のど飴戦士アイバチャンSeason11 【第6話】






※これはフィクションです。
登場する人物、場所、団体等は実際のものとは一切関係ございません。
物語に登場するのど飴の名称は実在のものを使用していますが、効果・効能に関しましては実在のものとは異なります。
また、体質に関する内容に医学的根拠はありません。
あらかじめご了承ください。













ユーゴ
「やばい。

頼むから、間に合って。」











相葉ちゃん
「間に合ってって?」











ユーゴ
「2人来るかなーと思って、さっき大声出してみたんですけど。




















@前回











ユーゴ

「え?ナニナニナニ!


魔物いました!」


















@戻る






相葉
「そういえば前回のラストで言ってた!!

ユゴちゃん!ナイス!
よくやったね!」












ユーゴ
「あと、こっそりアイツと電話繋いでます。」














大きい魔物
「ほほぅ、悪い大人にはちゃんとお仕置きしないとねー。
先にこっちからだ。」













(ぶぉあんがー、ぶぉあんがー)















ユーゴ
「うっ…」












相葉
「呪文?歌?
洗脳の類いの魔術にはかからないはずなんだけど…頭痛い!」














ユーゴ
「相葉さん、もしかして。
こいつら魔物ですけど…
ソッチの類いってことありませんか?




ほら、俺たちが敏感な…」














相葉
「おばけ?
確かに…言われてみれば…悪霊に憑かれたときってこうなるね…。





うぅ…

おれがターゲットじゃないはずなのになんでおれにまで効いてるの💦












#霊感強すぎるから
#超敏感










ユゴちゃん!耳塞げる?」














ユーゴ
「そうしたいんですけど…手…力はいりにくくて」













相葉
「だよね、
おれも…さっきから身体が動きにくい、
耳塞げない!」















ユーゴ
「多分俺たち、飴の力で洗脳はされないですもんね?…大丈夫ですよね?


あと、俺は…
ジェシー以外の魔力は免疫が強くてかからないはずだから…












それにしても具合悪ぃ。」















大きい魔物
「さぁ、お仕置きするよ。」



















「誰だ!

僕の縄張りを侵す奴は!







そんな悪魔にはお仕置きだね!












はーひふーへほー!」













ユーゴ
「出た!

バ○キンマン!













じゃなくて、

いつも王子様みたいなタイミングで助けにやってくるジェシー!」












ジェシー
「それ、ほめてんのー?」














ユーゴ
「ア○パンマンよりは遅ぇんだよ!
ったくもう!





登場の仕方はどうあれ、来てくれて良かったわ〜。」














ジェシー
「ユーゴ、師匠!もう大丈夫!
僕は魔物だからその術には一切かからないんだよねー!」










「俺も電話で事情は聞いてた。
飴ちょうだい!耳に詰めて戦う!」













相葉
「ありがとう」










ジェシー
「ユーゴ〜!僕も飴ほしい!!」











ユーゴ
「お前魔物だろ?
これから魔力使って戦うのに、何で魔力消す飴使うんだよ!」










(手の動きがおぼつかないがなんとかポケットから取り出す)














ジェシー
「貰っちゃうね。
はい、ありがと♡」


(ユーゴの手のひらから飴を2つ摘み上げる)











ジェシー
「はい、あーんして。」












ユーゴ
「お、さんきゅ。」















(パクッ)











ジェシー
「師匠もあーん!」














相葉
「ありがとう!
回復したら参戦させて💦」










「それまでに倒すくらいの気持ちで頑張るね。」












ジェシー
「おっと!
肝心な魔力貰うの忘れてた!

ちょーだい♪」



































ユーゴ
「ちょーだいって、お前のもんだろ」














相葉
「身体、少し動くようになってきた!
良かったー!!





あ、そこの子供たちー??

美味しい飴ちゃんあるよー、舐めようね〜」














小さい魔物
「ちょーだーい」













(飴を舐めると消えていく小さい魔物たち)















大きい魔物
「クッ!」











ジェシー
「魔物は他の奴の縄張り冒しちゃいけないって言われてるでしょー。




今コノ町は僕の縄張リ。

町に立ち入って、人、おうち、木や植物に悪サしたら…僕は絶対ニ許サナイ。



コノ闘イ、負ケタホウガ罰セラレル。」













「縄張り争いなんて、魔物ならではだね。

強気に出たけどジェシーなら大丈夫だ。」

















「ズドン!」












大きな魔物
「なんだ、この強大な魔力は。
こんな魔物…魔界でも見たことない上に、これが人間の肩持ってるのか。」












「俺も変身だ。」












「ヤッターマン!」













ヤッターマン
HP800

Mr.ズドン(ジェシー)
HP60000 MP30000

大きな魔物
HP20000 MP8000













相葉
「ジェス君強すぎない?
HP60000、MP30000?

なんかこないだより強くなってる!
HP増えてるし!」












ユーゴ
「えー!相葉さーん!
俺もそれわかるようになりたいです!」












Mr.ズドン

「ズドン!」

(MP500消費)

MP29500













大きい魔物
「うぅ。」
HP30000→19000











「ケンダマジック!」













大きい魔物
「うっ…」

HP19000→9000










アイバチャン
「一気にHP減った!
30000あったのに9000だよ!

佇まいと、呼吸の仕方で大体のHPはわかるから、あとはたくさん経験積んでだね。」










Mr.ズドン
「ボクハ、ニオイデ、ゼンブワカルヨ。」










ユーゴ
「これがHP9000…」













大きい魔物
「なかなかやるな。








ぶぉあんがー

ぶぉあんがー















ヤッターマン
「声デカ!

飴耳栓しても聞こえるじゃん!」












「味覚トゥ!」





















ユーゴ
「俺も復活した!







けど、どうやって戦えば…」


















Mr.ズドン

「ズドン!」














(ズサーーー!)











HP9000→1000













Mr.ズドン
「ユーゴ!ダイジョウブ!
ボクガヤル!

サァ、トドメダ!










ズドン!」




















(大きい魔物、よける)


















アイバチャン
「え、あの攻撃よけたの!?








味覚トゥ!」













(よける)















ヤッターマン
「クソッ!




みんなゴメン💦
俺、やばいかも…





ハァ、ハァ、ハァ…」

















大きい魔物
「お前たちの仲間が洗脳されていくのを見るとよい。ハハハ!」













Mr.ズドン
「シショー!

ミミノアメ!ナメテ!」
















ヤッターマン
「動けねぇ。ゴメン。」













アイバチャン
「洗脳してるってことは・・・



確か…だよね?」













Mr.ズドン
「HPトMP、スコシ、ヘッテキテル」



大きい魔物
HP1000→800
MP8000→(呪文で)5000→4500















アイバチャン
「味覚トゥ!トゥ!」












大きい魔物
「邪魔だ!」













(よける)














ヤッターマン
「くそ…

ケンダマジック…」














(魔物の足に糸を巻きつける)














ユーゴ
「ヤッターマンさん!?



大丈夫ですか!?」













ヤッターマン
「あぁ。
今にもお前ら襲いそうだ。

結構キツイ。」











Mr.ズドン
「シショー、セイシンリョク、ツヨイ。
センノウニ、マケテナイ。」













ヤッターマン
「こいつの動きは俺が封じる…


だから、今のうちにトドメ、刺せ…」



















Mr.ズドン

「ズドン!」


















大きい魔物
「紐で動きにくい!」











(身を捩ってかわす)














ぶぉあんがー ぶぉあんがー

ステプライ ステプライ

カンクローサイ カンクローサイ





MP4500→2000

















(ヤッターマン、力が緩む)













ユーゴ
「やめろ!」











(魔物の方に走る)












アイバチャン
「ユゴちゃん!危ない!












味覚トゥ!










大きい魔物
HP800→799











丸腰で向かっていくなんて!」










(ユーゴ、魔物にしがみつく)













ユーゴ

「俺も動き封じます!


トドメ刺してください!」













Mr.ズドン
「ユーゴ!ハナレテ!

コウゲキ、ユーゴニモアタル!

HP、アト799アルンダヨ!」














アイバチャン
「1番安全な攻撃は飴だけど。
それだと799個使わないといけない。

ユゴちゃん、HP減らせる?」












ユーゴ
「んんぅ…やります!

すっごい暴れてて動き封じるだけで大変…」














大きい魔物
「無力な人間め!」













(魔物、ユーゴの腕を噛む)













ユーゴ

「わぁーーー!!」
















アイバチャン
「ユゴちゃん!」


Mr.ズドン
「ユーゴ!」










ユーゴ
「大丈夫です!
このままっ、任せてください、」














Mr.ズドン
「ムチャスルナ!」










ユーゴ
「こっち、来んな、俺を信じて、お願い、」













大きい魔物
「良質な血だ。これは美味い。
コレステロールが高い。」














ユーゴ
「そんなことバレんのかよ…


健康診断いらねーじゃん。


じゃあまだ飲んで。なんかわかる?」





















大きい魔物
「脂肪肝だな。…」














(血を飲み続ける)












ユーゴ
「んんっ、」
(顔をしかめる)














アイバチャン

「もうダメ!」














(アイバチャン、走って止めに入る)




















大きい魔物
「う…なんだこれ…。
く、苦しい。



ハッ…ハァッ…」









(ゴホッ!ゴホッ!)













HP799→1











(魔物、泡を吹いて倒れる)















アイバチャン
「え?どういうこと?」













Mr.ズドン
「ユーゴノチ、モウドク。
マモノコロセル。」












ユーゴ
「あとちょっと…!」










アイバチャン
「トドメ…どうやって刺そうかな…。
飴舐めさせて人間にはさせたくない。
魔界でそれなりに罰は受けるべきだと思う。」












・・・・・・。
















(バシッ)
















ユーゴ
「まさかのビンタでしたか💧」













Mr.ズドン
「タタカイカタ、ヤサシスギ。

ナグッタリ ケッタリ デキナイノネ。」















アイバチャン
「バレた?
本当、こぶしで戦ったのは後にも先にもジェス君だけなのよ。










ヤッターマン!
今助けるね!」















(味覚糖のど飴を舐めさせる)
















ヤッターマン
「ありがとう…助かった。

2人ともよく頑張ったね。



ユーゴは身体張りすぎ!」


















(シューーーーーー)














ユーゴ
「ヤッターマンさんが頑張って止めてくれてるのに…

このチャンス無駄にしちゃダメだ、
俺も何とかしなきゃと思って…」
(シューーーーーーーー)












アイバチャン
「その勇気すごいけどぉ!

すごい助かったけどぉ!

もうやっちゃダメ!!」












Mr.ズドン
「ユーゴ!
イチバン、ツヨイ!
モウ、ワカッタカラ!ダメ!」















(シューーーーーー)
















アイバチャン
「しかもキレイに傷治るねー💦」












ヤッターマン
「それ、もう封印ね。」





































@山の中の小屋












松ニィ
「お前らいっぱい食え!












一同
「わぁー!すごーい!!」









若いの①
「美味そう!」



若いの②
「すごいっすねー!
これは何ですか?」








ジェシー
「にんじんだよ!野菜!」









相葉
「にんじん見たことないの?」







若いの②
「はい!✨✨

そんな有名なんですか?」










一同
「・・・・・笑笑」











松ニィ
「お前知らない野菜多過ぎるから働きながら勉強だな!

社長にも言っとくからよ!」









若いの②
「はい!たくさん勉強させてください!」










松ニィ
「いやぁ〜、それにしても助かったよ!
化け物そのまんまにしてたら俺たちも危なかったからよ!




あいつ、死んだのか?」










相葉
「死んでないよ。

魔物って、HP空にしてもMP残ってる間は自然回復できるんだ。


あの魔物はMP残ってるからいずれはは回復するよ。

その前に魔界に帰したんだ。」










シンタロー
「また来て襲われるってことない?」










ジェシー
「魔界の法律キビシイから!

縄張り争いに負けたら終身刑だよ。」










若いの①
「1回間違ったら人生やり直しは出来ひんの?」







相葉
「魔物は寿命長いのに。」













ジェシー
「縄張り争いは8歳も8000歳も終身刑だからね。」











ユーゴ
「それかわいそう…

なんとかなんないの?」









ジェシー
「ガンコな国王が決めたことだから!
しょうがないよ。


イヤなら魔界を出るのがいちばん!」











シンタロー
「じゃあ、お前が国王になっちゃえ!」










相葉
「それいい!
ジェシー国王!」







「いいねぇー。」









ジェシー
「イヤ!
他にもイヤなところたくさんあるから!
それ全部直すなんて、ムリだよ!

AHAHAHAHA!」













「国王って、王様の子じゃなくてもなれるの?」












ジェシー
「あっ…!!


AHAHAHAHA!!

僕絶対なれないじゃん!」











若いの②
「そういえば、あのー、中学校の用務員さん?
元魔物の方らしいんですけど。

マサヤ・ジョージ第2王子を国王に!
って言ってたんですよね。



どういう方なんですか?」











ジェシー
「ま、マサヤ?

や、あの、えーっと。

どんなんだったっけなー。


HAHAHAHA!」








相葉
「家出しすぎて魔界の王子のこと忘れちゃってる!」











「そんなに帰ってないの?」













ジェシー
「まぁね〜!」


























@夜8時・公園











ユーゴ
「夜のお散歩気持ちぃー。
ちょっと肌寒いけど、心地いいね。


















(サラサラサラサラ…)

川の流れる音








静かだから川のせせらぎがよく聞こえる。
















…いい匂い。
大西さんちの晩ごはんはカレーライスだ♪














夜のお散歩って楽しいな。
真っ暗な分、光が綺麗に見えるし
静かな分、自然の澄んだ音が綺麗に聞こえる。






まるで自分の感覚が研ぎ澄まさてるみたい。
新しい発見ができるね。














今日は俺、頑張れたかな?

いやぁ、反省するところたくさんだ。

俺…全然戦力になれなかった。
ジェシーは凄い戦えて、今日もあれだけ貢献出来てるのに。







俺はどうやって戦えばいいのかわかってない。








明日の訓練のとき、相葉さんに相談してみよう。
相葉さんなら何かわかるかもしれない。



今日魔物と戦うとき、戦況読みながら攻撃してて、判断も的確で、しかも優しかった。
前からだけど、魔物も人間も大切にしてるような感じ。

やっぱ素敵だなぁ。









さぁ、そろそろ帰ろう。
先に出かけてたジェシーが帰って来る頃かも。
1人で散歩なんてしてたらジェシーに付いて行きたかったとか言われそうだしな(笑)」


















(話し声が聞こえる)


















ユーゴ
「あれ?

ジェシー?














誰と一緒なんだろ?

暗くてよく見えない。








シンタローじゃないな。













・・・・・・。

















あ!あの人…!


にんじん知らなかったユータ君だ!
















(じーーーーーー)












揉めてんのか?」


















ジェシー
「君はなんで…*¥#%$÷なの?」












若いの②ユータ
「あ、あのですね、これにはちょっと訳がありましてですね。」












ジェシー
「とにかく!
町のみんなには秘密にして!




特にユーゴには!絶対!

ユーゴに言いそうな人にも!
門外不出ね!!」












ユータ
「ってことは、元魔物の方達みんな危険じゃないですか!」












ジェシー
「そうだね!みんなに頼まなきゃ…」



















ユーゴ
「ジェシーが?俺に秘密?
あんな恐喝みたいな真似してまで?


え?なんで??


意味がわかんない…。」

















(続く)

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