のど飴戦士アイバチャンSeason8 【第3話】
※これはフィクションです。
登場する人物、場所、団体等は実際のものとは一切関係ございません。
あらかじめご了承ください。
human side〜day1〜 続き
@公園・アイバチャンのキッチンカー前
淳太
「みんなゴメン!
仕事早めに切り上げて来たんやけど!
待ってたよな。」
相葉ちゃん
「あれ?
淳太先生にL○NE送ったけどまだ何にも言ってなかったよね?
この状況知ってたの?
・・・まさか!!」
淳太
「神ちゃんは無事や!」
相葉ちゃん
「まだ何にも言ってないのに…!!
けど知ってるってことは…!」
アキト
「よ、良かった?良かったの?」
淳太
「無事、
魔界で保護されました!」
アキト
「え?ちょっ!
今…なんて??魔界??」
淳太
「ウチの使用人がたまたま見つけて連れ帰ったんやて!
今は俺の部屋で休んでる!」
アキト
「ええの?ええの?
それ喜んでええの!?」
タカヒロ
「ええんちゃう?
だって、淳太先生の家なんやろ?」
多分今は
💰オカネ💰
と寝てるんやろうな
(回想)
神ちゃん
「うわぁ〜!
淳太せんせーの部屋!
すっごーい!!
(きゃーきゃー♡♡♡お金持ちや〜)
これがベッドなん!?
きゃーきゃー♡♡♡
(札束で顔を叩く)
アキト
「やめてー!
トモくんが汚れる!」
淳太
「アホ!
なわけあるかいっ!
魔界も、ウチならホンマに大丈夫!
まぁ、坊ちゃまの言うことは絶対やしな!
何せ発見した使用人がええ奴…
だったかな?」
相葉
「そこ覚えててよぉ〜!
いい人!?
…人じゃなくて!
いい魔物さん?」
淳太
「使用人、メイド、執事、シェフ、ソムリエ、警備員、SP。
あとは家のシステム管理のために常駐してるシステムエンジニアもな。
ウチに何人おると思てんねんw
その中の1人はすぐ思い出せへんわw」
ニノ
「クッソ金持ってる家だからな。」
淳太
「あぁ〜、俺に懐いてる勤勉な子やったわ。」
dark side〜day2〜
使用人
「グビー、グビグビ!」
(なぜこんなところにこの子が…)
(部屋に飾ってある写真を見る)
使用人
「グビー、グビー。」
(人間…美味そう。食べたいわー。
お腹すいた。
だめだ、この子は坊っちゃまのご友人…)
神ちゃん
「zzZ」
神ちゃん
「う〜ん。フカフカの布団…気持ちいい〜…」
使用人
「おはようございますグビ。」
神ちゃん
「わぁっ!!」
使用人
「良かったです。目覚めましたか。」
(神ちゃん、白目剥いて卒倒)
使用人
「あ、また寝たのね。
おやすみなさい。」
(数時間後)
使用人
「お目覚めですか?
あのー、大丈夫グビかー?」
神ちゃん
「こわいよーこわいよー!」
殺されちゃうよ〜!アイバチャン助けて〜!
使用人
「まぁまぁ、落ち着いて。
心配いらないグビー。
坊っちゃまのご友人〜。」
神ちゃん
「よぅわからんわ〜
魔物が日本語喋ってるし、坊っちゃまのご友人て…」
使用人
「君はこの子グビよね?」
(さっきの写真見せる)
神ちゃん
「あ、その写真。
去年の夏祭りのときの…。
も、もしかして…!!」
使用人
「うんうん。」
神ちゃん
「ストーカーなん!?
ずっと前からオレのこと美味そうやと思って狙ってたんか!
いやいや!
オレ美味ない!
確かにケーキとかパフェとか甘いもん好きやけど!
オレの味は変わってへんから!」
使用人
「なんでそうなんねん!」
(1時間後)
神ちゃん
「いやぁ〜、淳太先生の家のお手伝いさんが見つけてくれるとは…
運が良かった…んかな?
なんだか急にこんなことになったからようわからんわ」
使用人
「神ちゃん大変だったグビな。
困ったらいつでもワタクシを頼っていいグビ。」
神ちゃん
「おおきに〜。
ホンマに喋るの上手いわ〜。
学校行かずに独学でようこんなに覚えたな〜
勤勉やなー。感心や。」
使用人
「いやいや、まだわからない言葉いっぱいあるグビよ。
住んでるところによって言い方違うのが難しいグビ。
神ちゃんの言葉も…住んでるところの…グビ?」
神ちゃん
「(そっか。オレ関西弁や。
お手伝いさんはさすがに方言まで覚えられへんねや。)
そうそう、オレの住んでるところはけっこう言葉にクセがつよいんだよ。」
使用人
「神ちゃんは普通に言ってグビ。
ワタクシいっぱい覚えたいグビ。
学校に行って勉強してきた金のある奴らに一泡吹かせたいグビ。
あ、坊っちゃまにはそのようなお気持ちは持ってないグビよ。
ジョージとか、ジョージとか…
ジョージグビ!」
神ちゃん
「ジョージって誰やねんw🤣」
(言葉遣い丁寧なようだけど、社会への反骨心が尋常じゃないwでもそれにしても…)
勉強熱心で真面目や。
是非ともアイツに聞かせたい…」
human side〜day2〜
シゲ
「ハックション!
神ちゃんが俺のウワサしてんのかな〜!」
🎼♩♩♪♩♪♩🎶〜
シゲ
「わぁ〜!にゃんこにゃんこ!
タマちゃん始まったで〜!
ほれ、一緒に見ような〜!!」
タマ
「にゃーにゃー!」
(さぁ、タマとどっちが可愛いかにゃ〜)
シゲ母
「こらこら、ダイちゃん!
どようびのにゃんこはサッカーの朝練に行く準備出来たら見る約束やろ〜!」
シゲ
「今日休むも〜ん♪」
シゲ母
「もぅ、神ちゃんいないとすぐこうなんやから」
シゲ
「だって〜神ちゃんおらんとな〜。
ほら、汗拭けへんし。靴履けへんし。
神山ドリンクないと疲れ取れへんし。
シゲ母
「ゴネたり寂しがったり大忙しな子やわ〜
マネージャーに頼り過ぎやね。」
シゲ
「今日はタマとおうちで遊ぶんやもん♪
にゃー??」
タマ
「にゃー!にゃにゃにゃー!」
(ダイキ珍しいなぁ。それもええなぁ!)
シゲ母
「タマちゃんはお母さんが一緒に遊んでるやろ〜」
シゲ
「俺!が!タマ!と!居る!
さ、オカンがサッカーを気にしてることやし!
学校にお休みの電話を入れてこよっと!」
⚡︎⚡︎⚡︎☎︎
もしもし〜はいはい!2年A組の重岡ですけど。
生田先生おる?
ホンマ?じゃあ重岡と神山は今日の練習休むって言っといてな。
あのー、信じてもらえへんと思うんやけどな…
タマ
「にゃ〜にゃ〜」
(ダイキ電話まだ〜?)
シゲ
「こっちさ、あの〜町がな。
めっちゃ治安悪いって言うたやん?
信じてもらえへんのは十分わかっとるけど、
…魔界の入り口があんねん。
昨日の放課後もな、神ちゃんが魔界に引き込まれて帰れんくなってん。
そう、まだ帰って来ぇへんの。
あとな。そのー、神ちゃんが引き込まれた時な、ウチのニャンコが連れてかれそうやってん。
せやから、ニャンコも怖いやろうから〜。
解決するまではニャンコと一緒にいたいねん。」
タマ
「にゃー!にゃにゃにゃーん(涙)」
(ダイキの優しさが身に染みるー!
タマちゃんが昨日魔界に狙われたからやったんや。)
シゲ
「え?来るん?
せや、何かそういうの強い言うてたもんな。
助かるわ〜。でも気をつけてな。
そういう勘が強い人は町に来た瞬間立ってられないくらい具合悪なるらしいから。
ほな!後でな!」
(ガチャ!)
シゲ
「オカン〜
あとで担任が来るって〜!」
シゲ母
「え?
ダイちゃん、生田先生にかけたんちゃうの?」
シゲ
「学校に電話かけたらちょうど生田先生おらんくて、担任が出たから休むって言うたの!
担任がメチャメチャ魔物とか魔界に詳しくて!
神ちゃん助けるの手伝ってくれるんやて!」
シゲ母
「どうしようかしら?
ええお菓子買って来て、
お茶はあったかいのパパに美味しく淹れてもらった方がええかしら。
さ、急いでお買い物行かなきゃ…」
シゲ
「お茶はお母さん淹れるんでええやんw
美味しくなくてええ(笑)
しかも着くの1時間以上かかるし。
急がなくてええ(笑)
よし!アイバチャンにも教えとかな!」
※町のL○NEグループ
@1時間半後…
町の駅に列車が到着
鵺野鳴介
「ここが…重岡と神山の住んでる町…。
確かに…凄いな。
交通費
金欠には痛い、痛すぎる…
そっか、あいつら通学費用の補助受けてたな。
本当に乗り継ぎ2回もするんだ。
時間かかるし。
今回は別として、
これは俺ならサボりたくなる…
あいつらよく毎日登校してるよな。
(感心)
あ〜、確かに…だんだんダルくなってきた…
うわっ。なんやここ。
あかん、これ魔力の感じる人が平気で住めるとこやない…
ダルい、ダルすぎる…
この町ホンマに人間住んでるん!?
確かに、この駅誰も人居ないけど…
田舎で無人駅なのか?
それとも…。
ホンマにここで合ってるんか?
!?
うわっ!
これは凄い…
魔力強すぎて水晶破裂しそうや…。
シゲ
「おーい!ぬ〜べ〜!
こっち!こっちー!!」
タマちゃんはオカンに任せてちょっと出て来た
ぬ〜べ〜
「重岡!おまえ…
とんでもないとこに
住んでんだな!」
シゲ
「楽しい楽しい〜町へようこそ〜
魔物出る以外はええ町やで〜」
ぬ〜べ〜
「(こいつ、かなり鈍いのか?
それとも、感覚麻痺?
霊能者じゃなくても
ずっと居るのはしんどいだろうに。)
重岡、ここ住んでて具合悪ないか?」
シゲ
「へぇ?うーん、、、
至って健康体やな
困ったら飴ちゃん舐めたらええねん。
ほれ?おひとつ。
町のヒーローの手作りなんやで?」
ぬ〜べ〜
「おおきに。
(おばちゃんみたいな子やな)
…!?
…全然だるくなくなった!!」
(続く)
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