクト、マジで助かったわ〜💦
ありがとう💦

あー寒い💦すっかり冷えちゃった。」



















ジェシー

「ユーゴ!!」















ユーゴ

「ジェシー!


遅くなってゴメン!!」













ジェシー
「帰ってきてくれた・・・!

僕のもとへ帰って来てくれた!!




良かった〜!泣」


















ユーゴ
「あれ?みんなどうしたの?」















ジュリ
「どうしたの?じゃねーよ(笑)


お前がいなくなった、って、
お前の恋人があちこち駆けずり回って探してたから一緒に探そうと思ってさ。」










ユーゴ
「ゴメン、ホントゴメン!
全然、大したことじゃないから💦


って恋人じゃねーからw(笑)」












ホクト
「人騒がせなんだから〜💦」












ユーゴ
「ジェシー大丈夫?寒いだろ?
風呂上がりだからさ、
湯冷めしちゃうから早く家に入って・・・」












(ジェシー、路上でハグ)












ユーゴ
「ジェシー、外ではダメ!

って!強すぎだっ!って!うっ!」












一同
「ヒューヒュー♪♪」














ジェシー
「逢いたかった・・・

あったかい。」












(泣)






















シンタロー
「わぁ、雨やんだ!

夜なのに虹出てる!!」













タイガ
「ところでお前どこ行ってたの?」










ユーゴ
「ぃいゃあ、あのさ!
ちょっともうやめようか!
(抱きつくジェシーを振り払う)






風呂入ったときに湯船でアイス食べたんだけど、そういえば最後の1個だったな、
ジェシーの分ないな、って思って。

ジェシーが風呂に入ってる間にコンビニに買いに行ってたんだわ。







コンビニの帰りに、童顔だから未成年だろ、
っておまわりさんに職務質問されちゃって。





現金少しもって行っただけで免許証も学生証も持ってなかったから年齢を証明できなくて。」










ホクト
「交番に補導されそうなところを俺がたまたま見つけて助けた、って感じかな。」










ジェシー
「・・・・・・。」









ユーゴ
「ジェシー?
いつもの元気がねぇじゃん!
大丈夫?風邪引いたんじゃないよな?」










ジェシー
「ホクト。
ユーゴを守ってくれてありがとう。





僕は、何も出来なかった。

一生、命に換えても守るって決めたのに。

僕は・・・ダメだ。。。













ユーゴは本当に優しい。
本当に素晴らしい人間だ・・・。
また愛おしくなった。



でも、僕は・・・」















ユーゴ
「ジェシー何言ってんの?
俺はこんなに一生懸命になって探してくれて凄く嬉しいよ。
ジェシーも風呂上がりで寒かったはずなのに。
こんなに人に愛されるなんて、俺すごく幸せものだよ。
ありがとう😊







俺は・・・・・・


















あんまり愛してないけど😊

ははは笑笑w」


(2回目)













ホクト

「お前最悪だな」






タイガ

「ひどい!!」






ジュリ

「小悪魔だ!!」






シンタロー

「恋心を弄ぶのはよくない」






ジェシー

「悲しい…

でもキュンってする!

たまらない!


とても魅力的だよ。」








タイガ
「あざと小悪魔の沼にハマってるね〜」










ユーゴ









ジェシー

 ❤️









タイガ
「萌え袖に悩殺されちゃったー!

ジェシー騙されるなよ。
こいつ人間の姿をした小悪魔だよ。」





















@翌日







ユーゴ
「ジェシー!
俺もジェシーの真似しようと思ってさ。


俺からのプレゼント😊」

















#8本のバラ
#花言葉
#あなたの思いやりに感謝しています












ジェシー
「ユーゴ!ありがとう!
すごく嬉しいよ!」










ユーゴ
「この部屋、バラだらけになったね。」










ジェシー
「12本あるよ!!
今度は12本あげようと思ってたんだ。」










ユーゴ
「へー!ありがとう😊」





















#12本のバラ
#花言葉
#私と付き合ってください
























(終わり)

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