のど飴戦士アイバチャンSeason2 【第3話】
これはフィクションです。
登場人物は実在する人物とは一切関係ありません。
場面ごとに毎回衣装チェンジ・髪型チェンジがあります。
気にしないで下さい。
【あらすじ】
トモちゃんへのラブレターを書き終えたところでサッカー部の練習をサボっているのがバレてしまったシゲ。
練習への参加を余儀なくされましたが、神ちゃんの計らいでトモちゃんが応援に来たため有頂天に。しかし、ラブレターを渡しそびれた上に流星とトモちゃんが親しげに話す様子へ嫉妬、また、あることで自分の無力さを感じるのでした。
そんなときにシゲが失踪、発見されたときにはゾンビに…
アイバチャンに助け出されたのは良かったものの、シゲは神ちゃんと大喧嘩の末絶交を言い渡したのでした。
*********************
???
「そろそろあのマヌケなヒーローを仕留めてやる。
ガキ供を利用してやろうとしたが、あいつら使うと余計に厄介だったな
まぁ、気の抜けてるときなんていくらでもあるから
すぐにでも消してやるぜ」
(ガサッ)
誰だ!
ただの猫か…
@放課後
(キーンコーンカーンコーン)
神ちゃん
「なぁ、トモちゃ…」
シゲ
「トモちゃん!
きょ、今日!
お、俺と…
い、一緒に帰らへん?///」
トモちゃん
「う、うん///」
流星
「シゲ!お前!!
大事なこと忘れてないか?」
シゲ
「せや!俺トモちゃんの家分からへん!
同じ方向やけど!」
流星
「ちゃうわ!サッカーの練習!」
シゲ
「今日は足痛い!休む!」
トモちゃん
「重岡くん、大変!歩いて大丈夫なの?」
シゲ
「大丈夫やでー♡」
流星
「だよな!
さっきトモちゃんのとこ来るのに血相変えて走ってたやろ!たった3m!」
シゲ
「流星、それは気のせいや~
あ〜痛~い♡トモちゃん助けて~♡」
流星
「お前どっちやねん(笑)」
(トモちゃん、シゲの仮病を察する)
トモちゃん
「私、サッカーしてる時の重岡くん見たいな♡
こないだも将来日本代表のエースストライカー確実ってテレビで見たよ♪
今日本で知らない人いないじゃない!」
シゲ
「わかった!!おれ、練習参加する!」
トモちゃん
「ありがとう。
サッカー終わったら一緒に帰ろうね」
シゲ
「やったー!!」
望
「シゲ!
サッカーよりもトモちゃんと帰るよりも、先に教室の掃除当番や!」
シゲ・流星
「…そう来たかっ!」
(ちゃん ちゃん♪)
淳太先生
「何やそのコントみたいなんは」
神ちゃん
「今日のシゲ。
め○ましテレビのコーナーみたいやな。
(シゲがどようびにネコの見てるわ)
ここ何日かはこんな感じ!」
相葉ちゃん
「わー!シゲちゃんすごーい!
…神ちゃんのおかげだね!
すごい成長。おじさん泣いちゃう〜
(^ヮ^=)可愛いおっちゃんやな〜
相葉ちゃん
「神ちゃんがライバルだと自分でなんとかするしかないから頑張ってるんだね…
ねぇ、本当にもうシゲちゃんと話してないの?」
神ちゃん
「せやで!もう3日喋ってへん!」
相葉ちゃん
「あんなに仲良かったのに…
オレ、何か寂しいな…(グスン)」
神ちゃん
「相葉ちゃん、心配せんでもええよ!
えへへへへ…
…シゲいないと寂しいけどな」
淳太
「暫くしたらあいつ
"神ちゃ~ん"
…って泣きついて来そうやな、
お前らすぐ仲直りできるやろ」
神ちゃん
「まぁな!
シゲと勝負してるつもりないし!
それなのにあいつ…オレを恋敵みたいに思って…あははははは!」
相葉ちゃん
「神ちゃん、そんなこといってたらシゲちゃんに怒られちゃう(笑)
でも…神ちゃんは本当にいいの?
トモちゃんのこと好きなんでしょ?」
神ちゃん
「ええんやて!
シゲにはバレないようにしとくけど!
ただなぁ…最近サッカーやる気なしって感じ。明日試合やのに!
センスあるし、ホンマに日本代表レベルだかマン○ェスターユ○イテッドのエース狙えるって言われとるくらいくらいやから大丈夫なんやろうけど…
相葉
「え!?
シゲちゃんってそんな凄いの!?
まさか…あのシゲちゃんでしょ?」
淳太
「そう、あのシゲ。
ああ見えて実は超天才サッカー少年。
練習もウォーミングアップもしたら点数2桁は取れるよな。」
神ちゃん
「だから練習サボればチームメイトが呼びに来ると…。」
相葉ちゃん
「トモちゃんも来るしちゃんと練習した方がいいね!
俺、シゲちゃんに言っておくよ!!」
神ちゃん
「大丈夫!もう手は打ってある!」
@放課後
シゲ
「トモちゃんちょっと待ってな~♡
もうすぐ掃除終わるから~♡
サッカーも今日はすぐ終わるで〜♡」
トモ
「うん!
そういえば、重岡くん、明日の試合って私どの辺で観戦すればいいかな?」
シゲ
(…せや!トモちゃんも来るんやった…!)
淳太
「神ちゃんホンマに抜け目ないな~」
神ちゃん
「わぁー、オレかんぺきやぁ~」
(彦摩呂の食レポ風)
「にゃー。」
神ちゃん
「あれ、タマやない?」
タマ「にゃ!」(よっ!)
(タマがこちらに向かって走ってくる)
神ちゃん
「タマ、お前膝悪いんやからあんまり走らんでええよ」
相葉「1人…1匹でどうしたのかな?」
神ちゃん
「さてはお兄と散歩やな!
お前ネコのくせに毎日散歩するから」
淳太
「へぇー、お前かわええなぁ~」
タマ
「にゃー!!!
にゃーーー!!」
(淳太を引っ掻こうとするタマ)
神ちゃん
「あー、アカンアカン!!
淳太先生大丈夫か?
そうだ!こいつすげぇ人見知りや!」
シゲ兄
「タマちゃ~ん!早いわ~!
お兄を置いてかないでや~!!
(タマに頭ポンポン)
あ、神ちゃん!ごめんな~!
ダイキのやつ もぉ〜神ちゃんのこと困らせてばっかりでなぁ~。」
神ちゃん
「それはええけど、お兄危ない!
タマの散歩の時気ぃつけて!
今、淳太先生を引っ掻こうとした!」
シゲ兄
「先生、すいませんっ!
ウチのタマがご迷惑かけました」
淳太
「いえいえ。
俺、昔から一切動物に懐かれないんで」
タマ「にゃー!!!にゃー!!!」
(まだ不機嫌)
シゲ兄
「なんだタマちゃん、今日はホンマに機嫌悪いなぁ~。どうしたの~?」
タマ「にゃー!!」
シゲ兄
「え?なになに?
…え!?えー!!!」
神ちゃん
「お兄、タマ何やって?」
シゲ兄
「先生…かなりお金持ちな匂いがする
…やって!
タマ、それで怒ってたのか(笑)」
淳太
「タマちゃん、匂いでそんなこと分かんのかー。鼻良いんやなー。
…って、嗅覚といい散歩といいおまえは犬か(笑)」
タマ「にゃあー!!」
シゲ兄
「お兄、貯金しろ!…やって!
タマ~、痛いとこついてくるな~
じゃあ、そろそろ帰るか~。ほな!」
相葉ちゃん
「シゲちゃんのお兄ちゃんいつ見ても面白いね!」
神ちゃん「顔?」
相葉ちゃん
「…いやいや(笑)」
(半分合ってたので、思わず笑ってしまった相葉)
神ちゃん
「ウチのお兄も面白い顔してるけどさ」
☽ 重岡家
シゲ
「明日とうとう試合や~!
なぁ、タマ?
明日トモちゃんに良いとこ見せれるかにゃ~。」
タマ「にゃ!にゃ!」
(ダイキなら大丈夫や!頑張れ!)
シゲ
「トモちゃんにこないだのラブレター渡そうと思っとるんやけど、せっかくちょっと仲良くなったのにそんなことしたら嫌われるかにゃ~」
タマ「にゃー。にゃー!にゃー!!」
(心配いらん。渡せはええねん!
せや、告白すればええ!!)
シゲ
「俺、神ちゃんに酷いこと言ってしまったんやけど、仲直りできるかな…」
タマ「にゃ!にゃー!!」
(当たり前だろ!お前らなら分かり合えるから気にすんな!!)
シゲ
「…何で神ちゃんと喧嘩したんやろな?
おれ、神ちゃんの方が大事やのに…
でもおれのせいで神ちゃんに諦めて欲しくないし。」
タマ「にゃ!!にゃーーー!!!」
(やかましい!!シャキッとせんかい!!!)
シゲ
「そんな鳴かんてええやん~(泣)
お兄爆睡しとるし、誰かタマの通訳してや~」
シゲ兄
「zzZ〜」
相葉ちゃん
「シゲちゃーん!」
シゲ
「相葉ちゃん!何でここに…」
相葉
「明日試合だから応援に来たの!
多少緊張してるだろうなーって思って!
多少じゃなかったね!」
シゲ
「聞こえてたん?わぁー恥ずかし!
あいばーちゃん、知恵袋貸して!
ラブラブマジック!!」
相葉ちゃん
「恋敵が誰であろうと自分のベストは尽くすべきだよ!
押してダメならもっと押せ〜っ!」
シゲ
「お、いいこと聞いた!もういっちょ!」
相葉ちゃん
「お前の気持ちはオレに十分伝わっとる!
お前ならあの子にだって絶対伝えれるから!シャキッとせぇ!!
…って神ちゃん言ってたよね~。」
シゲ「…せや!」
相葉ちゃん
「トモちゃん、シゲの練習中にタオルくれたり一緒に帰ってくれたりしとるやん!
トモちゃん信じてあげよっ!
…って神ちゃんなら言いそうだよね」
シゲ
「せやな…
って、それあいばーちゃんやない!
神ちゃんもどきや!」
相葉ちゃん
「バレちゃった♪
でも、今シゲちゃんに必要なのは…
あいばーちゃんより、神ちゃんもどきじゃないかなーって思って♪」
シゲ
「アイバチャン、ありがとう!」
シゲ兄
「うーん。ダイキ~頑張れ~zzZ」
相葉ちゃん
「お兄ちゃん応援してくれてるね」
シゲ兄
「ふぁ~。相葉ちゃん来とったのか」
相葉ちゃん
「あ、お兄ちゃん起こしちゃった?
ごねんね、もう帰るよ~!
シゲちゃん明日頑張ってね♡
おれも応援に行くから!また明日♡」
シゲ兄
「相葉ちゃん!ちょっと待って!」
(相葉ちゃんを追いかける)
相葉ちゃん「?」
シゲ兄
「さっきタマ凄い機嫌悪かったやろ?
あの時はとっさに誤魔化したんやけど…
相葉
「…?」
(続く)
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