のど飴戦士アイバチャンSeason11 【第18話】







※これはフィクションです。
登場する人物、場所、団体等は実際のものとは一切関係ございません。
人間、魔物に関する体質についての記述は医学的・科学的根拠はありません。
あらかじめご了承ください。


















ジェシー
「ユーゴ、どこ行っちゃったんだろう。」






相葉ちゃん
「じぇす君、魔力あるはずなのに髪が青い…」




「悲し過ぎるとこうなるのか、
作者の写真選びに限界が来たのか…」











男の子
「お兄ちゃん元気出して〜!」











シゲ
「って、ボクちゃんが言うてんで?
元気出しぃや〜!

あの先生むっちゃええ人なんやろ?
のんちゃん帰ってきたらいつも先生の話してんで〜??」













ジェシー
「うん、いい子なのはわかってるよ。





だって。










あの子がユーゴ連れて逃げたんじゃなくて








ユーゴがあの子連れて逃げてるんだよ!?









よくわかんナイヨ!」


















シゲ
「色々とレアパターン過ぎてようわからん!
ホンマに師匠のもと離れて大丈夫なん?」









相葉ちゃん
「多分大丈夫、ユゴちゃんのことなら何か考えがあるはずだし。」









「上手くやれるだろうからね。
咄嗟の判断力はピカイチだよね。」









ジェシー
「そういえばさ。
ボクちゃんの話聞いてからユーゴを探しに行ってって、どういうこと?





この子誰?
のんちゃんのお友達?」













のんちゃん
「ダイキ兄の隠し子やて」









ジェシー
「え?隠し子?ホント??

魔界なら捕まっちゃうからshhだね。」








相葉
「静かに、のときのシーって
shhなんだ〜(メモメモ)」










シゲ
「隠し子ちゃうで?
ホンマの息子!

なぁー??ボクちゃん!」














ボクちゃん
「ひみつなの!
ボクな〜、未来人やから詳しくは言っちゃいけないの!」









ジェシー
「未来人?
未来から来たの?


神ちゃんそっくり!


あ…!あの女子高生の子にも似てる!


何年から来たの?」













ボクちゃん
「ひみつ!


今日もなー、おじさん家の最高級タイムマシンに乗って来たの。


でもな、あのー。」











シゲ
「なした?ボクちゃん?」









ボクちゃん
「今回タイムマシンでこっち来たとき、もっと未来の人と3人で相乗りしてきたねん。







一緒に来た他の2人がどっか行っちゃってな。
1人は山で見つけたの。ユータ君。
もう1人は探したけど見つからんの。」









 
「ユータはただの魔物じゃなくて、未来の魔物だったのか。」










相葉
「もしかしたら、もう1人の子?
さっきのダイゴ君だったりして。」






そうだよね!?
さっきお話した時に"これ以上言えない"って言ってた!
もしかしたら未来人だから話しちゃダメなのかな?」











ジェシー
「割と喋ってた方じゃない?」










「慣れてないんじゃない?
どこまで言ったらいいものか。」










ボクちゃん
「せや、一緒に来た子な。
こっち来る途中で色々教えてくれたんやけど。




"過去に戻って未来を変えなアカン"って言うとったの。
それアカンよ?法律違反やで?
って教えたんやけど。









自分はどうなってもええ、
両親の未来が変わったら自分も変われるはずやからって。
とにかく両親を幸せな未来に導きたいって、泣きながら言うてて聞かんかった。」












シゲ
「むっちゃええ子やん。」












「内容からして、ダイゴ君だね。
さっき未来変えるって言ってたよね。」









相葉
「結局魔物なのかな?人間なのかな?」










「ハーフってことかな?
お父さんが魔物でお母さんが人間。」











相葉
「半妖の夜叉○みたいな?」










「まぁ…そうなるね。

父親は魔界で逮捕されていて1度も会ったことがない。

母親と人間界で暮らしていたことはありそうだね。」









ボクちゃん
「1歳まではお母さんと人間界で一緒に暮らしてて、でも、魔物の血が流れてるからって日本政府に引き離されちゃったみたい。

亡くなる間際にユータ君がこっそり連れ出して人間界に来たんだって。」








相葉
「生い立ちがあまりにもつらい。
頑張って生きてきたんだね。」










ボクちゃん
「両親のことあんまり知らんくて、お母さんのお見舞いに行ったときに両親の友達から少し聞いたみたいや。

あの子もやけど、お母さんも引き離されてからかなり苦労してたみたいで、それで未来を変えようと決意したんやて。」










シゲ
「魔物の血が入ってたら人間界で暮らせないんやろうか?
魔界に行ってもお父さんと暮らせる訳やあらへんのに。」











のんちゃん
「その辺の魔物が人間界荒らしに来るんやったら先生みたいな人が永住して欲しいな。」



























一方…









ユーゴ
「マジか。そういうこと。」











ダイゴ
「早とちりしちゃったんですね。
でも、助けようとしてくれてありがとうございます。






ユーゴ君、優しいんですね。」















ユーゴ
「だってさぁ。
カバンに付いてるの見ちゃって。











アンパン男のキーホルダー」













ダイゴ
「え?それで?
そんなことで?」












ユーゴ
「だって、アンパン男好きな子に悪い子いねぇから!
それなのになんでジェシーは攻撃してんだよ!あのバカ!って…///」











ダイゴ
「って、勘違いしたんですね。」










ユーゴ
「うん。ふはは💧
やっちまった💧
バカは俺の方じゃん💧


確かにジェシーは安易に人を攻撃しないよな。
そうだよな。


…そういう奴だよな。
俺、ジェシーのことよく知ってるのに(苦笑)」












ダイゴ
「このアンパン男のキーホルダー。
僕のことを育ててくれた人がくれたんです。

お前の生き別れた母ちゃんがこれ好きなんだぞって。





じゃあ。
ユーゴ君理論からいくと
母はいい人なんですね。



ふふふ。」











ユーゴ
「そうだよ!
お母さんはいい人だよ!
そこは胸張って言っていいよ!」

















(ぐすん。)
















ユーゴ
「あ、ごめん。
勝手に色々言っちゃって。」












ダイゴ
「いいえ。
だって嬉しいじゃないですか。
理由はどうあれ家族のことをこんなに褒められたら。涙


母ちゃんの名前覚えとけよ、ってタグに名前書いてくれたんですけど。
人間の文字覚えたのつい最近だから読めなくて。

そのうちほとんど消えて読めなくなっちゃって。」


















ユーゴ
「本当だ。薄いなー。



ヨ?コ?ユ?シ?」














ダイゴ
「僕には読めなかった。
母を探す手掛かりになりそうです。

ありがとうございます。」







(グスン)















ユーゴ
「ケイスケ先生ごめんなさい💦」













ダイゴ
「ユーゴ君・・・。




あの、僕、さっきの人たちにも話したんですけど。









本名はダイゴです。花輪も偽名です。
因みに言うと、幼稚園の先生の免許持ってないです。
魔界に住んでて、学校にも行けてないので。」













ユーゴ
「あ、そうなの?

ふはは、ごめんね。
のんちゃんを家に入れて一緒に手洗いしてたから話全然聞いてなくてさ。




魔界に住んでるってことは、ダイゴ君は魔物なの?何歳?」











ダイゴ
「魔物と人間のハーフです。
父が魔物で、母が人間。

歳は60歳です。」









ユーゴ
「ハーフかぁー!
人間と魔物ってあんまり分かり合えないけど、どっちの気持ちもわかってくれる人ってことだよね?

あ、ごめんなさい。
年上なのにタメ口でした。

あ、でも半分魔物だったら寿命長いからどうなんでしょう?」










ダイゴ
「そうですね。
人間の年齢に換算すると6歳くらいでしょうか?

だからユーゴ君より年下だと思います。」












ユーゴ
「まだまだ子供じゃん!
え?子供なのに仕事してたの?
しかも幼稚園の先生?

ダイゴ君すごいじゃん!
こんなにしっかりしてると、相当苦労してきたように見える…」












ダイゴ
「まぁ、そうですね。
普通の人よりは困ってます。

親と一緒に暮らしていたかったです。
それがダメって言われたとしても。
お父さんには1度でいいから会いたかったです。」











ユーゴ
「そっか、大変だったな。よしよし。



あのさ、俺で良かったら手伝わせてよ?
俺、さっきのお兄さん達と一緒にヒーローやってるんだ。」










ダイゴ
「ヒーロー?
退治屋ですか?」












ユーゴ
「まぁね。
でもやるのは退治だけじゃないよ。
本来は困ってる人を助ける仕事だからね。
魔物退治はその延長線上、みたいな。
ほら、魔物が人間界荒らしたらみんな困るでしょ?」









ダイゴ
「そうなんだ…。

魔物みたいに特殊な能力を持っているわけではないのに。生身の人間が。








じゃあ…僕。
お願いしたいことがあります。
魔物退治より簡単だと思うんですけど…。」














ユーゴ
「おぅ、なんだ?
何でも言ってみろ?」













ダイゴ
「はい…!!

僕、未来から来たんですけど。」














ユーゴ
「うんうん…え?」






ダイゴ
「2021年の人間界に僕の両親がいるはずなんです!

僕の両親を探してください!!





あと、何年後かに魔界の王位継承があります。

王権争いを拒否している第2王子のマサヤ・ジョージを王にさせてください!!」











ユーゴ
「へぇ?

えぇーーー!!!」













(続く)

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