のど飴戦士アイバチャンSeason9.5 【凍える恋は君のせい②】
※スピンオフ作品。
※これはフィクションです。
登場する人物、場所、団体等は実際のものとは一切関係ございません。
あらかじめご了承ください。
※お風呂上がりにジェシーと暮らすアパートから突然居なくなってしまったユーゴ。
どこに行ってしまったのでしょうか?
(バン!)
玄関のドアを勢いよく開ける
ジェシー
「ユ〜ゴ〜!
どこに隠れたのー?
AHAHAHAHA!!
人間になったら早く走れなくなっちゃってるよ〜!!
こんなんならユーゴが遠くに行っちゃうねー!
まぁ、そんなに早くないか!
人間だからねー!!
ハァ、ハァ、ハァ、ハァ…
あれ?おかしいな〜!
なんでこんなにすぐ息があがるの?
もしかして・・・
人間って・・・か弱い。
人間はみんな弱くて不便な暮らしをしてるんだね!!
人間のこと守ってあげなきゃね!!
あ、でも僕も人間になったからこの身体じゃ守れないねー!!
でも・・・
絶対に…
ユーゴのこと…守る…
一生懸けて…守る…!
(ピーンポーン)
(ガチャ)
ジュリ(ユーゴのバンド仲間、ご近所)
「こんな時間に来客なんて珍しいね?」
ジェシー
「・・・・・・。
ユーゴ来てる?」
ジュリ
「来てないよ?
喧嘩して家出でもしちゃったの?」
ジェシー
「わからない。
風呂上がったら居なかった。」
ジュリ
「あいつ家ではゆっくり風呂入りたい人だからね。
あんまり騒いでると流石に怒るかもよ。」
ジェシー
「あー、騒いじゃった!!」
ジュリ
「怒らしたのかもな〜。
あと、ジェシーのボディソープの消費量多すぎて困ってたかな。
んじゃ。またすぐ〜。」
(ジェシー、閉めようとしたドアを止める)
ジュリ
「???居ないよ。」
ジェシー
「ジュリが服着てないのが気になる。
僕の恋人に何かしてた訳じゃないよね?」
ジュリ
「わかった、わかったから(笑)
入って見て行きなよ。
本当に居ないから(笑)
お前びしょ濡れだけど、まさか風呂上がりそのまんま外出てきた訳じゃないよな?」
ジェシー
「そんな感じ!!」
ジュリ
「・・・・・・(笑)
ドライヤー貸すから使ってって。
お前さっきから笑ってるように見えるけど、
目の奥が悲しすぎる。」
(ピーンポーン)
(ガチャ)
シンタロー(ユーゴのバンド仲間、熱血漢)
「はーい。
おー、ジェシーどうした?」
ジェシー
「ユーゴ来てる?」
シンタロー
「…あぁ、うん。
居るよ?
ジェシーも上がんなよ。」
ジェシー
「ユーゴ!ユーゴ!
・・・・・・
居ないじゃん!」
シンタロー
「ユーゴが居ないからビックリして飛び出してきたんでしょ?
そんな格好で探し歩いてたら寒いよ。
これ着ていきなよ。
多分…サイズ合うんじゃないかな?」
ジェシー
「え?いいのー??
ありがとー!!」
(ピーンポーン)
(ピーンポーン)
ジェシー
「ホクト・・・居ないのかな?
寝てるのかな?」
(ピーンポーン)
(ピーンポーン)
ジェシー
「タイガの家、おっきいなぁ。
このおうちなら、お邪魔しても見つけられなそうだよ。」
(トントントン)
⚡︎⚡︎⚡︎ドローン
「不審者発見、不審者発見、、、」
⚡︎ビビービビー
ウゥーーーーー
ジェシー
「これ、危ないやつかな!
逃げよう!!」
ハァハァハァ・・・
ジェシー
「近所のコンビニだ・・・
ここに来てないかな?
(ドアを開けて入店)
F♯DADEA〜EF♯EAD
居ない…かなぁ。
このアイスクリーム、ユーゴが好きなやつ…
売り切れてる。
今度お花じゃなくてアイスあげようかな。」
@アパート前
ジェシー
「戻ってきちゃった。
どこ行っちゃったんだろう。。。
ユーゴ、ゴメン・・・
僕のこと嫌になったのかな・・・。
僕のこと愛してないって言ってるし。
それとも事故に巻き込まれた?
悪い人に連れていかれた?
まさか魔界の悪魔に目をつけられて襲われた?
どうしよう・・・。」
(続く)
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