のど飴戦士アイバチャンSeason10 【最終話ー前編】









※これはフィクションです。
登場する人物、場所、団体等は実際のものとは一切関係ございません。
また、物語に登場するのど飴の名称は実在のものを使用していますが、効果・効能に関しましては実在のものとは異なります。
あらかじめご了承ください。
























@戦いの翌日・重岡家の縁側
















ジェシー
「ユーゴ!ただいま〜!!
いい天気だね〜!
ふぅ〜!キモティ〜!!」


















ユーゴ
「おかえり。
ほんと、今日はいいお天気だよね。

梅雨明けてないはずなのに・・・?
なんでだろう。





ジェシー見てよ。


青空がすごい綺麗。」
























(キュン♡)














ジェシー
「あぁ、なんて素晴らしい世界だ…


生きててよかった。幸せだ。」















ユーゴ
「ジェシー?どうした?」












ジェシー
「いいや〜、なんでもないよ〜!♡♡」


















(ユーゴ、無言でジェシーを見つめる…)


















ジェシー
「ユーゴ?
ユーゴこそどうしたの?」















(ユーゴ、真剣な眼差しでジェシーに近寄る)















ジェシー心の声
ー チュー?チューする?
  え?していいの??

















(ドキドキ・・・)



















(ジェシー、ユーゴのうなじと腰に手を添…)















ユーゴ

「ジェシーの髪!

青くなったね〜!」

















(ズコッ!)













ジェシー
「なんだぁ〜!そういうことか!

飴舐めて魔力消したから赤髪time終了ね。」









ユーゴ
「赤が消えて青って凄いね。
原色から原色に変わるんだー!
全く染めてないんでしょ?


すごいなー。

これ家系ってことは家族みんなこうなるんでしょ?





魔物っていうより、

魔法使いじゃん!www」


(楽しそうなユーゴ)















ジェシー
「か、可愛い。その発想可愛い😍」












ユーゴ
「そぉ?」












ジェシー
「ところでユーゴはここで何してたのー?」











ユーゴ
「お庭のお花見てた〜。


ジェシー、見て。あのお花。
すぐ枯れちゃったね。

やっぱ植木鉢壊れたときに傷んでたんだわ。。。」















ジェシー
「僕の魔力でお花は直せなかったんだ。
命のあるものは変えられない・・・。」













ユーゴ
「へぇー。あれ、でも俺は?
ジェシーの魔力で幽体離脱しなくなったけど。」













ジェシー
「まぁ、身体に魂くっつけるだけの簡単な応急処置だから、これくらいはオッケーだよ。





そろそろ完治してるはずだから、ユーゴの身体から僕の魔力を取っても大丈夫なんだけど!





付けっぱなしでも不便ないから、預かっててよ。
魔力使いたくなったらユーゴから借りるからさ。」













ユーゴ
「大丈夫?
視鬼神さんみたいにストレス溜まったら悪魔化したりとかないの?」










ジェシー
「大丈夫、大丈夫!
僕の魔力は質がいいからね!


AHAHAHAHAHAHAHAHA







視鬼神さんはギャンブルで勝とうとして、あんまりよくない魔物から魔力を貰ってたみたいなんだ。」















ユーゴ
「質がいい、って自分で言う!?
…って思ったけど、
確かにジェシーって、凄い魔物っぽいよね。



どんなに壊れたものでも直したり、トラウマ消したり、すごい波動出したり、人間の操作も、身体から離れた魂くっつけることまで出来ちゃうでしょ?


魔力でなんでも出来んじゃん!




あとー!
多分ジェシーは気付いてないかもしれないなー。

天気…ジェシーの機嫌で変わってるよ。」










ジェシー
「AHAHAHAHAHAHAHA



知らなかった!!」










ユーゴ
「雨降ったり、やんだり、虹が出たり。

突然満月になったり、皆既月食とスーパームーンが早く見れたり。




ジェシーが楽しくなると次の日絶対に天体の異常現象がネットニュースを席巻するじゃない?








俺、ほんとさ〜、あのときぶつかって、治してくれたのがジェシーで良かったと思うんだよね。



今回もジェシーいなかったり、魔力持ってなかったら絶対大変だったじゃん!?」














ジェシー
「そんな〜♡
ユーゴに褒められると照れるなぁ〜♡















・・・・・・。














ユーゴ
「ジェシーどうした??」












ジェシー
「あのときユーゴに大きな怪我をさせて、殺してしまいそうになって。
魂が分離しやすくなって。
その後のアイバチャンとの戦闘のときも身体に負担をかけてしまって。





それでも君は、僕のことを許してくれた。









今度はぶつかったのが僕で良かったって…。












ユーゴのこと、もっと深く愛してしまう。」




















ユーゴ

「あー、ごめん!ごめん!

今言ったの気にしないで!









ほら、お庭のお花見ようよ!












やぁ〜。
このお花枯れちゃったのすごい悲しい。」














ジェシー
「命あるものの甦りとか、再生とかは出来ないからさ。



お花も植木鉢しか治ってないよな〜



…と思って!















じゃーーーん!




















#カンパニュラ
#花言葉
#感謝














お花買ってきたんだよ!
こないだ買いに行けなかったからさ。

ユーゴ以外の人にお花プレゼントするの初めてだよ!

















あ、ごめん。怒ってる?



ユーゴの分のお花は買えなかったんだ、ごめんね。
僕が愛してるのはユーゴだけだからさ…」




















ユーゴ
「・・・・・・














怒ってないよ。」













ジェシー
「ホント??」















ユーゴ
「うん。

















喜んでる!














ジェシーありがとう😊
俺さ、重岡家の皆さんには今までたくさんお世話になったんだ。


ママさんが頑張って育ててたお花が枯れちゃって、ほんと悲しかったんだわ。


これ絶対喜んでくれるよ!」













ジェシー
「良かったー!!










ユーゴにはこっちのお土産ね。

ユーゴの不運も捉えようだとは思うけどさすがに危ないのは嫌だってパパさんに教えたら、凄く良い神様教えてくれたんだ。




商店街の奥の山の麓に神様がいてさ。
ユーゴの安全をお願いしてきたんだ。






















ユーゴ
「まじー!ありがとう!!











・・・・・・!!!!!









ジェシー!これ!
漢字・・・読み間違えてない?」











ジェシー
「あれ?何て書いてるの?
安全のお守りじゃなかった?」














ユーゴ
「あ、安全・・・惜しい。



ありがとねw笑笑



この神様凄く良いんだ・・・笑笑」












ジェシー
「もぉ〜スゴイみたい!!


子供たちが生まれる前には特に毎日通ってたみたいだよ。



なんか、活動してて。」










ユーゴ
「へぇー、そしたら安全も守ってくれるかなぁ?
漢字苦手だけど友達想いな優しい人が読み間違っちゃんたんだ〜ならしょうがないなぁ〜

って感じで守ってくれればいいね!





そうだ!
ママさんにお花見てもらおう!」











ジェシー
「僕呼んでくるねー!」














相葉ちゃん
「あー!ジェシー君いたー!
さっきから探してたんだよー!」












ユーゴ
「相葉さーん!
ジェシーちょうど今帰ってきました!」















ジェシー
「えーなになにー?

翔さん、今日は働く男って感じじゃん!」













翔ちゃん
「ジェシー君。
今日は仕事で会いに来たんだよ!






あのー、人間界で暮らしていくならばね。
住民票は絶対にあったほうがいい!
あと戸籍の移動ね。






横浜に帰ってからだと魔物の住民票は作れない。
この町だと魔物だった人間に対しても理解が進んでいて魔物も住みやすい町づくりをしているから住民票が作れるんだ。

ここで作って、横浜に戻ってから横浜市に移す…」
















ジェシー

「ダメだよ!

絶対にダメだ!」
















ユーゴ

「えー!!!

めっちゃいい話じゃん!

スマホの契約も出来なかったし、これからもっと大変なこと増えてくだろうからさ!
やるなら今しかないって!!」














ジェシー
「人間界に籍を置いたらユーゴと結婚出来なくなるじゃん!

今のままならユーゴは法的に異性だ。
魔界でだったら結婚できるし、将来的に子供が出来ても、子供は異性同士の子として見てもらえる。




僕は人間大好きだけど、家族とか友達以外の知らない人がそこまで寛大な目で見てくれるとは思えない。




ユーゴが魔界の籍に入れば、人間だからって簡単に魔物に食べられない。
捕食殺傷罪という魔界の法律で守られる。









ユーゴ、僕は本気なんだ。












僕と結婚してくれないか?」

































ユーゴ
「ジェシー、あのさ。
ありがとう。

俺、紙切れ1枚出すかなんて関係なく、ジェシーとずっと友達でいたいんだ。
結婚しなくても、子供いなくても。
人間界でさ、ずっと今みたいに一緒にいちゃダメかな?」













ジェシー
「ユーゴ・・・。

子供の話なんて急ぎすぎちゃったね。
ごめんね。

僕も、君とずっと一緒にいたい。
一生君を愛して、一生君を守りたい。」












ユーゴ
「あ、あとさ、ジェシー。
俺もこれから危ないところに近寄らないように気をつけないといけないし、自分の身は自分で守れるようにならなきゃって思ったんだけど。



あんまり無理して俺のこと守ろうとしないで欲しい。」













ジェシー
「え?なんで?」













ユーゴ
「ジェシーが俺のこと守ってくれて、すげー嬉しかった。



危ないから来ないで、って思ってたはずなのに、ジェシーが助けてくれるかなってちょっと思っちゃったときもあって。







でも、ジェシーが俺のこと庇うたびに、このまま死んじゃったらどうしようって、怖かった。
ジェシーが死んだら俺、絶対イヤだから…」

















(ジェシー、ユーゴを抱きしめる)















ジェシー
「ユーゴ、不安にさせてごめんね。


こんなに僕のこと想ってくれてたんだ。


ユーゴのこと絶対守るし、


ジェシーも絶対死なないよ。


約束する。


そのために、頑張ってトレーニングして強くなるから。


だから、ずっと一緒にいよう。


僕たち。ずーっと友達でいようね。」



























相葉
「(小声)ぐすん、えーん。」









翔ちゃん
「あー、もう。アイバチャン💦
また泣いちゃって。

ほらほら、ハンカチあるか?」














のんちゃん
「こんな優しくて愛情深いフリ方あるん?((泣))
平和!平和!💧」






タカヒロ
「アカン、アカン💦」




シゲ
「両思いやん!これ絶対両思いやん!
明らかに友情超えてるやん!

なにこれ?💦」




神ちゃん
「ハッピーエンドです!」












ユーゴ
「え?みんな見てたの?
隠れてないで出てきてよ〜!」












シゲ
「ごめん〜。
あまりにも感動的で俺らが出て来られるタイミングではなかったわ〜。」










神ちゃん

「素敵でした!

シビれました!

キュンです♡」










のんちゃん
「捕食対象への恋の結末、読者さんにはぜひ参考にしてもらいましょう!

ちょっと今回は今までより上の年齢層狙ってるような気がするけどな!」


#バラすな








タカヒロ
「魔物にプロポーズされる場面はないと思うけどな。アレンジは出来そうやな。

メモメモ_φ(θヮθ)」











シゲ
「お兄がんばれ〜!」








神ちゃん
「まだ相手おらんのにフッちゃうこと考えてんの?」











タカヒロ
「俺はいつでもオープンや、
まだまだ募集中やで!!💦」








シゲ
「お兄、めっちゃええ奴!
アホやけど、とにかくええ奴なんで皆さん!

宜しくお願いします!!」


















(17:30へ続く)

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