のど飴戦士アイバチャンSeason1 【第3話】




これはフィクションです。
登場人物は実在する人物とは一切関係ありません
場面ごとに毎回衣装チェンジ・髪型チェンジがあります。
気にしないで下さい。




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シゲ
「タマー!タマー!!どこやー?」
神ちゃん?そっちどうや?」




神ちゃん
「こっちにもおらんわ。」




シゲ
「タマちゃーん。おいでやー。」







相葉ちゃん
「君たちどうしたの?」



シゲ
「アイバチャン!
    ウチの弟見いひんかった?」



神ちゃん
「ネコな」



シゲ
「黒くて、可愛くて、神ちゃんにソックリでツンデレ系の男の子なんやけど。
こんなん!」







「オレ似てw飼い主の誰かに似ぃや!」




シゲ
「あまりにも神ちゃんにソックリやから、
オカンに欲しいて泣きついたんやで!
もう他に何も要らん!サッカーのスパイクサイズ合わんくなっても一生買わんで履き続けるからタマちゃん欲しい!
…って1ヶ月言い続けてようやくウチに来たところやったの!!」




神ちゃん
「ホンマに?それ初耳やけど///
オレに似てるからってだけでそこまでして飼うたなんて…」




相葉ちゃん
「可愛いー♡
うーん、でもこの子見てないなー。ごめんね。」




シゲ
「さっきな、ここにタマがいつも遊んどる毛糸が1個落っこちてたんや。
膝の怪我が治ったばっかりやからまだ痛がってるし…
もしタマに何かあったら…オレ…

うぅ…うわぁーん!!
タマちゃーん!!」
(シゲ、泣き始める)




神ちゃん
「シゲ、大丈夫やて!
シゲのお兄も探してるやないの」





シゲ
「お兄は多分子犬に威嚇されて泣いてるか、迷子になって戻れんくなってる思う」





(神ちゃん、もらい泣き)




相葉
「シゲちゃんかわいそうに。
  絶対タマちゃん見つけ¥%$※#÷…」

うわぁぁぁぁん

(とうとう相葉ちゃんも大号泣)



神ちゃん
「あぁ…そういえば!!
シゲのお兄はタマと会話出来るやん」



シゲ
「お兄が頼みの綱や!」





相葉ちゃん
「ぅ、#※$兄ちゃん今どこにいるの?」



シゲ
「公園行く言うてたっ!」



相葉
「ねぇ、公園に行ってみようよ!
お兄ちゃんさ、タマちゃん見つけたけど帰れなくなってるかもしれないし。」





(公園へ)






シゲ
「タマー!お兄ー!!」



神ちゃん
「お兄~!どこや~!」

 


シゲ
「も、もしかして…あいつや!」




神ちゃん
「あいつ…え!?」





シゲ
「何かあったら大体は

妖怪のせいやん!」





神ちゃん
「妖○ウォッチか」




シゲ
「こないだのデビル来よったらどないしよう!
タマちゃん無事で待っててやー(泣)
すぐ見つけてやるからなー(泣)」





相葉ちゃん
「シゲちゃん!お兄ちゃんも!」









 

一方、シゲのお兄ちゃんは…
散歩中のチワワに威嚇されていた








「あぁ、ごめんなさい!そんな吠えんといてねぇ。タマ~助けてや~」
(ビビるどころか、愛猫に助けを求める始末)







(ガサッ)






「わっ!?なんや!!」









タマ
「にゃー。」
「タマ!!どこ行っとったんや?
膝痛いんやろ?ホンマに心配したんやで。」




タマ
「にゃー。」




「 え、なになに。
毛糸で遊んでたら家の外に転がっていって、追いかけてるうちに家がわからんくなった?
膝は大丈夫やけど、毛糸を一個どっかに落としちゃった…」




タマ
「にゃ!」(そういうこと!)





「もう、タマちゃんアホやな~(笑)
帰るぞ~ダイキ今頃大泣きしながらお前んこと探してるわ~。」






タマ
「にゃー。…にゃー!にゃー!」
(タマ、走り去ってしまう。)






「タマ、待てって! 危ないって何~?」






デビル
「腹減った。お前の血ぃ吸わせろ!」





「…え!?」




「うわぁぁぁぁ!!!」









相葉ちゃん
「今の…悲鳴!?」




シゲ
「お兄の声や!!」





神ちゃん
「お兄!?大変や!!
アイバチャン、お兄を助けて!」






シゲ
「俺も行く!!」


神ちゃん
「危ないて!!
ここはアイバチャンに任せぇ!!」




シゲ
「タマは俺が守るんや!!」


神ちゃん
「アカンて!
デビルなんてそんな普通に戦える相手やない!
あと、タマもやけど、お兄もおるからw」





相葉
「危ないからオレに任せ…」




タマ
「にゃー。」




シゲ
「タマー!!無事だったか!!
    良かった!ホンマ良かった!!」
(タマを抱き抱えてよしよし)





タマ
「にゃー、にゃー、にゃー!!」

(タマ、相葉ちゃんの方を向いて暫く鳴き、シゲの腕をすり抜けてさっき来た方へ走っていく)






神ちゃん
「タマ、もしかしてお兄の居場所
   分かるんか?」





相葉ちゃん
「デビルと一緒にいるのかも!
   2人ともちょっと待ってて!」




味覚トゥ!

(アイバチャンに変身し、タマを追いかける)








タマ
「にゃー。」








アイバチャン
「え!?何があったの?」








(デビル、顔を腫らして動けなくなっている)





デビル
「なんだよ、あいつ。」



アイバチャン
「えーっと…大丈夫?」



デビル
「うるせぇ!なんで俺が敵に心配されないといけねぇんだよ…」




アイバチャン
「だって顔腫らして動けなかったら
…ねぇ。」




神シゲ
「アイバチャン!!」




「アイバチャン、こいついきなり俺を襲って来よってん。びっくりして倒してもうたわ。」


アイバチャン
「え、ちょっと待って。急展開すぎて話についていけない(汗)」





神ちゃん
「シゲのお兄はアクションスター目指してるんやで。動物の威嚇には弱いんやけど、戦えば強いんや。」




シゲ
「アホみたいにしょっちゅうジム通いしとるからな」




兄「えへへ」
神ちゃん「シゲも便乗して通っとるやんw」





シゲ
「だからお兄のこと一切心配しとらんかったで!
普段はへなちょこやけど戦えば絶対負けへんもん!」



「ダイキ~(泣)お兄嬉しいわ~!!
…嬉しいけど、少しは心配して~。
タマはちゃんと心配して危ない言うてくれたし、アイバチャン呼び行ってくれたで!」




(タマ、無言で首を振る)




シゲ
「心配しとらんかったってぇー笑
  タマ、お兄置いて逃げたもんな」




「タマ、ちゃうの?えぇ?ちゃうの?」




(タマ、満面の笑み)



神ちゃん
「タマ、悪い顔になっとる(笑)」





タマ「にゃー♡」




神ちゃん
「ここまでボコボコなら、デビルが
かわいそうになってきたわ。
デビル、飴ちゃんあげる。
分け合うって大事やで。」






「じゃあねー。」






(デビル、神ちゃんから貰った飴ちゃんを舐める)






デビル
「分け合う…か。」






   …ん、なんだこれ!!

   激ニガ!!まっず!!

   何かスースーする!!






うわぁぁぁぁぁ!!











(デビル完全撃退)








神「あれ?」



相葉「神ちゃんどうしたの?」



「さっきデビルにあげたの飴ちゃん、アイバチャンから貰うたやつや!」









(完)






















…フフフ。愚かなデビルめ。

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