のど飴戦士アイバチャンSeason2 【第2話】




これはフィクションです。

登場人物は実在する人物とは一切関係ありません。

場面ごとに毎回衣装チェンジ・髪型チェンジがあります。
気にしないで下さい。



【あらすじ】
中学生になった神シゲちゃん。
町の治安は相変わらず最悪。
先日は神ちゃんが何者かに取り憑かれるなんて事態になったけれどアイバチャンがなんとか助け出してくれて、また平和に過ごしていました。

そして、おバカ街道まっしぐらなシゲは「数学のテストで100点を取ったら、好きな子にラブレターを書く」と意気込んで臨んだテストで見事100点。
また何か起こりそうな予感ですが、ひとまずラブレター執筆中のみんなを見てみましょう。

*********************

神ちゃん
「シゲすげえな!
手直ししなくても一発でこんなに書けた!」
神文や!!




シゲ
「うーん。
あー!!あかーーーん!!」

(自分で頑張って書いたラブレターを、神ちゃんから奪って破る)





淳太先生
「え!めっちゃ良かったのに!
勿体無い!!」





シゲ
「文書ダサいとか、実は酷いこと書いてるとか思われたらどないしよう!」






神ちゃん
「シゲ!気にし過ぎ!!一旦落ち着け!!」






シゲ
「落ち着かれへん!
あの子が俺を嫌いになるかもしれへんのに!」





神ちゃん
「オレにはお前の本気伝わっとる!
その気持ち、おまえなら絶対あの子にも伝えられるて!

シャキッとせんかい!」








シゲ
「か、、、か、、、

















神ちゃ~ん(泣)」




















(数十分後)







シゲ
「…オレ、今日渡してくる」






神ちゃん
「シゲ、急にイケメンになったな。
頑張って来いよ!!」









シゲ
「うまくいきますように…
うまくいきますように…
うまくいきますようにうまくいきますようにうまくいきますように…」




神ちゃん
「もうイケメン終了かいw」






相葉ちゃん
「あれっ、もう終わっちゃった?
ごめーん!!」





神ちゃん
「相葉ちゃん、シゲ全部自力で書けたんやで!!」





相葉ちゃん
「シゲちゃんすごーい!頑張ったね!」





シゲ
「えへへ♡今から渡してくるんや~♡」
 











???
「おい、シゲ!
サッカーの練習サボんなや!」









シゲ
「…げっ!チャラいサッカー少年来た!」







チャラいサッカー少年
「おい!チャラい言うなy…わっ!!」
(小石につまずく)








シゲ
「チャラくてポンコツなサッカー少年や」








チャラいサッカー少年
「ポンコツやなぃ…痛ぇぇっ!!
(頭上の木の枝に頭をぶつける)







神ちゃん
「流星、今ポンコツやない言うたよな」







流星
「今週末サッカー部の試合やろ!
早よ練習来いよ!
勝つかどうかはお前に掛かってるんやぞ!」



淳太
「おい、流星!また髪染めたやろ!
生徒手帳の校則のページを神ちゃんと一緒に読みなさい」






神ちゃん
「せんせぇ、髪染めたらアカンて書いとる
これ地毛やし、染めたらアカンから、このまま金髪でいきます
それに担任も"型は破るためにあんだよ"
言うてました!」


流星
「せや!言っとった!
せんせぇ、俺も神ちゃんに賛成」





淳太
「やかましい奴らやな、
このゆとり世代め
…って、おい!先生そんなこと言っとったんか!?」




※神シゲ達の担任↓ MJこと松本先生
(^ヮ^=)MJて呼ばない以外では怒られへんな









淳太
「シゲ、神ちゃんの地毛が金髪って本当なん?」




シゲ
「ちゃ…せやで!!」




淳太
「今"ちゃうで"って言おうとしたやろ」






シゲ
「流星!
おれは今日忙しいから練習行かへん!
おれはな!人生の大一番を迎えてr…」



流星

「やかましい!

ええからこーい!!」

(シゲ、強制連行)




シゲ「やめてー!!」





神ちゃん
「サッカーの試合か。
…あ!今すごい良いこと思いついたわ~!
オレもいってきま~す!!」





淳太
「あいつらアホや…
神山もよぅあいつの恋のお悩み相談なんて聞くよなー。」




相葉ちゃん
「見た目あんなに可愛いのに友達想いのアツイ男だよね。
やっぱり好きな子いるからシゲちゃんの気持ち、わかるのかな?」




淳太
「まぁ、そうだろうけど…気の毒やな。
ホンマに健気やわ」





相葉ちゃん
「・・・?」

















@中学校のグラウンド



シゲ
「くそー、流星のやつめ」





女子A
「キャー!キャー!かっこいーい♡
藤井く~ん、小瀧く~ん!
頑張ってぇ~♡」



流星・望
「ありがとう☆」





女子たち
「キャー♡かっこいいー♡」

女子たち
「藤井くん、小瀧くん!お疲れ様!」
(タオルと飲み物を渡す)







シゲ
「あー、さびしいわー!
俺は今ものすごくさびしいわー!!」











「重岡くんお疲れさま!」






シゲ
「え…あ…あはっ…え?俺?ホンマに?




わーい!!やったー!!
ありがとう♡♡♡
俺がんばる!!あっはっはぁ~♡」






「じゃあね!!頑張って~♡」











「あぁ~!すっごい緊張した!!」





「トモちゃん、大丈夫やて!シゲ全然気づいてへんわ!
見てみぃあいつの顔!」
(俺のマドンナがぁ…あっはっはぁー♡
俺にお疲れさまって♡タオル渡してくれた♡
あっはっはっはっはぁー!!
あーどないしよう!
明日から毎日練習来ちゃおうかなー♡
…って今にも言いそうな顔をしているシゲ)







トモちゃん
「さっきまで寂しそうにしてたのに凄い嬉しそう!良かった~」





神ちゃん
「あいつ、溶けてしまいそうや。
ホンマにありがとな!

あ、やべぇっ!!」
(神ちゃん、走り去る)
















シゲ
「なぁトモちゃん、ちょっとええ?
あのー、えーっと…あのさー…
渡したいものがあんねん…えっとな…」








流星
「あ!トモちゃんも来てたんや~!」



トモ
「あっ///…うん///」





(シゲ
「え?トモちゃん何だいこの照れ方は」)




流星
「なぁ、今週末の試合見に来ぇへん?」




トモ
「行っていいの!?私行く!」




流星
「絶対勝つからな!」




(シゲ
「え?なに?どういうこと?
流星!?トモちゃんとどうなってるん!?」)










神ちゃん
「あっちゃー。
シゲ、落ち込んでもうた…。」

















シゲ
「流星とトモちゃん、そんな仲なん?
流星の周りに女の子めっちゃいたから今日はタオル渡すのやめたんかな?
俺のことどう思ってるんやろ
あぁ、結局ラブレター渡せなかったな…

神ちゃん…いっつも俺のこと助けてくれるけど…本当は…な。

俺は何なんや!
ホンマにアホや!!


うわぁー!!!!!」





















@PM7:00 神山家


☎⚡⚡⚡




神ちゃん
「もしもし?おぅ、タカ兄。なした?」





シゲ兄
「神ちゃん?ダイキ今神ちゃんの家に居らんか?まだ帰って来えへんねん」





神ちゃん
「ウチにはおらんよ。
今日はシゲのサッカーの練習見てから会うてない」





シゲ兄
「そっか、神ちゃんおおきに!!」





神ちゃん
「お兄、オレ今シゲ捜してくる!!」





シゲ兄
「神ちゃん、もう時間も遅いしええよ!
心配せんとすぐ見つかるやろ。ほな!」





神ちゃん
「相当ショック受けてたからな。
オレのせいや…」

















神ちゃん
「シゲーー!!何処や!!」




相葉ちゃん
「神ちゃん!!見つかった?」




神ちゃん
「まだ見つからへんねん。」




相葉ちゃん
「何処か行きそうなところないかな?」





神ちゃん
「公園にはおらんし…
学校…あ、グラウンド!!」






相葉ちゃん
「行ってみよう!」















神ちゃん
「あ、あれ?シゲ…!?」
















神ちゃん
「シゲ!!なんてこった!!」




アイバ「味覚トゥ!!」






アイバ
「今度はシゲちゃんがゾンビに…
今助けてあげるからね!





味覚トゥ!!」

(アイバチャンはノドアメをつかった)







シゲ
「フフフッ。何やそれ。」

(シゲにダメージをあたえられなかった)







神ちゃん
「シゲ、ゴメン!オレのせいや!
流星とトモちゃんは何もないから、心配せんでええ!」






シゲ
「俺には何でも言ってくれてええやん…
何で言わへんの?」






神ちゃん
「え?」





シゲ
「俺のことばっかり話聞いて手伝ってさ…
神ちゃん自分のこと何も言わへんけど、
トモちゃんのこと好きなんやろ?」






アイバチャン
「え、なにこの展開!?…」







神ちゃん
「何でそれ知っとんねん…
…せやで。でも、別に自分がどうしようかは勝手やろ。」







シゲ
「うるせぇ!神ちゃんが俺のせいで諦めるんは我慢できへん!
なんでやねん!神ちゃんは身を引くような男やないやろ!」






神ちゃん
「こっちだっていろいろあるんやて!」





シゲ
「いろいろってなんやねん!
俺に何で言ってくれへんの…
アホ!神ちゃんのアホ!」





相葉ちゃん
「まぁまぁ、2人とも落ち着い…」




神ちゃん
「アホはどっちや!
おまえオレとまともに恋敵になってみ!
自分で何かできる勇気あんのか!」





シゲ
「そっちの方が張り合いあってええわ」






神ちゃん
「さっきまで流星とトモちゃんのこと気にしとったくせに!」
(大喧嘩)
若干シゲが弱り始める






アイバチャン
「シゲちゃん、これ!早く!」
(アイバチャンはシゲにノドアメを使った)






シゲ「zzZ…」








神ちゃん
「それにしてもシゲはさすがやな…
オレのことようわかっとる…」









シゲ
「…神ちゃんとはもう口聞かん」










(続く)

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