のど飴戦士アイバチャンSeason11 【第5話】








※これはフィクションです。
登場する人物、場所、団体等は実際のものとは一切関係ございません。
体質についての記述がありますが、医学的根拠はありません。
また、物語に登場するのど飴の名称は実在のものを使用していますが、効果・効能に関しましては実在のものとは異なります。
あらかじめご了承ください。























(ポチポチ…)

























ガサ…










あ、











(画面を消す)













ジェシー
「?


…ユーゴ、おはよう。
起きるの早いね。」










ユーゴ
「昨日やらかして悔しいのと。
今日から訓練始まるんだなー、って思ったらドキドキしちゃったのと。


他にもいろいろ考えてたらさ。
なんか、目ぇ覚めちゃったわ。




万全なコンディションじゃないと昨日みたいにやらかしちゃうよね。
 
あ〜、もうちょっと寝たかったんだけどな〜。」













ジェシー
「そっか。

ユーゴは1人じゃない、僕がついてるから。
上手くいかなくても僕がサポートするし、ピンチになったら絶対に僕が守る。

多分師匠たちもそうしてくれると思う。

だからユーゴ、心配いらないよ。






昨日のやつは悪さする前に僕たちで捕まえようね。」












ユーゴ
「ジェシー・・・。ありがとな。」











ジェシー
「(ふぁ〜。)
僕もあんまり寝れなかったなー。

スゴイ興奮しちゃって!」

















ユーゴ
「・・・だよねー。
ごめん、俺のせいでしょ?」












ジェシー
「AHAHAHAHA!そうだね!笑笑
でもすごく幸せ〜♡♡

だってさぁ〜。(頭なでなで)

かぁいい子にチューされて、その日から同じベッドで添い寝なんだよ♡」












ユーゴ

「ふはははは!

言い方!




でもさ!
俺とお前の間にはデカイ抱き枕があるから!

添い寝にはなってない!


これ家から持ってきておいて良かったわ〜!





おーい!抱き枕〜!
俺をジェシーから守ってくれてありがとな〜。
明日も明後日もここにいる間はよろしくな〜!!」














ジェシー
「ユーゴのケチ〜!
添い寝くらいイイじゃんよ〜!」












ユーゴ
「絶対やだ!
お前の抱き枕にされたら、全部の骨折られそうだし💦」










ジェシー
「ユーゴには優しくするもーん!
 (頭なでなで)




…ところでさー。
昨日から気になってたんだけど。










昨日は何の夢見てたの?」









ユーゴ
「え?」










ジェシー
「ほら〜。
昨日酔っ払って寝てたとき。

ジェシー、ばかぁ〜、って寝言言ってたから。夢に僕が出てきてたんでしょ?」













ユーゴ
「え?昨日??


あ、うん。そうだね…
あぁ、寝言…言ってたんだ・・・。」













ジェシー
「師匠も魔物も聞いてたよ!」












ユーゴ
「うわー、嫌だわー。

すっげー目ぇ覚めた。
なんか脳天までスッキリしちゃったわ。」










ジェシー
「嫌な夢?」












ユーゴ
「嫌じゃないけど、ちょ〜っと恥ずかしい夢。


…かなぁ?



///」













ジェシー
「なによそれ〜笑笑
AHAHAHAHAHAHA





ユーゴ!顔真っ赤だよ!
恥ずかしがっちゃって〜!






昨日夢の中で僕と何があったのー?」











ユーゴ

「うるせぇ!

これ以上言うな!!///


あー、もうやだー。準備しよ。」











ジェシー
「あれ?なんか怒らせちゃった〜
AHAHAHAHAHAHA!

起きちゃうのー?待ってよー!♡
もうちょっとイチャイチャしよーよー♡」










ユーゴ

「しねぇわ!













(小声)ちょっと元気出たわ。
ジェシー、ありがとな。」














ジェシー
「ん?なーにー?」











ユーゴ
「なんでもねぇ!笑笑」





























@山の中…
























@・・・の!


















ユーゴ
「わー、スゴイ訓練でしたね…
7時から始めて、今12時…
5時間経ったんですか!?
もうヘトヘトです!






でも、楽しい!!
もう1個頂いちゃいます!



#訓練なのか
#最年少はヘトヘト













ジェシー
「ユーゴもう疲れちゃったの?
僕まだまだだよー!!

でも訓練だと思ってたのに、
まさか師匠の畑の手伝いだとはね!





AHAHAHAHAHAHA





これ美味しいね〜!

#最年長の2500歳
#朝とテンション変わらない
#耐久性尋常じゃない

















相葉ちゃん
「こんな訓練あってもいいでしょー?





イチゴの収穫!










おれらの頃は養成所で、朝7時から夕方5時までの10時間。


ただキツい運動するだけだったからさ💦」















(回想)
@ヒーロー養成所








教官

「10km走り込み開始!



おい!そこ!遅れてる!

あと5km追加!



お前歩くな!

居残りでうさぎ跳び5km!





何ヘラヘラしてんだ

居残りでスクワット10000回追加だ!」




















@現在






「思い出しただけでこえーよ!


あの教官が未だにトラウマだな…









でも相葉ちゃんはいくら追加されても笑顔でやってたからもっと怖かった〜。







しかも相葉ちゃんさぁ、訓練終わってみんな倒れてる中、飴作ったり自主トレーニングしてたじゃん!










本当、この人魔物よりバケモノだと思ってた!」















相葉
「いや、あれ実はおれもキツかったのよ!
笑顔じゃないとやってけないと思って頑張ってたもん!





自主練はただの受け身取る練習だから。



でもさ、こうやって楽しく重労働して、町の人たちと交流してっていうのもいいと思うんだけどなー?


ほらー、収穫作業ってスクワットみたいだし!









#発想が自由すぎる
#元気なおじさん
#こう見えて1級戦士
#めちゃ強くなったね










ねー!松ニィ??」















松ニィ
「お前もよく考えたよな!

訓練と見せかけて自分の畑でコキ使うなんてなぁ〜!」













相葉
「松ニィ!それ人聞き悪い〜!笑笑」









「いやぁー、でもこれ訓練積んでてもツライ作業ですわ。
畑の皆さんよくやってるよ。



養成所時代の俺なら多分脱走してる!」













相葉
「わー!懐かしい!
翔ちゃんさー!

脱走兵


ってあだ名ついてたよね??」










「わー!恥ずかしい!!

でもそんな脱走兵と一緒に養成所抜け出して、渋谷のフルーツパーラーでデートしたのはどこの誰だったかな?」











相葉
「そんなことあったねー!
翔ちゃんがご馳走してくれたパフェ、すごい美味しかった〜!

パフェ食ったあとは代々木公園お散歩して大量に蚊に食われたんだっけー?」















松ニィ
「へー、お前らそんな昔からデキてたってわけか〜。」










ユーゴ・ジェシー
「やっぱり?そうなの?」
「僕もやっぱりこの2人はあると思ったんだよ〜。」
「前からちょっと怪しかったよね〜。」










相葉
「松ニィ!そういうんじゃないから〜!」







「弟子たちも納得しないのw」



















松ニィ
「そうだ。
お前の畑さ、うちの若いのにも収穫手伝わしてたんだぜ!?」










相葉
「いつも畑の管理ありがとうございます♡」









若いの①
「松岡さん、向こうの野菜の収穫終わりました!」



若いの②
「松岡さん、こっち側の果物の収穫も終わりました!」









松ニィ
「おぅ!ご苦労さん!
ほら、こいつが畑の持ち主だ!
ふもとの公園でキッチンカーやってるからよ。」











相葉
「いつもありがとうございます!
今度ご馳走するね♪」













若いの①②
「やったー!!」












松ニィ
「ところで、今日から来るはずのインターンがまだ着かねぇんだ。

変な化け物に襲われたりしてなきゃ良いんだけど。」














若いの③

「すみません!

遅れました!」










ゆごじぇ
「!?」










松ニィ
「お前大丈夫か?
変なのに襲われたりしてねぇか?」










若いの③
「はい!大丈夫です!
駅前の草原で道に迷いました!」










松ニィ
「お前ここ来るの、町に友達いるから大丈夫です!
…って言ってたじゃねーか(笑)」










若いの③

「はい!

町にいる友達3人に連絡して助けを求めました。しかし!3人とも魔物の退治屋さんなので、忙しかったのか連絡がつきませんでした!」










松ニィ
「退治屋3人と友達!?
ここに町の退治屋4人全員集合してるんだけど!」











ユーゴ「あー・・・マジだ。」
相葉「ごめんね、気づかなくて。」
ジェシー「AHAHA!来るなら早く教えてよ〜」















シンタロー!














若いの③シンタロー
「へへへ。来ちゃった。」












松ニィ
「友達ってお前らか!」









「えーっと、どなた?」
(置いてけぼり)










ユーゴ
「俺とジェシーのバンド仲間なんです!」










相葉
「俺は去年横浜行ったときにタロちゃんと仲良くなったの!」










「あ〜!そういうことか!
そういえば去年横浜行ってたね!」










ジェシー
「そのときのお話はSeason9です!
ラスボスとして登場したのが僕で、最後僕は人間になりました!」















松ニィ
「よし、新入り!

お前にもちゃんと収穫作業残してあるからよ!」











シンタロー

「はい!

よろしくお願いします!」














相葉
「おれのとこの新入りも手伝っていいですかー?」













松ニィ
「おぅ!

師匠の畑、もっと手伝ってやれ!」














ユーゴ・ジェシー

「はい!」
















相葉
「因みに、イチゴって家庭菜園なら1回土の中で冬を越すことで甘くなるから、11月頃に植えて冬を越した5〜6月に収穫なんだよね。

ここではなんでこの時期にイチゴを狩れるかというと、ビニールハウスで保温しながら栽培する、促成栽培っていう方法で育ててるからで。
こうすることでイチゴの成長が早くなるのよ。
だから9月に植えたら11月〜6月に収穫ができるの。
こうして育てたイチゴは、クリスマス時期のケーキに乗っかったりスーパーでパックに入って売られてたり。」











松ニィ
「イチゴの育て方で1番メジャーなやつだから、覚えておけ!

因みに夏秋栽培だと6月〜11月に収穫できるけど、アメリカからの輸入イチゴも出回ってるな。」















ユーゴ
「そっか!
だからケーキ屋さんのケーキには年中イチゴが乗ってるんだ!」













「勉強になるね。
あれ?相葉ちゃんって農家だったっけ?」












相葉
「キッチンカー経営者、調理師、食生活アドバイザー、農家♡

材料費抑えるためだけの農家♡」










ジェシー
「師匠は町の胃袋支えてるね!」












ユーゴ
「これがダイキくんのお土産用いちご大福と坊丸くんのいちごオレになるんだね。

大切に扱わないと。」














シンタロー
「ねーねー、まーちゃん?
こっちのビニールハウスって収穫した?」











相葉
「そっちまだだよ?
どうかした?」













シンタロー
「なんか全然生えてないというか…



荒らされてるっていうか?」










若いの①
「おかしいな。
昨日まではちゃんと育ってるの確認してたんやけど。」









若いの②
「本当だ。
今朝カメラ確認したけど動物の侵入もなかったです。」












相葉
「なんか…嫌な予感がする。」










ジェシー
「(クンクン)

魔物のにおい、するね?」













若いの②
「え?僕?

僕じゃないっすよ💦」











ジェシー
「魔物のにおい、たくさんある。」












相葉
「松ニィ!
タロちゃんとお兄さん達連れて安全な場所に移動してて!

まだ畑のなかに居るかも!」













シンタロー
「マジかよ!
手伝えることあったら呼んで〜」













「2手に分かれよう!
畑広いし、ビニールハウスに入ってしまえば声を出しても気づきにくい。
1人でいたら危険だ。」












相葉
「ユゴちゃんおいで!」









ユーゴ
「はい!」








「ジェシー行くよ!」










ジェシー
「Hi!シショー!」



























ジェシー
「これ、ひどい。
師匠とお兄さん達が頑張って育てたのに。
魔物ひどい。
こんなに汚く食い散らかさなくたっていいのに。」









「みんなジェシーみたいな魔物ならいいのにな。






こっちのハウスにはいないか。」



















相葉
「ここにはいないかな?」





ユーゴ
「そうですね…


(石に足を引っ掛ける)







あ痛っ!













すいません!
苗は大丈夫みたいです。」





相葉
「ユゴちゃん大丈夫?

石にぶつかって血出ちゃってる。










(しゅーーーーー)













あ、治るの早いんだった。」
















ユーゴ
「すいません、次、行きますか…





あれ?そこに…」












相葉
「こどもの魔物?
さっきいなかったよね?」












ユーゴ
「あ、もしかして。


俺の血の匂いで魔物集めた?」
















ユーゴ

「な、ナニナニナニ!?


魔物いました!」











相葉
「ユゴちゃん、落ち着こ。
…おれもこわい。

普通の魔物の類いではなさそう…。」














(ユーゴ、相葉ちゃんの後ろでポケットモゾモゾ)












小さい魔物たち
「悪い大人、みーつけた。」
「2人しかいないよ。」
「この町には4人いるって聞いたよね。」
「早くおつかい終わらせようよ。」
「この2人は簡単そうだね。」
「あの人に教えよう。」












ユーゴ
「わ、悪い大人?
悪くねぇし!
人助けてるだけだし。」










相葉
「そうだよ。
魔物が人間の世界に入ってきて悪さしてるから止めてるだけ!」












大きい魔物
「へー、魔物を止めてるだけ、か。」




















相葉
「なにこの歌!?具合悪い。」











ユーゴ
「やばい。



お願い、間に合って…」














(続く)

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