のど飴戦士アイバチャンSeason11 【第11話】
※これはフィクションです。
登場する人物、場所、団体等は実際のものとは一切関係ございません。
体質に関する記述について医学的根拠はありません。
あらかじめご了承ください。
ユーゴ
「もし、魔物に襲われたら、、、
ヒーローを、呼んで逃げましょう、、
ヒーローは、
魔物と遭遇したら、、、
むにゃむにゃ、
んんー、戦いの際には、、
むにゃむにゃ、有効です、、、
ジェシー
「ユーゴ、眠そう。
そろそろ寝ようね。
続きは明日にしよう。」
ユーゴ
「ん。」
(すやぁ…)
(チュン、チュン…)
@朝
ユーゴ
「って何でジェシーが寝不足なんだよ。」
ジェシー
「ahahaha〜
ユーゴの読んでた本が気になって、少し読んでみたら止まらなくなっちゃってさ。
また魔物化しないで戦うことになるかもしれないでしょ?
魔力持ってないと全く戦えないなんて、悔しくてさ。
次に備えて戦い方を勉強しようと思って。
人間の姿でも
小指1本で
ラスボス倒せる
くらいじゃないと。」
ユーゴ
「ふはは。まだ言ってんの?
師匠たちもムリだって言ってることをw
昨日みたいなことがないようにしよう。
ほら、
ずっと一緒にいればいいんだよ。
…ジェシーがイヤじゃなかったら、
だけどね。
魔物が活動してる日中だけでも、さ?
そうすれば俺はジェシーの服借りなくても魔除けになるし、ジェシーはいつでも俺から魔力回収出来るし。」
ジェシー
「一緒にいたい!
24時間365日!
おじいちゃんになっても
ずーっとユーゴと一緒にいたい!」
「あぁ、耳が痛い」
ユーゴ
「おじいちゃんになる前に、争いのない平和な世の中になればいいな。
魔物との戦いを恐れて一緒にいるよりも、のんびりお茶してたほうがいいじゃん。」
ジェシー
「HAHAHA♡
ユーゴ〜いいこと言うね〜♡
キュンってしたぁ〜♡
おじいちゃんになっても彼シャツで萌え袖はしててね!」
ユーゴ
「魔除けしなくていいだろ?
あとジェシーもう少しサイズ小さい服ないの?
俺が着たら絶対、彼シャツって言われんじゃん!」
ジェシー
「ユーゴがもっとご飯食べればちょうど良くなるのー!」
坊丸
「あのー、そこのカップルさん…
ちょっと朝からノロケすぎw
ここ、通学路やで。笑笑」
「クスクス…」
(苦笑いする登校中の小学生たち)
ユーゴ
「あ…
そうだよね〜。
今日の訓練は坊丸くんとパトロールって…。
朝は通学路だよね〜。」
ジェシー
「DAHAHAHAHA!
ほんとだねー!
子供たちいっぱいだー!」
ユーゴ
「か、カップルじゃないんだよ/////
本当だよ/////
は、ほら、このくらいお友達と仲良くしてさ?
あの…勉強も、遊びも、た、たくさん、するんだよ!」
坊丸
「ユーゴ、顔も耳も真っ赤やで!
せや、昨日の写真見たわ〜!
めっちゃ可愛いかったでー!」
ジェシー
「むむっ!
なんで君がユーゴの彼シャツ写真見てるの!?」
坊丸
「昨日の昼休みにダイキが喜んで見せに来た(笑)
ホンマ、あのオーバーサイズ感と萌え袖カンペキやったわ!
めちゃめちゃ服に着られてたな!
オレのユーゴ可愛いすぎ😍」
ジェシー
「でしょー?
僕の服じゃないとダメなんだよー。
だから、
ユーゴは君のものにならないから!」
ユーゴ
「あぁ待って、
俺のために争わないで💦」
ジェシー
「ほらぁ。
僕の持ってる写真の方が良いんだよ〜」
(回想)
@昨日・家の玄関
ジェシー
「ユーゴ、こっち見て〜♡」
(パシャ!)
ユーゴ
「はいよー。」
(パシャ!)
(シャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャ)
ユーゴ
「連写かよ。笑笑
あとでちゃんと消せよ。」
ジェシー
「やぁー!消さない!!
こんな素敵な写真消せないよ!」
ユーゴ
「はいはい。」
(ジェシーからスマホを取り上げる)
ジェシー
「ダメ、消さないで!」
(パシャ!)
ユーゴ
「はい。もう行くぞ。」
ジェシー
「・・・・・・。
ツーショット・・・・・・。」
YEAH〜!!
@現在・通学路
坊丸
「さいっこー!!
ユーゴイケメンすぎ!!」
ジェシー
「EHEHEHE♡」
坊丸
「まぁええねん。
ジェシー寝不足やし、ウトウトしてる間に2人でお茶でもしに行って、ツーショット写真撮ろか〜♪」
ジェシー
「目ぇ覚めた!
今のでもう完全に目ぇ覚めたから!」
ユーゴ
(今日の訓練最悪だ…
距離感近めのギャルに敵意剥き出すジェシー。
間に挟まれるのは体力的にも精神的にもキツい。)
相葉ちゃん
「おーーい!!」
ジェシー
「AHAHA!師匠だぁ!
おはよー!!」
相葉
「パトロールお疲れ様ー。
はい、朝ごはん作ってきたよ!
あとで食べてね♪」
ユーゴ
「相葉さぁ〜ん!」
(訓練つらいよー!
この2人なんとかしてよー!
坊丸くんなんか鈍いから挑発になってるし。
ジェシーは敵意剥き出してバチバチだし。)
相葉
「ユゴちゃん、そんなにお腹すいてたの?
いっぱい持ってきたから、たくさん食べてね♪
お昼も用意しとくからあとで公園でね♪」
ユーゴ
(そうじゃなくてー!泣)
翔
「おはよう、俺も来たよ〜。」
ジェシー
「AHAHAHAHAHAHA〜!
シショー後ろに隠れてた〜」
相葉
「そうだ坊っちゃん!
昨日さ、坊っちゃんのママさんに会って〜
たまには帰って来なさいって言伝預かって」
坊丸
「行かん!」
相葉
「えー、またぁ〜。即答じゃん。
ちゃんとご飯食べてるか心配してたよー。」
坊丸
「どうせ帰ったってご飯用意してないのに来ただの、どうせぐうたらして働いてないだの、あんたは仕事長続きしないんだから警察官なんてだの、エンドレスにグチグチ言われるだけやもん!」
ユーゴ
「え?まだ反抗期?」
翔
「ちょっと前はもっと凄かったんだって。
中学卒業と同時に家出同然で兵庫県外に出た子だからね〜。」
坊丸
「勝手に広島の高校受験して、勝手に出て行った!
まぁ、高1の夏休み前にはバレたんやけど。
荷物取りに戻ったのも含めてあれから2回くらいやな。
実家帰ったの。」
ユーゴ
「え?そんなに帰ってないの?
坊丸くんも???」
坊丸
「オレ以外にも帰ってない奴おるんやー!
じゃあ自信持って帰らんでもええな!」
ユーゴ
「ジェシーもそう。」
ジェシー
「僕は家出して100年以上家に帰ってないね!
AHAHAHAHA!!」
坊丸
「桁違いやな!!
100年て、オレの寿命超えてるやんw」
ジェシー
「最近は魔界にすら足を踏み入れてないよ!」
ユーゴ
「人間になったから魔界に行けなーい!
ってウチに転がり込んできた筈なんだけど、身体に魔力戻せるから本当は魔界に出入りできるらしいんだよね。」
坊丸
「元魔物を家に上げたユーゴも凄いけどw
ジェシーは家出っ子の鑑やな。笑笑」
ジェシー
「なぁんだよ〜!君仲間じゃん!」
坊丸
「そう言うことなら早く言えよぉ〜!
相棒〜!!」
ジェシー
「HEHE!
これからも実家帰んないでいようねー!」
「ねー!」
ユーゴ
(あれ?わかり合ってる!
さっきまでのバチバチがウソみたいに…
でもダメだ、こんなわかり合い方よくないに決まってる!)
「だからジェシーお前さぁ、ちゃんと帰れって言ってんだろ?
坊丸くんまで唆すんじゃねぇよ。」
通りすがりの小学生
「えーーーん。」
相葉
「大丈夫?怪我した?どこか痛いの?」
小学生
「ウチに妖怪が出るんやって。
それでこわくて。」
ジェシー
「家に?それは大変だ!
僕の家も魔物たくさんいたからさぁ、大変さすごくわかるよー!」
ユーゴ
「お前の家は魔界だから特殊すぎんのよ。
家族どころか自分も魔物だし。」
翔
「妖怪?魔界生物なのかな?」
相葉
「水○しげるの漫画みたいな?」
小学生
「うん。」
ジェシー
「妖怪は多分魔界生物だね。異形種。
魔物は人っぽい魔人種と人っぽくない異形種がいるんだよ。
あのー、クチビルゲとかと同じ!」
相葉
「淳太先生やブンさんと同じなんだー!」
小学生
「パパとママに言ったんだけど、ウチにいるわけないでしょって。
お兄もアニメの見過ぎやって言ってたんだけど。」
坊丸
「せやな、ウチもオカンがそんな感じやわ。
お兄の言うことしか聞いてくれへんで。」
ジェシー・坊丸
「わかるよ〜」
ユーゴ
「家出妖怪たちの囁きがこわい」
翔
「妖怪は悪いことをするとは限らないんだ。
幸福をもたらすものも居るんだよ。
例えば座敷わらしとか。」
ユーゴ
「ウチの妖怪大男も座敷わらしの類いなのかな?
ジェシー
「AHAHAHAHA〜!
僕のこと見えたらchu〜だよ〜♡」
ユーゴ
「妖怪大男は災いを呼ぶみたいだ…。
ねぇねぇ、おうちにどんな妖怪が出るかわかる?」
小学生
「妖怪あかなめ」
坊丸
「あかなめ?舐めるん?
気持ち悪いなぁ。」
相葉
「学校行ってる間にあかなめさんと話つけておくね。
まぁ、家のことは心配しないで!
元気にね!ほら!笑顔笑顔!
いってらっしゃい。」
@小学生の家
相葉
「ということで、妖怪さんとお話をしに来ました。」
お母さん
「すみません、ウチの子が変なこと言って。
大人をからかうのはやめなさいっていつも言ってるのに。」
坊丸(26)
「大丈夫!大人は2人だけやで!
あと3人は小僧やw」
ユーゴ(21)
「そうなんですよ〜」
ジェシー(2500)
「僕も身体大きいだけで小僧デス!
本当だね〜。(クンクン)
ここのおうち、魔物の匂いがするよ。
どっかにいるよ。」
お母さん
「え?本当ですか?」
ジェシー
「こっち!」
(みんなでジェシーについていく)
@風呂場
ジェシー
「ここに隠れてるね!
ユーゴ、もう魔力借りるね。
ユーゴ
「毎度言うけど俺の魔力じゃないのよ。」
坊丸
「すげー!ええ髪色やなー。」
ユーゴ
「ジェシーは魔力で髪色赤くなって、魔力がなくなると青くなんの。
そういう家系なんだってー。」
ジェシー
「※#♪¥€$÷*…」
(シュッ…)
「あかなめ〜」
ユーゴ
「わっ!妖怪!!」
ジェシー
「ここじゃなんだからサァ。
一旦オモテ出ようネ。」
@屋外
相葉
「あかなめさん、家の人すごく怖がってるけど、悪いことするの?」
あかなめ
「あかなめ〜」
ユーゴ
「人を襲ったりとかする?」
あかなめ
「あかなめ〜」
翔
「ただ風呂の垢を舐めるだけかな?」
あかなめ
「あかなめー」
坊丸
「あかなめ〜しか喋らんな。
黙秘ってことか?」
ジェシー
「風呂場に怯えた子どもの負のエネルギーが残ってたよ。
子どもたちの前に現れて怖がらせたんじゃない?」
あかなめ
「うるさい!」
(続く)
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