のど飴戦士アイバチャンSeason12 【第2話】
※これはフィクションです。
登場する人物、場所、団体等は実際のものとは一切関係ございません。
あらかじめご了承ください。
相葉
「もしもし!?
ユゴちゃん、大丈夫なの??」
⚡︎⚡︎⚡︎ユーゴ
「相葉さぁん!
ご心配おかけして本当にすいません!
おかげさまで俺はもう大丈夫です。
ありがとうございました!
俺はジェシーとダイゴが相葉さんから聞いて応急処置してくれたから俺はもう身体に戻れたんですけど・・・」
相葉
「何かあったの?」
⚡︎⚡︎⚡︎ユーゴ
「あのー。
今度はジェシーが・・・。」
相葉
「じぇすくんが??
魔力は持ってなかったんだよね?」
⚡︎⚡︎⚡︎ユーゴ
「そうなんですけど…。
魔力がなくなった問題とは別で…。
応急処置の合間に身体拭いて服着せてくれたんですよ。
まぁ…それで…。
一通り終わってから急に俺のこと異性として意識しちゃったみたいで。
裸の俺を抱きかかえちゃった、とか。
タオル越しに触っちゃった、とか。
色々考えた結果
鼻血出してます
ジェシー大丈夫か?
ちょっとおさまってきたな。」
⚡︎⚡︎⚡︎ジェシー
「もぉだいじょうぶだよぉ。
僕、何もしなかった、からね。」
⚡︎⚡︎⚡︎ユーゴ
「わぁったから!
魂抜けてたけどちゃんと見てた!
お前は俺を助けた。
それ以外のことはなんにもしてない。な?
町で訓練してる間なんて毎日一緒に銭湯入ってましたけど、こういうこと1度もなかったんですよ。」
⚡︎⚡︎⚡︎ジェシー
「ほら、やっぱかぁいい子の無防備な姿を見ちゃった後だし、本能というか、僕の中の悪魔が…ねぇ。
なんか後から後から出てきちゃったんだよ。」
相葉
「じぇすくん、頑張ったね!
ダイゴくんもね。」
⚡︎⚡︎⚡︎ユーゴ
「ダイゴは今ティッシュの在庫取りに行っちゃいました。
あー、ジェシーこないだ新しいパック棚の1番上に乗せちゃったべ?
苦戦してるのかな?」
⚡︎⚡︎⚡︎ジェシー
「ごめーん。
僕しか届かないよねー。」
⚡︎⚡︎⚡︎ユーゴ
「俺も届くし!!!」
相葉
(あ、意地張ってる。
身長差が悔しくて意地張ってる。)
シゲ
「9cm差ってデカいよな〜」
神ちゃん
「大丈夫やで…。
ユーゴくんは俺よりデカいねんから…。」
ユーゴ
「あ、神ちゃん…ごめんね。(汗)
あの、俺もさぁ、背伸びしてギリギリ届くくらいなんだよ…。
パックの袋つまんで引きずり下ろしたりなんかして…」
相葉
「ユゴちゃん、なんか苦しそう。」
シゲ
「神ちゃんに身長の話は禁句やったわw」
ユーゴ
「ジェシー、鼻血も落ち着いてきたし。
そんなにびしょ濡れなら風邪引いちゃうから1回着替えて…」
ジェシー
「ハックション!」
(ブシャー!)
ユーゴ
「わ!」
ダイゴ
「ジェシーさんお待たせしてすいません、やっと届いて…
ってジェシーさん!
すごい血の量!!
ユーゴくんもう服着てますよ!?」
ユーゴ
「ジェシー、俺のせいでごめん。
本当にごめん…」
ジェシー
「ユーゴはなぁーんにも悪くないよぉ…
クラクラしてきた…。」
ユーゴ
「病院行って焼いてもらったら早くね!?
相葉さん、すいません!
一回切りますね!
またかけ直します!!」
ジェシー
「まって、一回ぬきたい。
こっちもやばぁい…」
ユーゴ
「デカッ…。
でも!今はダメ!
止血が先だ!!
気持ちはわからんでもないけどさぁ!」
相葉
「今日はさ、ひじきとレバー沢山食べさせた方がいいよ!
貧血予防ね!」
ユーゴ
「ありがとうございます!
あとでジェシーに食べさせます!」
(ガチャ)
相葉
「大変なことになっちゃったね…
この町だけじゃないなんて…」
シゲ
「魔力どころの問題やなくなってるんやけど…!!
ジェシーの鼻血問題の方が圧倒的な尺取ってるやん!」
神ちゃん
「そもそも、ユーゴくんが幽体離脱して風呂場で意識失ってたんは、魔力がなくなったからやろ?」
相葉
「そうだね。
人間界全体で起こってる…。
調べるには範囲が広すぎる。
どうすればいいのか…。」
(ダン!) サッカーボールを蹴る音
シゲ
「どないすればええんや…。
俺、こんなにサッカー下手やったんやな。
サッカー選手になれたら将来安泰やなって、勝手に思うてた。
トモちゃんと結婚して、子供産まれて、カッコええ父ちゃんになって、家族みんなを幸せに出来て…ウチの父ちゃんみたいになれるって。」
相葉
「だ、大丈夫!
なんとか頑張って解決するからね!
なるべく早く解決できるように頑張るから…!!」
シゲ
「どないしよう…トモちゃんになんて言えば…。
あ、あかん…。
俺、今日トモちゃんと会う約束してたんや…!」
神ちゃん
「よりによって今日か!
何時?それまでにトモちゃんに言うこと整理しよ!」
シゲ
「それがな…
15:00着の列車で町に到着の予定やから、ここに着くのは…
15:30頃かなぁって。」
神ちゃん
「今は15:28…げ、もう来るやん!!」
シゲ
「いやぁ〜!」
トモちゃん
「ダイちゃん!お待たせ!
どうしたの?大丈夫?
顔色悪いよ?」
シゲ
「あはは、運命の人と運命の瞬間やぁ…」
トモちゃん
「もぉ〜、ダイちゃんったらぁ♡」
シゲ
「トモちゃん、久しぶりに会うたらなんか小いちゃくなったなー。
いやぁー、元からちいちゃかったけどなぁ。
いつにも増してちいちゃく見える…」
神ちゃん
「チビで悪かったな!」
トモちゃん
「ふふ。
神ちゃん、私のことだから(笑)
良かった〜、嬉しい!
私ダイエットしたの!
ダイちゃんに会えるまでにって頑張ったんだから〜。」
シゲ
「そんなぁー!
痩せんでええやん!
俺の大好きなトモちゃんが減っちゃう〜♡」
トモちゃん
「もうダイエットやめたの。念のためね。」
シゲ
「そっかー。
ところでトモちゃん。
俺な、伝えたいことがあんねん。
すごく大事な話なんやけど。」
トモちゃん
「私も!
ダイちゃんに伝えたいことがあるの。」
シゲ
「緊張するなぁ〜。
トモちゃん、お先にどうぞー。」
トモちゃん
「私も、すごく緊張する。
でも、言うね。
あのー、私。
出来ちゃったみたいなの。赤ちゃん。」
シゲ
「そっかー。。。え!?ホンマ!?」
トモちゃん
「多分ね。まだ調べてないんだけど。
こんなに遅れたことないから。」
シゲ
「嬉しい、めっちゃ嬉しいんやけど…!
アカン、どないしよう!!」
(続く)
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