のど飴戦士アイバチャンSeason11 【第9話】
※これはフィクションです。
登場する人物、場所、団体等は実際のものとは一切関係ございません。
また、物語に登場するのど飴の効果・効能に関しましては実在のものとは異なります。
のど飴の特性や登場人物の体質について医学的根拠はありません。
あらかじめご了承ください。
@公園
シゲ
「あぁ〜暇やな〜。
こういう日ってええなぁ〜。」
(写メ撮ってる)
神ちゃん
「シゲええなぁ〜。
J1のクラブチームと契約決まったんやもんな〜。
オレは選んで貰えへんから選ばれに行かんと!
さぁ〜勉強、勉強!」
ユーゴ
「あのさー。。。
ダイキくん、そろそろ動いていい?」
(ポーズをキメたまま微動だにしない)
シゲ
「次は横から撮りたい!」
神ちゃん
「お前まだ撮ってるん?笑笑
スマホん中ジェシーみたいになるで。」
ユーゴ
「ジェシーも今朝撮ってたよ。
あいつは毎日なんだけどね(笑)
しかも、1回撮ったらピンボケだろうが白目剥いてようが」
一同
「消せない」
神ちゃん
「めっちゃ想像つくw
大好きやもんな。
シゲ、今日の写メジェシーから貰い!www」
シゲ
「ジェシーに全部送って貰って、
俺も全部送る!笑笑」
相葉ちゃん
「シゲちゃん、ウケすぎでしょ〜笑笑」
シゲ
「だってー!!
むっちゃええやん!!
彼シャツやで
この萌え袖具合も可愛ええし。」
ユーゴ
「そうかなぁ?
ただのオーバーサイズじゃない?」
#彼については否定しないんだね
#結局まだ動かないでいる
#めっちゃポーズ決めてるし
#意外とノリ気
#オーバーサイズ過ぎ
相葉ちゃん
「そろそろウチの弟子借りていーい?
今日は鬼の特訓があるからさ〜。笑笑」
シゲ
「しょうがないなぁ。
今日は何の特訓?」
相葉
「魔物除けと攻撃が一緒に出来る、
秘伝のマルを作るの。」
神ちゃん
「あれか!
まる!まる!みたいな謎の歌w笑笑」
相葉
「彼シャツよりかなり強力な魔除けだね〜。
魔力ある状態の
彼も除けちゃうからね。」
シゲ
「そらアカンわ!」
神ちゃん
「彼って聞きすぎて、
ジェシーがホンマに彼やと思えてきたw笑笑
ところでその彼は?
3歳児と一緒にまだやってるん?」
のんちゃん
「ミルフィーユ!」
ジェシー
「ユーゴ!」
のんちゃん
「ゴリラ!」
ジェシー
「ラーメン!
"ん"付いちゃった!AHAHAHA!」
のんちゃん
「ん、めん!
めんつゆ!」
ジェシー
「ユーゴ!」
ユーゴ
「待った!
今聞いてただけでユーゴ2回目!
しりとりって同じ言葉2回言っちゃダメじゃん!」
のんちゃん
「ええの!
ユーゴって10回言うまで終われないルールでやってるし。
ゴールあれば頑張れるし、ジェシーに言わすために"ゆ"で終わる言葉考えれるから脳トレになんねん。
ゴ、ゴ、
豪華!」
ジェシー
「か、
彼シャツ!」
のんちゃん
「梅雨!」
ジェシー
「ユーゴ!」
「10回達成!やったー!」
ユーゴ
「ふははは、のんちゃんやったね!」
のんちゃん
「言葉の引き出し増えたわ〜!
ジェシーおおきに〜!」
シゲ
「良かったなぁ。
のんちゃん〜また頭良くなってまうやん!」
ジェシー
「子守してたつもりが僕も勉強になっちゃったよ。」
ユーゴ
「確かに、日本語の勉強になったな。
良かったじゃん。
半分は俺の名前だったけど。」
相葉
「ジェス君が子守ねぇ。
前じゃ考えられない成長だねー。」
ユーゴ
「確かに。
前は俺以外眼中になかったから(笑)
たくさんの人と交流して、いろんな人のあたたかさに触れるたびにジェシーが本物の人間みたいに変わっていくんだよね。
みんなに良くしてもらったおかげだよ。」
ジェシー
「DAHAHAHA!
みんなありがとねー!」
相葉
「さ、ユゴちゃん。特訓するよー。」
神ちゃん
「♪キッチン立って〜ダンスタ〜イム!」
#それパラパラのチャーハンな
#麻婆でもありません
相葉
「今回は助っ人もいるから!
ねー、のえさん?」
ノエル
「あ、はい。」
ユーゴ
「あ、あの時の!」
相葉
「1、2話で登場して以来は登場してなかったけど、ここでバイトしてたよ。
のえさんの仲間の人たちと取引したくてさ。
人間界のためにも魔物と和解していかないと。」
ユーゴ
「地道な活動ですね。」
相葉
「さ、特訓しながら〜!
のえさんの仲間待ってよー!」
神ちゃん
「魔界のもっと偉い人と話付けられたらええんちゃう?」
シゲ
「淳太んち?」
神ちゃん
「淳太んちは貴族というか、金持ちやろ?」
のんちゃん
「もっと上の階級やないと。
王様?魔王みたいな。
ジェシー、そういう人っておるん?」
ジェシー
「うん、いるよ。王様。
独裁的で人の話聞かないタイプ。
話そうもんなら一撃で粉々にされちゃうよ。」
シゲ
「話聞いてくれないと難しいなぁ。」
のんちゃん
「じゃあ、今の王様は退位して、話聞いてくれる人が王様になったらええやん!」
ジェシー
「難しいよ。
寿命的にあと5000年くらいは退位しないと思う。」
のんちゃん
「じゃあ今みたいに王様以外の周りの魔物とか悪魔を倒していくしかないんかな。
なんかヒーロー達が命削って戦っても魔物との戦いって終わらないのって、なんか悲しいな。」
ジェシー
「そうだね。いい方法ないかな。
僕が悪いことする魔物全員懲らしめられたらいいのにな。」
のんちゃん
「ジェシー、僕な。
大きくなったらヒーロー達の司令官になりたいねん。
今のヒーローは魔物の調査しながら戦いもするやん。
もっと調査がいらんくなったら訓練に専念できるし戦いで負傷することも今より減ると思うねん。
ユーゴ君みたいに不思議な体質についても調べてさ、みんながユーゴ君と同じ体質になったら魔物との戦いに有利になるやん!
この町でたくさん魔物を見て、戦ってるのを間近で見てきたから。
早く平和になって欲しいねん。
だから今からたくさん勉強してるんやで。」
ジェシー
「のんちゃん、エライ!
しっかりしてるね!
AHAHAHAHA!参ったよ!
僕もせっかく学校行ったのに、勉強しとけば良かった!
後で困ってももう遅いんだよね!
こんな未来を誰か教えてくれたら良かったのになー!」
ユーゴ
「未来なんて誰にもわからないから難しいよね〜」
のんちゃん
「さぁ、作戦考えな!
人間界の未来のために!
ちょっと行ってきます!」
ジェシー
「ほらほら坊や、待ちなさいよ!
AHAHAHAHA!!」
(ついて行く)
シゲ
「引き続き、弟の子守頼むわ〜!」
@町内
(めぇぇぇぇぇぇぇ!)
(めぇぇぇぇぇぇぇ!)
のんちゃん
「あ、堂本さんちのメリーさん1号と2号!
また脱走してる!」
ジェシー
「本当だね。
お電話した方がいい?」
のんちゃん
「大丈夫。いつも勝手にお散歩してるだけやし。
自由というか、マイペースというか。
ただでさえ何考えてるかわからへんのにな。」
ジェシー
「・・・・・・。」
のんちゃん
「おーい!ジェシー!
あ、もしかして。
お宅の彼シャツさんのことで困ってます?」
ジェシー
「うん。
マイペースだし、時々何考えてるかわかんなくてね。
昨日だって僕のことで怒ってたみたいなんだけど、結局なんのことで怒ってたのか教えてくれないまま機嫌が元通りだから。
なんか僕もモヤモヤしちゃって。
@回想
ユーゴ
「ふはははは!
もういいんだよ!解決解決!
ジェシーが俺のことどれだけ大切に想ってくれてるかわかったから。
もうそれでいいわー。
ジェシーがあんまり話したくないこととかあるんなら、俺そんなガツガツ聞かないようにするからさ〜。気にすんな〜。」
@現在
ジェシー
「って。
ユーゴ、言いたくないのかな?
だからこれ以上聞けないんだ。
でも、わからないまんまだといつ同じ失敗するかわからないし、もう2度と会えなくなったらって考えたら…こわい。」
のんちゃん
「うーん。難しいですねー。
僕は幼稚園でモテモテですけど、そのような経験はありませんのでねー。
でも、ユーゴ君が良いって言うなら。
本当に良いんちゃう?
ユーゴ君自身悩んでることを自己解決させた。
もし次に同じようなことがあったとしたら昨日のことを思い出して乗り越えられる、ということになります。
なので昨日のように怒って家出をすることは無いと思いますし、昨日のことを蒸し返して怒りが倍増することもないでしょう。
まぁ、彼は見た目以上に中身が男前なのでね、結構サッパリしてますもんね。
1度は怒りますが翌日以降に持ち越すことは絶対にないでしょうね。」
ジェシー
「そうだね。
のんちゃんの言う通りだね。
ユーゴってそういう子だから。
モヤモヤ解決出来たよ、ありがとね。」
(クンクンクン…)
ジェシー
「魔物の匂いがする。
のんちゃん!公園に戻ろう!」
「おい!行くな。」
ジェシー
「は、はい。
なんでしょうか?」
(のんちゃんに先行っててと目で合図)
のんちゃん(小声)
「わかった。
メリーさん達、行くで?」
魔物
「お前は魔物か?
魔力を人間に抜かれているのか?
だから人間を食わないのか。」
ジェシー
「色々違うよ。
僕は魔力を自分で手放してるから奪われたわけじゃないし、魔力のある状態でも人間は食べない。
人間は僕の仲間だ。」
魔物
「魔物としてのポテンシャルはかなり高そうなんだけどな。
なんでこんなに人間に懐いてるのかな?
人間が俺の仲間を捕まえてるのは知ってるんだよ。微量だけど君からは仲間の匂いがする。
返してくんない?」
(バッ!)
ジェシー
「ヒィィィィ!早い!
チョットォー!
僕は人間なんだから魔術かわすの大変だよ!」
魔物
「自分で魔力手放したんでしょ?
魔力回収すれば?」
ジェシー
「AHAHAHA!
今はちょっと無理なんだよね!
僕の魔力、今友達が持ってるからさ。
魔力の回収が出来なくて…
あれ?
これは敵に言わない方が良かったかなぁ?」
魔物
「そうだね!」
(バッ!)
ジェシー
「ワァ〜!!!」
(続く)
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