のど飴戦士アイバチャンSeason10 【第4話】









※これはフィクションです。
登場する人物、場所、団体等は実際のものとは一切関係ございません。
※また、物語に登場するのど飴の名称は実在のものを使用していますが、効果・効能に関しましては実在のものとは異なります。
あらかじめご了承ください。




































(zzZ〜)


















(スヤスヤ…)
















(ムニャムニャ・・・・・・)
























♫♫♫♩〜♫♫♫♩〜























(ん?ピアノの音?

ダイキ君かな?

でもまだ夜だよね。。。)








 














♫♫♫♫♫♫♫




































(だれ?)

















「ユーゴ。

俺さ、ピアノやめることにした。







もうさ、コンクールで誰かと戦うために弾くの疲れたというか。
客席にたくさん人がいるのに独りぼっちみたいな感覚が凄く嫌になったんだ。









今度は・・・昔みたいにもっと楽しく弾きたいな。














ほら、小学生の頃さ。
お前がウチに来たら一緒に弾いて遊んでただろ?










あのときすごい楽しかったなと思って。














ひとりで弾くんじゃなくて、
誰かと一緒にやりたくなったんだ。









…で。
バンド、やろうかと思って。




















それでさ。





お前も・・・一緒にやらないか?














あの〜、楽器とか、何もやったことないのはわかってるんだ、わかってるんだけど。











俺・・・お前と一緒にやりたいんだ。」
































(なんだ・・・夢か。










なんだろう。懐かしい感じ。)





































@公園・キッチンカー























相葉ちゃん
「ユゴちゃん、荷物の確認は順調かな?」














(ユーゴ、思いっきり首を振る)















[😵]















のんちゃん
「読者さん!
ユーゴ君の家族と友達がたくさん荷物を送ってきてくれたんですよ!!」














シゲ
「のんちゃん偉いなぁ〜!
ええ子ええ子♪

ちゃんと読者さんにこの1週間で起こった出来事を教えてくれるんや〜。」











神ちゃん
「今シーズンは今のところ

重岡家の木曜日

を見せてるだけやもんな(笑)



うん、オレも最近みんなと会われへんから助かる♡」
















相葉
「冒頭のノリがスピンオフみたいだもんね(笑)」













シゲ

「作品がスピンオフ状態になることを一切阻止しないゆるい主人公やw

(爆笑)」












神ちゃん
「なんか今日は凄く平和な回になりそう。
ならないんやろうけど(笑)」











シゲ
「そうそう、話戻るけどアイバチャン〜!
ユーゴ君の荷物の中にフォトアルバムがあったもんで、見始めたら止まらなくなってしもたんや〜(笑)



家族とか、友達とか、
思い出せるかもしれへん!」


















ユーゴ

[😊]

(大事そうにフォトアルバムを持ってる)













シゲ
「良かったな〜。
めっちゃ嬉しいみたい。





先週あげたカードも大活躍やし。」








[]と絵文字はカード使うてますよ(^ヮ^=)

















#ちゃんと見せてくれる
#大サービス
#はいユーゴありがとうもういいよ〜
#もちろん作者の加工です















相葉
「元気にしてるよー、つって写真送っておくね♪」










(パシャ)












シゲ
「アイバチャンがスマホ使いこなしてるのまだ見慣れへん(笑)」












神ちゃん
「ユーゴ君、髪切ったらスッキリしたなぁ。
髪もヒゲも前ほど伸びんくなったし。」












のんちゃん

「読者さーん!!


商店街の床屋さんは骨折がまだ治らへんのやけど、先週不審者と乱闘したときナイフで変な感じに髪切られちゃってそのままにもしておかれへんから、タマの担当トリマー・伊ニャーに切ってもらいました。」











ユーゴ

[😭]














シゲ
「オカンが嬉しそうに髪結ってたから、不審者に切られたときはショックやったみたい。」










 

相葉
「もぉ〜優しいんだからぁ〜💦
ユゴちゃん、あんな怖い思いしたのに。











って、え…?

トリマーさん。人の髪も切れるの!?」



















(回想)







伊ニャー
「人の髪切るの初めてだよー。
ずっとネコちゃんのトリミング担当だったからねー。
今日はどうなさいますか?
タマちゃんとお揃いにしますか?」






















@現在・公園





シゲ
「で、結局ウチのタマとはお揃いにならんかったと。」




















神ちゃん
「しかもパーマ当ててくれたんやな。
ツーブロックもしてくれて。
ネコ担当トリマーがハイセンスで良かったな〜(笑)







なぁ、今度ベース弾いてや〜!
テキトーに弾いてくれたらオレがギターで合わすから!」














[😊]👌












のんちゃん
「おぉ!セッションやな!

因みにサッカー同様、ベースもちゃんと身体に染み付いてるみたいで完璧に弾けます!」















神ちゃん
「ん?なになに?



この写真?軽音部・・・。


おぉ、これは高校の文化祭の写真?




ベース弾いてるー!!

めっちゃカッコいい〜!」













相葉
「こっちも見て見てー!
大学入ってからのバンドの写真もあるよー!」
















(・・・・・・)

















[🥺]














相葉
「このカードは?」













シゲ
「はい、どうしましたか?笑笑










これ、何か言いたくなった時のカードなんや。」













神ちゃん
「この絵文字。

訴えかける顔


って名前らしくて。
そういうことにしたの。」

















(ユーゴ、写真を指さす)
















のんちゃん
「このイケメン集団の写真がどうしたん?」

















(ユーゴ、何かドヤ顔)













相葉
「あ!もしかして…!!
思い出したの!?」













[😊]👌















一同

「良かったー!(歓喜)」












シゲ
「この写真に映ってる人たち全員?
それとも何人か?」






















☝️














神ちゃん
「1人なんやな。」













ユーゴ
(トントン) 写真の自分のところを指でつつく













相葉
「そうそう、これがユゴちゃん。



いい笑顔だね〜。
癒し系のさわやかボーイでね〜。」















のんちゃん
「ワードセンス古ない!?

さわやかボーイてwww」



思い出したんはどの人?」
















(トントン👆) 1人だけ指でつついてる














(他のページめくる)






(他の写真もトントン👆)



























相葉
「そうそう、さっきの子ね。

その子は小さい頃からの幼なじみだよね!

一緒のバンドでキーボード弾いてる子でさ!」


















[😲]



















神ちゃん
「そこはまだ思い出されへんらしい💦」

















ユーゴ

[😊](苦笑)















神ちゃん
「でも凄いやん!思い出した!」


















相葉
「ちょっとずつ思い出していけるかもね!








そうそう!
おれのはとこの卓巳くんに聞いたんだけどさ・・・」



















「ハックション!







あれ?おれの噂してる?






まっ、いっか。
このドーナツ美味しいから♪」

















相葉
「あれ?卓巳くん!!

いつからここに!?」
















卓巳先生
「いまいま!ちょうど来たとこ!
ここ来るまでスイーツ我慢できなくてさ、駅着いて直ぐにキ○スクでドーナツ買っちゃったよ♪」













ユーゴ

[😲]

(そっくりな2人を見比べてキョロキョロ)










シゲ
「いろんな意味でアイバチャンにそっくりなお医者さんや!!笑笑」














相葉
「もぉ〜なんで来たの〜!
呼んでくれたらおれが行ったのに💦

卓巳くん仕事忙しいし、移動でコロナ感染したらどうするの!!(おこ)」










のんちゃん
「おにいさん、アイバチャンに怒られてもうてるやん。」













相葉
「おにいさんだって!笑笑

おれたちもう

オジサン

なのにね〜!」











卓巳先生
「だよねー。もう若くないよねー。」










のんちゃん

「ダメージ受けてる」













神ちゃん
「だから〜。

全くおじさんに

見えへんねん!」












相葉
「卓巳くんは今のとこ血圧とかコレステロール大丈夫なの?」













のんちゃん
「お医者さんが不養生してないか心配なんやな。」







 



相葉
「卓巳くん、腎移植のドナーになってて腎臓1個しかないの!
血管硬くなると残ってる腎臓に負担かかっちゃうんだって。

しかも感染症起こしても腎臓に負担かかっちゃうらしくてさ。






はい、とりあえず水分摂って!!」















卓巳先生
「はいはい、わかった、わかったから!笑笑

暫く会ってない間にお節介焼き酷くなってない?」











相葉
「今日の晩ご飯はオッサン2人で

血圧とコレステロール

に気をつけようね〜」














卓巳先生
「動脈硬化予防しようなんて
まさきの割に随分詳しいね。
教えたっけ。」














相葉

「調べましたぁ〜




"まさきの割に"って失礼な!(おこ)」











卓巳先生
「あー!ごめんごめん!!
やっぱりさ、まさきはちょっとおバカだけど生活力はあるからスゴイよねー。。。」









シゲ
「それ褒めてるん?笑笑」











卓巳先生
「褒めてる!すごい褒めてる!」











のんちゃん
「おっちゃんも同じような顔してるからおバカ路線に見えて来るんやけど。笑笑」










相葉
「同じ顔でお医者さんなのめっちゃ悔しい!」











のんちゃん
「コスプレちゃうんや〜!」











卓巳先生
「本物だよー!

あ、そうそう!
おれ今朝PCR検査と抗原検査受けて陰性だったの確認済みだよ!
だから安心してね。

ドーナツ食べる前に手指消毒もしてますから♪」














のんちゃん
「いやいや、兵庫県は東京よりも変異型ウイルスの感染者数多いから💦」












卓巳先生
「東京は神戸と比べて検査やってないからね。

検査キットケチらないと後で足りなくなっちゃうから。
調べてない以上検出されるわけないのさ。








話戻すけど、まさきは


ユーゴ君はここに来る前に何らかのトラブルに巻き込まれて、悪魔の魔力を大量に浴びたんじゃないかって。


いう話をしようとしてたんでしょ?


昨日L○NEで話してたやつ!」













ユーゴの心の声
(本当、すごい話戻したね)












シゲ
「本当にめっちゃ戻った〜
ユーゴ君びっくりしてるやんw笑笑」












相葉
「そうそう!」














卓巳先生
「ユーゴ君は味覚糖のど飴を舐めすぎた影響で、魔力を浄化出来る自己免疫を手に入れちゃったようでね。




自己免疫で身体に入った強い魔力を無力化させた代償で記憶の方も…
って可能性がかなり高いんだ。







でも、記憶障害は一時的なもので落ち着く可能性が高い。
のど飴の効果でダメージを受けた部分が自然修復されていくはずだよ。」












のんちゃん
「不思議なことがいっぱいやなぁ。


あの〜こないだまでのモジャモジャ頭とヒゲも、自分の身体を守ろうとしたのかもなぁ。


大体の魔力を浄化し終えた今、
毛の生える速度が戻ったのかも。」











ユーゴ

[😲]













シゲ
「ホンマやなぁ。
のんちゃん名推理や。」











ユーゴ

[😊]














(のんちゃんの頭なでなで)











のんちゃん
「えへへ。」












卓巳先生
「その通りだよ!坊や凄いね!



坊や、おいくつ?」










のんちゃん
「ぼく、3さいですが。」











卓巳先生
「さ、3才・・・
さっきから3才の割にすごい難しいこと話してたよ・・・(脱帽)」













相葉
「凄いでしょ?
この子は川に落ちてないんだよ。」












のんちゃん
「あ!川と言ったら!!

先週ユーゴ君がお兄たちと神ちゃんのトラウマを消してくれたのは、良い魔物さんの魔力も持ってたからやない?」














卓巳先生
「待って待って、川?
それはどういうこと?」












神ちゃん

「この町の都市伝説な」













シゲ
(すぐそばにある川を指差して)


「そこの川、魔界と繋がってんの。
川に落ちた人間は絶対自力で助からへんのやけど、魔物が助けてくれたときにだけ川から浮き上がれて助かる。


助かった人は、その魔物の力を受け継ぐ。



って感じやったかな。







この辺なら、お兄と俺ともりぼー…隣の交番の若いおまわりさん(本名:森坊丸)が溺れたけど助かった人で。


お兄は動物と話せるようになって。
俺は突然サッカー上手くなって。
もりぼーは銃弾がスローで見えるくらい動体視力が良くなった。」













卓巳先生
「あー、あれか。


都市伝説ってことになってるのねぇー。








それ、本当は

助けてるんじゃなくて、

人間が魔界に入らない

ようにしてるんだよ。」














神シゲ
「マジか!」











相葉
「あ・・・まさか。」












シゲ
「なんか心当たりが!!」











相葉
「違うかもしれないけど!









何回も幽体離脱を起こしてたときに、魔物さんが魔力を使って身体と魂をくっつけてくれたの。
あのー、ユゴちゃんと一緒に暮らしてる魔物さんね。
ユゴちゃんのこと大好きな♡







そのときの魔力で助かった可能性はあるかなーと思って。






ほらぁ。
トラウマ消し、出来る魔物さんだったし。







さっきの写真の、ホクトくんもトラウマ消して貰ったの。







・・・・・・






まぁ、おれの予想よ。





全然自信ないからね!」













卓巳先生
「人間界に住んでる魔物の能力を使えた・・・

もしかしたら川に落ちたとき、
魔界の魔物に追い出されずとも魔物に助けられていたのかもしれないね。



ありえそう。
ジェシー君なら絶対。うん。」












のんちゃん
「いやぁ〜でもなぁ〜。





ユーゴ君は魔力を自己免疫で消せる体質なんやろ?



助けてもらったところで自己免疫発動する可能性もありやない?」











相葉
「本当だ!



でも、ぜんぜん魂分離しなくなってるし。
魔力効いてると思うんだけどな〜。











こりゃわっかんないぞ」




















神ちゃん
「その魔物さんの魔力は自己免疫でやっつけないんちゃうか?」










のんちゃん
「ありえますね。
身体にとっては有益な魔力ですから。」











卓巳先生
「あと…身体に合ってる。


魔力にも色々種類があって、相性もある。



人間に対して魔力を使ったときに、
かかりやすさに個人差が出るんだよね。」













相葉
「あ!そうだ!




その魔物さんと戦ったとき、バンドメンバー達が洗脳の魔法をかけられたの!!






凄いリズミカルな呪文を唱えたら、



ベーシストとドラマーが異常にかかりが良かった・・・。」














神ちゃん
「リズム隊と相性ええんや・・・







あ、ベーシスト!!」














ユーゴ

[😲]













相葉
「でも、ユゴちゃんは理性保ててた!
大量の魔力注ぎ込まれて苦しくなってもおれのこと襲わなかった!」












のんちゃん
「大量の魔力!?注ぎ込まれた!?」













相葉
「え?そのときの魔力?

あ、でも。飴大量に舐めて魔力は全部浄化しちゃってたよ!

幽体離脱を治してくれたのはそのあとで。

飴はその後もずーっと舐め続けてたよ。」











卓巳先生
「大量に魔力を注ぎ込まれたときには、
身体に入れられる魔力の上限値がかなり強まった可能性がある。


でも。
川で溺れなかったのは、戦闘後の幽体離脱を治したときの魔力の影響だろうね。
身体を守るためにその魔力だけは自己免疫や飴で消されることなく残っていたんだろうね。







洗脳されそうになっても理性を保てていたことについては飴の恩恵かな。












[🥺]

(挙手)










相葉
「はい、ユゴちゃん!質問かな?」









ユーゴ
(口を指さす)












シゲ
「声出ぇへんのなんでなん?って」










ユーゴ

👌











卓巳先生
「そうだね。
思い当たる原因は2つ。

自己免疫のせいか、ここに来る直前に起きた何らかの事故のショックか。








(首元を触る)











声出すような感じでやってみて。











喉がかなり震えてる!
こんなに震えてたら声が出て当然だよ。







ってことは、理由は3つ目・・・
魔物に声を奪われちゃったのか!」












(続く)









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