のど飴戦士アイバチャンSeason12 【第4話】
※これはフィクションです。
登場する人物、場所、団体等は実際のものとは一切関係ございません。
あらかじめご了承ください。
タカヒロ
「そろそろあれやな。
相○ちゃんの動物番組!
そういえばユーゴ君、前に2時間スペシャル正座して観て、足痺れてたよな〜。笑笑
そんくらい相○ちゃんのことリスペクトしとるんやなぁ〜。」
@横浜
ユーゴ
「ハックション!」
ジェシー
「え?ユーゴ!
風邪ひいたの!?大丈夫??
寒くない?熱あるんじゃない?」
ユーゴ
「違うと思う…
ハックション!
ハックション!
あ、これは…
誰かが噂してんだわ!!
ほら、今からみんなのどうぶつ園入るしさ。」
ダイゴ
「相○さんをテレビで見かけたらみんなユーゴくんのこと思い出しちゃいますもんね。」
ユーゴ
「そうそう、俺の相○さん推しはみんなにバレてるからね(笑)」
ジェシー
「でもねぇ、風邪予防は大事だよ。
あったかくしようね♡
ギューってしてあげる♡」
ユーゴ
「うーん。。。いらねーわ。笑笑」
ジェシー
「HEHE、いいもーん!
ダイゴにギューしてあげるんだもーん!」
ダイゴ
「あわわわ。ジェシーさん強すぎますw
痛い痛い。折れちゃう。笑笑」
ユーゴ
「おいおい💦
って結局俺もかw」
ダイゴ
「嫌じゃなさそうですね(笑)」
@戻って兵庫県の町、重岡家
タカヒロ
「オカン〜!どうぶつ園入るで〜。
母
「は〜い。
せや、お父さんさっきのハンバーグ食べるかしら?
当直中はお腹空くみたいやし、届けてくるわ。」
タカヒロ
「はいよー。
…窓から手振ってもうイチャイチャしてるやんw
職場近すぎなんよ。」
のんちゃん
「ママー、ぼくも行きます!」
タカヒロ
「のんちゃんも行ってらっしゃい。」
♪♪♪〜
⚡︎⚡︎⚡︎テレビのナレーション
「みんなのどうぶつ園!
今日はオール猫スペシャル!
続いては、最近バズってる動画をどうぞ!
こちらは猫のタカヒサくん、3歳の男の子。
お腹がすくとおかしな行動をしてしまいます。
なんと、仰向けに寝そべったまま走り出しちゃった。
それを見た飼い主さんはエサを持ってきてくれます。
食べて、この表情です。
(ニンマリ)」
タカヒロ
「スゴいなぁ。
俺、タマと会話出来んくなったら何もわからんくなった。
なぁ?」
タマ
「ニャー!」
タカヒロ
「やっぱりわからん。
せや、ダイキー!おーい!」
シゲ
「なにー?」
タカヒロ
「お前まだサッカーの練習してたん?
そろそろ休みぃ。
あぁ、そんでさ。
昔、ネコの言葉わかる機械使うてたやろ?
あれまだある?」
シゲ
「あー、確か部屋にあったでー。
よいしょ。
(ガチャ)
(ガサガサガサ…)
あぁ、これこれ。
ニャウリンガル。
電池まだあるなぁ。
ほれ、タマちゃん。
これに向うて喋りぃ?」
タマ
「にゃー!」
ニャウリンガル
(おはよう!今日はいい天気だね!)
シゲ
「いや、夜やし!」
タカヒロ
「1日中曇りやし!」
タマ
「ニャー!」
ニャウリンガル
(カレシ欲しいなぁー。)
タカヒロ
「おま、オスやん。
引くほど女の子大好きやんwww」
シゲ
「アカンかぁー。嘘っぱちやな。」
タマ
「ニャー!ニャー!!💢」
シゲ
「タマがイラつき出したw」
タカヒロ
「せや。・・・」
(紙に文字を書き始める)
タカヒロ
「タマ、これ読めるか?」
タマは、
オス ・ メス
シゲ
「いや、これ読めるわけwww」
タマ
「??????」
タカヒロ
「一応、選択式にしてみたんやけどな。」
シゲ
「お兄久しぶりに会うてもアホ全開やったw」
タカヒロ
「多分就活全滅したの、見抜かれてたんやろな。笑笑」
シゲ
「半分くらい見抜いたけど、その半分は全部アホなとこやったんやろなwww」
タカヒロ
「タマが全部話してくれるから甘えすぎてたわー。
さっきのバズり動画みたいに、タマの癖とかもっと見とけばよかったわ。」
(タマが片脚を伸ばしてお座り)
タカヒロ
「ん?
膝痛いときよく変な感じに座るよな?
お薬追加で飲んだ方がええかな?
待っててな、痛み止め持ってきたるわ。」
シゲ
「そうそう、これやるなぁ。
まぁ、違うかったら全力ネコパンチで飲まへんから。」
タカヒロ
(手のひらに薬を乗せて)
「タマ、痛かったら飲みぃや。」
タマ
(ペロっ)
シゲ
「飲んだ」
タカヒロ
「水飲みに行ったな。
もっと、タマの癖見とこ。
しばらく話せんやろうし。」
シゲ
「タマはお腹空いたら足にしがみついて来んで?
あとはボーッとしたいからこっち来んなってときは物陰で丸くなってる。
お散歩したいときは窓から外じーっと見て動かなくなる。
眠いときは香箱座りして俺のことじーっと見てる。
タマは俺と添い寝せな寝れんから。」
タカヒロ
「ダイキはスゴいなぁ。
喋れへん分、ちゃんと見とったんや。」
シゲ
「いいやぁ〜。
全部お兄が言ってたんやけど…。」
タカヒロ
「え?」
シゲ
「え?」
タカヒロ
「オレちゃう、オレ知らんもん。
他の人から聞いたんちゃう?」
シゲ
「いやいや!
お兄やないとわかるわけないやん!
あと誰もタマと喋れんし。
魔物ーズは雰囲気わかるくらいでちゃんと聞いてるわけちゃうし。」
・・・・・・。
タカヒロ
「・・・オレ、なんかぁ。」
シゲ
「www笑笑」
タカヒロ
「え?ホンマにオレェ??
淳太とかジェシーやなくて?」
シゲ
「ホンマやてw
タマが変な動きしてる時に横でお兄解説しとったし!
淳太はちょっとわかるとして、ジェシー全くわからん上に距離感アホでうるさいからタマに嫌われてるし。」
タカヒロ
「俺…かぁ。
変な動き見極めたダイキの手柄やな(笑)」
シゲ
「いやいや、タマの言うてることわかるお兄の手柄!
お兄、動物関連の会社の面接って、受けたん?」
タカヒロ
「…受けてへんな。」
シゲ
「もったい無い!
お兄がただのアホちゃう、ってわかってくれる会社受けにいかんと!」
タカヒロ
「そんなん言うてくれんのダイキだけやわ〜。
まぁ、ええんやで。
おかげさまで、ヒーローショーのバイト始められたし。
昔の夢は叶っちゃったからなー。」
ダイキ
「悪役ばっかやんw
面接で弟が魔物に襲われやすくてヒーローのお世話になってました〜とか言うたのに悪役ばっかりなんやろ?」
タカヒロ
「まぁ、そうですね〜…。
すいませんねぇ、オレの経験談よりダイキの方がいいエピソード持ってんで使わして頂きました。」
ダイキ
「なんでやねん!
もっと使いっ!笑笑」
タカヒロ
「めっちゃ乗り気やん!
おおきに〜!」
タマ
「にゃ〜ン」
ダイキ
「おぅ、これはこれは
わからん!」
タカヒロ
「もぉ〜、これはこれはアイバチャンちゃん頼みやな。」
(続く)
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