のど飴戦士アイバチャンSeason11.5 【同じ空の下、紡ぐ物語〜小話集⑬】


⑬小話〜ヒーロー擬似体験教室








※これはフィクションです。
登場する人物、場所、団体等は実際のものとは一切関係ございません。
スピンオフ作品の時系列は投稿順ではありません。
あらかじめご了承ください。











アイバチャン
「ユゴちゃん、大丈夫?出来そう?」








ユーゴ
「はい!任せてください!」














ユーゴ
(読者さーん!読者さーん!
聞こえますかー??


俺は今読者さんの心に直接語りかけています。



はい、そう。あなたです。
これを読んでいる、そこのあなた!






ふはは、ビックリした?





あ、こんな能力は持ってないんだけどね。
でも今日は特別!
読者の皆様にはヒーローの擬似体験をしてもらおうと思ってね!
相葉さんといろいろ考えてみたんだ〜!









皆さんには今から俺、ユーゴになって貰おうと思います!










大丈夫!
ちゃんと危ない方向に行かないようにはアプローチします!)













[ドクシャ は ユーゴ になった。]

HP200、MP100
スキル:瞬間回復、攻撃力ダウン、魔力耐性、ジェシー







(HPがガチの初期値数字だし、
スキルの"ジェシー"って意味わかんねぇし。
どうせなら読者さんも師匠たちになりたかったよね。ごめんね。)










アイバチャン
「大丈夫!
おれはHP100、MP0だから!」





#ベテランヒーロー
#肩書きは1級戦士
#ほんとの初期値









(アイバチャンさんはスキルがめちゃくちゃ強力ですから💦
回復、攻撃力ダウン、魔力耐性は同じなのに、驚異的な回避と防御力までありますから!)













アイバチャン
「とはいえユゴちゃんより回復弱いもん!」


#謙遜しあってないで始めな















アイバチャン
「ということで、ミッションだよ!










えーーーーーーーーーーーーっと!


町内にものすごく魔物の気配を消せる魔物がいるとします!」










(あら、実際には居ないの?)













アイバチャン
「その魔物を見つけて魔界に帰してください!」











(なんだろう、お題がざっくりしてるから逆に何していいのかわからない…。)













アイバチャン
「まぁ、歩いてらっしゃい!」










(行ってきまーす!)










アイバチャン
「あ、ちょっと待って!」










(?????)










−数分後…










(え?なんで?)










アイバチャン
「その魔物は若い女の子が大好きなんだって。
ユゴちゃんは若くてピチピチだし、魔物への色仕掛けが上手なのは知ってるよ!」










(まぁ、20代だしー、色仕掛けはジェシーにはたまにやるけど…女装!?
うわー、さっむ!
これ、スカート短過ぎません?
パンツ見えちゃいそう。






大丈夫ですか??
これさすがにバレないですか?
ほらぁ、ヒゲんとこ青いし。)












アイバチャン
「大丈夫!大丈夫!可愛いよ〜!
いってらっしゃい!!」











(行ってきまーす!)

















-数分後










(魔物どこなんだろ?
そういうセンサー系スキル欲しいなぁ。
あ、そうか!
俺は魔物をフェロモンで引き寄せられるのか!特殊スキルもう1つあったわ!)










魔物
「おーい、そこの可愛い子ちゃーん!
一緒にデートしない?」











(あ、早速引っかかった!
怪人・女たらし!)





#勝手に命名
#怪人女たらし
#残念すぎる名前











怪人・女たらし
「可愛い子だねぇ〜。
僕と一緒にお食事でもどう?
ほらー、こんなに華奢だと身体に悪いよ?」










(やべー、こいつ俺のこと太らせてから捕食する気だ。)













Q.どうする?

①攻撃する
②一旦話に乗る
③助けを呼ぶ











(お食事、いいですね!
美味しいお店知ってるんですよ!
行きましょう!)













②一旦話に乗る

(①の攻撃を選ぶより賢明ですね。
相葉さんの店に引き込めたら、
③助けを呼ぶことにもなります。









ただ…相葉さんのお店は地元民の憩いの場。
一般市民への影響が心配ですね。)











どうする?

①店主に連絡する
②常連に連絡する
③交番に連絡する
④相棒に連絡する
















こういう時は…











(お店の方と知り合いなんですよ!
今から連絡しますね!)












①店主に連絡
よし、これなら怪しまれない。
判断は師匠にお願いしよう。
②の常連さんに伝えてくれるだろうし、③の交番はすぐ隣だから。
④の相棒はめんどくさいことになるからやめておこう。











???

「ちょっと待ったぁーー!!」





#ねるとん紅鯨団か













(デケェ声!この声は…)















???
「君は魔物だね?
人間をどうしようというのかい?」












(げっ、ジェシー。
擬似体験コーナーがめんどくさいことになりそうだ…。)





#案の定登場
#相棒が現れた












怪人・女たらし
「な、何言ってんですか!?
僕は人間ですよ!」








ジェシー
「君、逃げて!危ないから!
僕を信じて!
僕は魔物を倒すヒーローだ!」












どうする…。
①怪人女たらしに乗る
②ジェシーに乗る














とりあえず一旦…










(あなたこそ、本当にヒーローなんですか?
魔物じゃないんですか?





①怪人・女たらしに乗ります)









ジェシー
「ギクッ!
僕も魔物なんだけどさ、悪い魔物を退治してるんだよ!
だから僕は人間の味方、お姉さんのこと助けるからね!」











(えー、信じられない…。)










ジェシー
「え?だから、あのー。
僕は!よくわかんないけど…!
お姉さんのこと気になるというか…
なんというか…。
その〜、ナンパ師みたいな魔物に引っ掛かるなら…」








(ナンパ師?あなたもでしょ?)











怪人・女たらし
「僕の見つけたかわい子ちゃんだぞ!
横取りすんなよ〜。」









ジェシー
「おかしい!絶対おかしい!
だって、なんで…
僕の大切な人と同じ匂いがするんだよ…!
この子を他の人に取られたくない!






(クンクンクン…)








ん?マーキング跡?
お嬢さん?魔物の恋人いる?…













待って!?









(クンクンクンクン…)







これ、僕のマーキングだよ!!なんで?」












(心の声:
は?マーキング?なにそれ?
いつの間に付けてたんだよw)












怪人・女たらし
「そんなのどうでもいいだろ!
お前のマーキングなんて食べてしまえば関係な…

ハッ!」











ジェシー
「引っかかった!
お嬢さん、ほら!この人魔物だよ!
マーキングのことなんて普通の人ならわかんないでしょ?
しかも食べるって!!

だから!一緒に逃げよう!ね?」











なんて返す?
①そうね。魔物なら逃げなきゃ。
私と一緒に逃げて。
②でもあなたも魔物なんでしょ?
私はあなたじゃなくてこの人と行く。
③あなたヒーローなんでしょ?
魔物なんでしょ?なんとかしなさいよ。












こういう時は…











(③あなた、ヒーローなんでしょ?
魔物なんでしょ?なんとかしなさいよ。

本当にヒーローなんだって言うなら、魔界に帰してきてよ!)










ジェシー
「HEHE、そうだね!
じゃあ、仰せの通りに♡
行ってきます!」












(そうして怪人・女たらしはジェシーによって捕獲され魔界に帰された…。

多分、
スキル:ジェシー
…ってこういうことなのかな?)











ジェシー
「ただいま〜!
お姉さん、もうこれで大丈夫だからね!
ザコ魔物は往復に魔力使うと消耗が大きくて回復力も少ないから暫く来られない!

さぁ、僕と一緒にお食事でもしない?
可愛いお嬢さん♡♡」










どうする?
① 男の声でネタバラシ
②L○NEでいじってからネタバラシ








これはどっちでもいいね!
(②L○NEでいじってからネタバラシ)








(ピコン!)







ジェシー
「あ、ユーゴからL○NEが来た。
HEHE!
さっき言ってた、僕の大切な人ね!








・・・・・・。













『ジェシーって通りすがりの女の子にナンパするような奴だったんだな。
見損なった。
お前があれだけ熱く語ってた愛って何だったんだろうな。。。』












え?ユーゴ?見てる?
どこから?







(ピコン)









『お前も普通に女の子が好きになれるんだ。
良かったじゃん。
人間界の普通ってそういうことだよ。』













ユーゴ、違うんだよ!僕のマーキングが付いている子がいたんだ!君以外にはつけたことがないはずなのに!しかも、匂いが似てるんだよ!確かにこの子は香水みたいな甘い匂いもするんだけど、ユーゴの匂いもするんだよ!本当に、よくわかんないんだよ!僕のこと信じて欲しい!僕が心の底から愛してるのは君しかいないし、生まれ変わっても一緒にいたいと思ったのも君しかいない!他の子にもちょっと運命感じちゃったのは事実だけど、一生全てをかけて守りたいと思ったのは君だけなんだ!それにね、魔物は性別が6つある!人間と魔物は同性になり得ない!君と僕は異性だ!だから僕が君を愛することは不思議なことじゃないし、自然の摂理に逆らうことでもない!お願いだから!僕のこと見損なったりしないで欲しい!…※#%¥€$÷









…お願いだよぉ。
そばに、そばにいさせてよぉ。
本当に、一生それだけでいいから…。」













(やべぇ、ちょっとやりすぎた。
ジェシーごめん。)













(ピコン!)
(ピコン!)
(ピコン!)
(ピコン!)
(ピコン!)
(ピコン!)
(ピコン!)
(ピコン!)
(ピコン!)
(ピコン!)
(ピコン!)
(ピコン!)
(ピコン!)
(ピコン!)
(ピコン!)
(ピコン!)
(ピコン!)
(ピコン!)
(ピコン!)
(ピコン!)
(ピコン!)
(ピコン!)
(ピコン!)
(ピコン!)
(ピコン!)
(ピコン!)
(ピコン!)
(ピコン!)
(ピコン!)
(ピコン!)














(ほらまた鬼みたいな量送ってくる〜)











ジェシー
「え?」










(通知音で気づいたか?
もう少し匂い嗅いだらわかるんじゃね?)









ジェシー
「ぐすん。」












(だめだ。泣いてるから鼻詰まってるし。
しょうがない。)











①男の声でネタバラシ










(ジェシー!ありがとな!!
魔物退治の擬似体験中だったんだよね。)









ジェシー
「擬似体験?魔物退治の?」












(読者さんには俺になってもらって、ヒーローならどうするか?って簡単な選択肢を選んで貰ってたよ!)









ジェシー
「そうなんだ!
あれ、お嬢さんの声…」














(ごめんごめん、俺。
カツラ外せばわかるか?)












ジェシー
「ユーゴ…!!」










※hug♡













(痛い!痛い!
どうせ抱きしめるなら優しくして!)











ジェシー
「ごめん、ついつい。

でも良かった。

僕は君がどんな姿になっても、君だとわからなくても、愛しちゃうみたいだ。」













(おまえすげぇな。)










ジェシー
「目の前にいるのにラブレターたくさん送っちゃった。


あ、僕なんか変なこといっぱい言ってたかも…!!」









(あー、なんかいっぱい言ってたね。
心の声ダダ漏れだったよ。)











ジェシー

「忘れて!!」











(忘れられる内容だったらね…
なんか切ない気持ちになったから忘れないかも。)









ジェシー

「忘れて!!」












(わぁったよ!忘れてやるよ!




擬似体験中の読者さんにL○NE画面配布しようか…って!

送信取り消してるしw)










ジェシー
「ダメ〜!他の人に見せないで!
君に1回言ったのでも恥ずかしいのに!」









(わかりました!
さっきのジェシーカッコよかったんだけどなぁ。
全然恥ずかしいことないじゃん。)








ジェシー
「HE?カッコいい?…」










(修羅場になる前に
擬似体験コーナー終了です!
おつかれっしたー!!)






(終)

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