のど飴戦士アイバチャンSeason10 【第7話】







※これはフィクションです。
登場する人物、場所、団体等は実際のものとは一切関係ございません。
また、物語に登場するのど飴の名称は実在のものを使用していますが、効果・効能に関しましては実在のものとは異なります。
あらかじめご了承ください。




















@キッチンカー







相葉ちゃん
「卓巳くん!見て!あれ!!



なんか今日の月・・・赤くない?
しかも急に満月?」












卓巳先生
「次の満月は4月27日だし、

皆既月食は5月26日の夜のはず。







さっきの雨もなんか変だったね。







やっぱり。
気象庁が会見してる。

兵庫県上空で突然雨雲が湧いて出てきたみたいだ。










これは近々魔物出そうだな〜。
応援要請してた方がいいんじゃないか?

もし違ってもラッキーだった、ってことで。」









相葉
「そうだねー。

ヤッターマンに電話してみるね。」


















@重岡家







のんちゃん
「不気味やなー。」









シゲ
「ホンマやー!
ほらぁ、ユーゴ君。あっちの空。」









ユーゴ

[🥺]









タカヒロ
「ユーゴ、なした?」











シゲ
「月に帰らなアカン?」










のんちゃん
「かぐや姫かw」








ユーゴ(筆談)
さっきの雨、なつかしいような気がして。
変な感じだったけど関係あるかなと思って。









シゲ
「やっぱ…かぐや王子??」










のんちゃん
「それとも魔物が降らせた雨ですかね?


何ヶ月か前に横浜で降ったらしいし。」













ユーゴ(筆談)
俺、魔物に殺されかけたことある。
狙われてるのかな?









シゲ
「大丈夫!
アイバチャンと町のヒーロー達…今他にヤッターマンしかおらんけど!
絶対助けてくれるって!!


それに〜!
ユーゴ君は魔物に狙われようもんなら恋人?黙ってへんやろ!?」










ユーゴ

[😭]



こわいー。
巻きこんじゃったらごめんね。


















@翌日・公園のキッチンカー


ー神シゲがいつものように、ユーゴを連れて遊びに来た









相葉
「昨日の月、すごい不気味だったねー。」








シゲ
「ホンマ!
何も悪いこと起こんなくて良かったわー!

ユーゴ君が魔物に殺されかけたことあるからって怖がっちゃってたんやで💦

早よ恋人に守って貰わな(笑)」







卓巳先生
「恋人ねー(笑)


まぁー。
その恋人が、ユーゴ君を襲った魔物と同一人物なんだけどね(笑)」










ユーゴ

!?











神ちゃん
「あー、もう分からんくなってるー!」















(ユーゴ、フォトアルバムを捲る)











シゲ
「この人だけがまだ思い出せへんのね。」


























(ユーゴ、頭抱えちゃう)











ユーゴ(筆談)
すこし、ふんいきはなんかちょっと思い出した。
こないだ、わっ!ってなって。










シゲ
「あぁ、あの時な。笑笑」















(回想ー重岡家)










シゲ母
「あら、電球切れちゃったわー!
#今年42歳らしいよ
#若見えママさん










シゲ
「父ちゃーん!」(呼)














ユーゴ

[😊]

(おれやります!)












(手を伸ばしたけど微妙に届かない)











シゲ父
「ユーゴ君、オッチャンやるから大丈夫やで。おおきに。」
#今年52歳
#奥さんの10歳年上
#奇跡の若見え
#スーパーパパさん
#私服もイケメンなお巡りさん











(あっさり届く)














シゲ母
「ホンマ助かるわー。
ユーゴ君もありがとね。


ここ、高すぎてお父さん以外届かへんのよー。」











ユーゴ
(・・・・・・・・・。)


























(あー、電球切れちゃった。


替えなきゃ。)









(ユーゴー!!!俺やるよ!!!)











(お、※×%#$〜! ありがと。



てかお前、デカすぎない?



別に俺そんな低いわけじゃないと思うけど何か切ねぇ。)







(ユーゴ💦切なくならないで。


僕はユーゴのこと一生かけて幸せにしたいんだ。


・・・愛してるよ。)















・・・・・・・








(記憶が全体的にぼやけてる・・・

顔が思い出せない・・・

誰だろう・・・友達なのかな?

俺のこと愛してる…?一生幸せに…?

そんなこっ恥ずかしいことをサラッと言ってくれるような人を忘れちゃうなんて。)














シゲ

「おーい!







ユーゴ君?なした?

ボーッとして。」






















@現在・キッチンカー





相葉
「高身長の電球交換を近くで見て刺激になったんだね!」











シゲ
「父ちゃんは181cmやで。」








卓巳先生
「ジェシー君は確か184cmだよね?

カルテに書きながら驚いたよ。」









神ちゃん
「わ…なんか切ない。」









シゲ
「ごめん!神ちゃんの前で身長の話は禁句やった!」









神ちゃん

「オレやって、チビやないもん!」

(170.5cm)










相葉
「ジェシー君、そろそろ友達のところに来てないかな?」
















♪♪♪〜(電話来た)










シゲ
「言ってるそばから電話来た!」










(ユーゴ、画面をタップし電話に出る)











⚡︎ホクト
⚡︎シンタロー
⚡︎ジュリ
⚡︎タイガ

「ユーゴー!おーい!」










ユーゴ

[😊]










相葉
「みんなでテレビ電話って初めてだ!」











⚡︎ジュリ
「ちょっとビックリさせようと思ってさ。



本当はジェシーも呼ぼうと思ったんだけど居なくなっちゃった💦」









相葉
「ジェシー君、ユゴちゃん探し から戻ってきたんだ!!」









⚡︎⚡︎ジュリ
「そうみたいで。

昨日コンビニ行ったらさ、ジェシーがユーゴん家の方に走ってるの見つけて。」








⚡︎⚡︎シンタロー
「さすがご近所さん!笑笑」









⚡︎⚡︎ジュリ
「めっちゃ足早かったけどなんとか呼び止めて。

ユーゴがここにいることは伝えられたんだけど。
明日みんなでテレビ電話するって話もしようとしたら行っちゃって。




めっちゃ早かった。

ユーゴを絶対探し出すっていう執念がね。





目がもう、メラメラ燃えてたよ。



夜で真っ暗なはずなのに、髪まで赤く見えたからね(笑)




俺たちをもっと頼れ!




ってあれほど言ったのに💦」











⚡︎⚡︎タイガ
「ジェシーらしいけどね。
その情熱的なところ!笑笑」











卓巳先生
「ジュリ君、待って、待って。


足が早くて?
髪が赤かった?」










⚡︎⚡︎ジュリ
「そうそう!」











卓巳先生
「それ…まずいな。」










⚡︎⚡︎ホクト
「どういうこと?」










卓巳先生
「ジェシー君の赤髪。
家系なんだって。

魔力で髪の毛が真っ赤に染まるんだ。


足が速いのもジェシー君の特徴。
魔力で時速200kmは出せる。


ということは…」










⚡︎⚡︎シンタロー
「ユーゴのこと

好きになってく愛してく



ヒューヒューだぜ!!」










卓巳先生

「じゃなくて」












⚡︎⚡︎タイガ
「これは運命的な

koi-wazurai

君と何万回…」









卓巳先生
「じゃなくて」











⚡︎⚡︎ジュリ

「いま愛を語ろう


君を迎えに行こう〜♪」











卓巳先生
「じゃなくて💦」










神ちゃん
「ジャニーズの曲名縛りなんや」(小声)


シゲ
「ホンマや」(小声)













⚡︎⚡︎ホクト

「今は身体に魔力が戻ってる


ということになる。」










卓巳先生
「じゃなく…そうなんだよ!」











神シゲ
「絶対ボケると思ったー!!」








相葉
「おれそういう曲あるのかと思った(笑)」









卓巳先生
「ジェシー君は、ユーゴ君と一緒にのど飴を舐めてたはず。
簡単に魔力は戻らないはずなんだ。






今回ユーゴ君のことを襲った魔物…


多分悪魔なんだけど、そいつの影響を受けている可能性がある。





おそらく洗脳され操られているかと。」












⚡︎⚡︎ジュリ
「え!でもユーゴのこと探してたよ!


目がメラメラ燃えてるみたいだった!」










卓巳先生
「それ、悪魔化しているね。

居場所教えない方が良かったかも。

ユーゴ君のこと襲いに来る可能性が高い。



こっちでは皆既月食や変な雨雲が見られてて、多分悪魔が近づいてるって言われてるんだ。」











⚡︎⚡︎ジュリ
「そんな!
ジェシーの必死さが伝わってきた!
あれは本物のはずだって!


居場所教えてあげなきゃ、ジェシーをユーゴに会わせたい!



と思って教えたら、



あいつ・・・泣いてたんだよ。」









⚡︎⚡︎シンタロー
「あいつがユーゴのこと襲うわけない。」









⚡︎⚡︎タイガ
「魔力使ってでもユーゴに早く会いたかったんだ。
操られてる風にみせかけてるのかもしれないよ。」








⚡︎⚡︎ホクト
「もし何かあったら、その時はユーゴとジェシーを宜しくお願いします。





無責任に聞こえるかもしれないけどさ。



ジェシーも俺たちの仲間だから。
悪いこと絶対しないって信じたいし、ユーゴに会わせてやりたい。



もし本当に悪魔にされてるなら、、、

助けて欲しい。





ダメかな?」










相葉

「大丈夫!


こっちのことは任せて!」








卓巳先生
「このヒーロー、強い悪魔と戦ったことないよな〜。

大丈夫かな〜。

ちょっと心配だな〜。」









神シゲ
「アイバチャンなら大丈夫や!

いつも俺たちのこと守ってくれるやん!」










ユーゴ(筆談)
一級戦士ですもんね♪











相葉
「え!記憶完全復活!?」










ユーゴ(筆談)
まだです!
ジェシー君って人よくわかんないです!



俺も出来る限りがんばります。












シゲ
「・・・という訳だから。


お巡りさんは町民の平和の方をお願いしまーす!」











坊丸(隣の交番前にいた)

「ほいほーい!



かちょー!避難警報みたいな?
1発かましちゃいます?」











シゲ父
「せやな。県警にも連絡しておく。」










坊丸
「多分やけど、他の町民よりも

かちょーの家族が危ないっすけどね。」













ユーゴ(筆談)
重岡さん家から離れた、どこかに隠れます












坊丸
「今晩ウチ来る?」










相葉
「いやいや、そこはウチでしょw」










坊丸
「まーくんの家ってこの車やん。
逃げも隠れも出来へんし。」










シゲ父
「せや、役場に保護してもらおう。

魔物から保護するには設備整ってるかもしれへん。」














(続く)

0コメント

  • 1000 / 1000