のど飴戦士アイバチャンSeason2 【最終話-前編】
これはフィクションです。
登場人物は実在する人物とは一切関係ありません。
場面ごとに毎回衣装チェンジ・髪型チェンジがあります。
気にしないで下さい。
【あらすじ】
神シゲが絶交して3日。
神ちゃんを恋敵として意識したシゲはトモちゃんへの本格アプローチを開始し徐々に仲良くなっていくのでした。
しかしサッカーの練習の方はというと、今はトモちゃんに夢中なので今まで以上に怠り仮病まで使う始末。トモちゃんが試合に来ることをすっかり忘れていたみたいで前日の夜になって考え始めてました。
一方アイバチャンはシゲのお兄・タカヒロから何やら聞いたようですよ。もしかすると…
*********************
(シゲのサッカーの試合当日)
神ちゃん
「トモちゃん、こっちこっち!」
トモちゃん
「はーい!!
…えーっと、私はどこに座れば?」
お呼ばれされた席は…
座席向かって左から
シゲ母、シゲ父、タマ、シゲ兄、神山、相葉
シゲ兄
「タマちゃん、こっち来ぃや〜」
タマ「にゃー。」
(お兄の膝の上へ)
トモちゃん ////
神ちゃん
「さすがにアカンか!
これなら重岡家一行の仲間入りやもんな。
じゃあ、オレそっち行くからトモちゃんここ座りっ!」
シゲ父
「神ちゃん、俺、可愛ええお嬢さんの隣に座れるなんて滅多にないんや!」
(お願い、このままの席で…)
シゲ母
「もぉ~お父さんひど~い」
父
「可愛い、お母さんも可愛いんやけどっ!
ほら、この子、お母さんの若いころにそっくりやから(汗」
母「若いって何よ〜」
父「ごめん!今も若い!おじちゃんを許して」
神ちゃん
「まぁ、この2人はいつもこんな感じ」
(トモちゃん、結局父と兄の間の席へ)
タマ
「にゃー!」
(タマ、トモちゃんの膝上へ)
トモちゃん
「可愛い〜ネコちゃん!」
シゲ兄
「お兄よりトモちゃんの方が良いか」
タマ「にゃー」(ワシも男ぞ)
兄「わ、スケベ猫」
タマ「にゃーにゃーん♡」
シゲ母
「タマちゃんも若くて可愛い子の方がいいのね。
お母さん寂しい!」
(聞き覚えのあることを言うオカン)
一方、ピッチの方では…
望
「シゲ!見てみ!重岡家一行や!
おかん!おとん!嫁!
膝の上に猫!お兄!ムスコ!
なんか知らない人!
シゲ
「望っ!やめっ///
トモちゃんはまだ嫁ちゃ…
…神ちゃん!!」
望
「重岡さんはどうやら嫁よりムスコ来たんが嬉しいようです」
シゲ
「え?いや!う、嬉しないし!
ほ、ほれ!相手は強豪や!集中!」
流星「・・・・・・」
相葉ちゃん
「ちょっと…おトイレっ!」
神ちゃん
「いってらっしゃーい」
シゲ兄
「お、おぅ…!」
(相葉
「昨日お兄ちゃんが言ってたの本当なのかな?何であの人が…」
でも、言えばわかってくれるはず!!」)
ねぇねぇ…待って。
あなたは…
うわぁ!!
@前日の夜・シゲの家を出た後
シゲ兄
「相葉ちゃん!ちょっと待って!」
相葉ちゃん「?」
シゲ兄
「あの〜、さっきタマ凄い機嫌悪かったやんか。
あの時はとっさに誤魔化したんやけど…
もぉ〜タマちゃん、俺そういうの苦手なのにあんなところで言うから(汗)」
相葉
「…?」
シゲ兄
「あいつ…正体は世界侵略しようとしてる怪獣やて!タマがあいつの独り言を聞いたらしい!」
???
「自分から来るとはバカな奴め」
相葉ちゃん
「あっ、やめて!!」
(攻撃で動けなくなる相葉)
???
「この世界を俺のものにするにはお前が邪魔なんだよ。」
相葉ちゃん
「や、やだ!誰か…助けて…」
神ちゃん
「おーい!アイバチャン~?
どこのトイレまで行った~ん?」
相葉ちゃん
「神ちゃん、来ちゃだめ…」
神ちゃん「…え?」
神ちゃん
「淳太先生!やめぃ!!」
淳太
「助け求めたらヒーローでもなんでもないただのガキが来たな!
残念なやつだ!!」
神ちゃん
「淳太先生!相葉ちゃんに何するんや!」
相葉ちゃん
「神ちゃん…逃げて…」
神ちゃん
「嫌や!オレ逃げへん!!」
(木の枝を拾う)
唇ゲルゲ
「そんなもんで戦えるのか?」
神ちゃん
「うわぁーーーーー!!!」
(木の枝で叩こうとするも掴まれてしまい、そのまま投げ飛ばされる)
相葉ちゃん
「神…ちゃん!!」
神ちゃん
「いてててて。」
???
「バカ共が揃いも揃ってめんどくせぇ」
神ちゃん
「あ!あんときの!!」
元デビル
「あぁ、よく覚えてたなチビ。
あのときはキャーキャー逃げるだけだったお前がこいつ相手に立ち向かうとは。俺を倒しただけのことあるぜ。」
神ちゃん
「あんときはごめんな。
励ますつもりで飴ちゃんあげたのに味覚糖のど飴だって気づかんくて…」
元デビル
「敵に情は持つな。この軟弱なヒーローみたいになるぜ。」
(元デビル、神ちゃんに手を差し出して立たせる)
元デビル
「親友の試合中なんだろ?
見に行ってやれよ」
神ちゃん
「でも、デビル…もう人間やろ?
戦えへんやん。」
元デビル
「ちっこいガキよりマシだろ?」
(頭ポンポン)
神ちゃん
「チビやないもん!」
唇ゲルゲ
「敵に情を持ってんのはお前だろ?
自分を倒したやつ逃がそうとして。
お前らまとめてあの世に送ってやるよ」
元デビル
「あぁ、変な話だよな。
仲間を助けようと思えば助けられたのに、裏切って魔界から追放させるやつだっているのにな…お前みたいに。」
唇ゲルゲ
「・・・うわっ!」
(一撃食らう)
シゲ兄
「神ちゃん、ダイキが前半で10ゴールも決めたで!!」
神ちゃん
「え?嘘やろ!?」
シゲ兄
「ホンマやて!見てみ!
ほら、こっち!
…わわわわわわ、何かこわいの居るし!」
(神ちゃんを逃がす)
唇ゲルゲ
「何だあいつ…」
(元デビル、相葉ちゃんを助ける)
相葉ちゃん
「ありがと!あとは大丈夫だから
デビルさん逃げて!
味覚トゥ!」
元デビル
「お前頼りねぇんだよ!
さっきの高校生の方がマシだぜ」
アイバチャン
「もぉ〜!ひどーい!」
元デビル
「俺だって昔はあいつの仲間だったんだ、
弱点くらい知ってるんだぜ!!」
(左腕に木の枝を投げつける
…ぶつかると、左腕が落ちる)
唇ゲルゲ
「チッ、覚えてたか」
アイバチャン
「デビルさんありがとう!
…でも…ちょっとグロい。。。」
おえぇぇぇぇぇっ…(吐)
元デビル
「は?
お前ヒーローのくせに何やってんだよ!」
アイバチャン
「味覚…トゥ。(弱)」
唇ゲルゲ
「無様」
元デビル
「あの高校生呼んでくるしかねぇか。」
アイバチャン
「おれが戦うもん…ぅぅ。
魔物を人間に出来るのはのど飴しかないから…
でも、まずはおれが舐めるね。」
元デビル
「その飴、回復にも使えるのか」
アイバチャン
「味覚トゥ!!投げるバージョン!!」
唇ゲルゲ
「痛っ!」HP5000→4500
元デビル
「ダセェ名前」
アイバチャン
「味覚トゥ!!もうちょい投げる!!」
HP4500→3000
シゲ兄
「ただいま~、味覚とうぅ~!
わ~、こわいこわいこわい~~」
元デビル
「あ、戻ってきた。」
(お兄ちゃん、
唇ゲルゲを容赦無くボッコボコにして退散)
HP3000→10
相葉ちゃん
「お兄ちゃんありがとうぅ!
味覚トゥ!!食べるバージョン!!」
(味覚糖のど飴を唇ゲルゲに舐めさせる)
(撃退)
神ちゃん
「アイバチャンごめん
オレ、何も出来ひんかった」
相葉
「おれの方こそゴメンね。
かすり傷だけで済んだけど、神ちゃん、これ痛いね。」
神ちゃん
「い、痛ない!」
相葉ちゃん
「あ、試合は!?」
神ちゃん
「28-0で勝ったで!
シゲのやつ、強豪校相手に27点も入れたんや!」
相葉ちゃん
「…え、えぇ~~~!!
サッカーでそんな得点聞いたことない!
あっ、シゲちゃんだ…」
シゲ
「なぁ、トモちゃん…ちょっとええ?
俺、トモちゃんに渡したいものが…
流星
「トモちゃん!こっち来て!!」
シゲ 「えっ…」
(続く)
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