のど飴戦士アイバチャンSeason11.5 【同じ空の下、紡ぐ物語〜小話集⑳】


⑳小話〜音色










※これはフィクションです。
登場する人物、場所、団体等は実際のものとは一切関係ございません。
あらかじめご了承ください。

























ユーゴ
「これは、捨てる。
これは…どうしよう…。

よし、迷ったら…捨てちゃえ!!」










ジェシー
「ユーゴ!!
もうこんなに片付けたの?」










ユーゴ
「あったりめぇだろ!
お前もこんくらいのペースじゃねーとダイゴがウチに来るまで間に合わねぇぞ!




これはリサイクルショップに持ってったらちょっとは家計の足しに…




えーっと、これも捨てようかな。













っておい!

阻止すんなって!」










ジェシー

「これはダメ!」










ユーゴ
「俺のもんだからどうしようと勝手だろ💦」









ジェシー
「この服は僕がここに初めて来た時に着てた服だから〜!

大切な思い出でしょ???」










ユーゴ
「食生活変えて体型変わってたし、あん時には既にサイズ合わなくなって来てたんだよな。これはもう着れない!




思い出は服の中じゃなくて、

俺たちの心の中にある。






だから、いいだろ?」











ジェシー
「(キュン♡)」










ユーゴ
「ほら?あの日一緒に写真撮ったし。

お前がスマホ買った時にあの写真も送ったろ?







はい!

どんどん片付けるぞ!









・・・って、おいまたかよ。手離せよ(笑)」










ジェシー
「HEHEHE。
これは正真正銘!お宝だ!!








楽譜…バンドスコアじゃん!
これは…。僕の知らない曲だなぁ。」








ユーゴ
「あぁ。
これさ、すとーんず組んだばっかの頃にホクトとシンタローとやってた曲なんだわ。




うーん、さすがにこれ捨てたらホクトにキレられっかな?




ベースのパートは覚えてるし、3年間ライブでやり続けてたら見なくても弾けるようになったから、もういいかなと思ったんだけど。」










ジェシー
「(ペラッ、ペラッ…)


よし!

こんどは僕が覚える!」













ユーゴ
「ぜってー今で全部覚えただろw

お前楽譜1回読んだだけで覚えられる上に、頭の中で全パートの音が合わさって曲理解できんの、俺知ってっからな。






#天才すぎだろ
#ズドン一家の遺伝子





そういうのマジで羨ましいわ…。」










ジェシー
「HAHA!バレてたか!




いい曲だね〜。
クセになりそう!!










頭の中で流れてる♪♪♪♪♪♪♪♪〜








ジュリとタイガは?」















ユーゴ
「この曲自体まだ知らないと思う。」









ジェシー
「じゃあみんなでこの楽譜回すね!
HAHAHA!!



みんなでやろうよ!










たーのしー!!






AHA〜♪♪♪」









ユーゴ
「いやぁー。

俺たちずっとギターなしのバンドだったから、ギターパートがないんだよなぁ。」










ジェシー
「そうだ!ユーゴ!
今2人で一緒にやろう!」










ユーゴ
「ここ片付けてから…」







ジェシー
「HEHE!ユーゴのベース持ってくる!


ベース♪ベース♪…!!」














(ガタガタ…)













ユーゴ
「…って、話聞かないで俺のベース取りに行きやがった。」










ジェシー
「ハイ!

僕のギターも取ってきた!





ユーゴ、アタマから弾いてよ〜!
リズムギターのパートやってみる!!









リードギターのとこは今度ジュリにやってもらおうね!!!
HAHAHA!!











そうだ!You○ubeにアップしよっか♪

ちょっと部屋汚いけど…
まぁ!いいでしょう!HAHA!」












ユーゴ
「俺達が汚部屋に住んでるみたいじゃん!


やだわぁ〜。


ファンと視聴者さんは俺たちが一緒に住んでんの知ってんだぞw










ったく、しょうがねぇなコイツ…





この辺のもの避けるぞ。…」










(ガチャ、ガチャ、ゴソゴソ…)










ユーゴ
「窓閉めるわ。防音対策しないと…。
お前気をつけろよ。」











(ガラガラガラガラ…)



















೨̣̥♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪


🎼♪♪♪♪〜♪♪♪♪〜









ユーゴ・ジェシー
「Yeah〜!We Rollin' Rollin' ,
We Rollin' Rollin' Baby〜♪」














ユーゴ
「(こいつ、歌詞まで見ないで完璧かよ)」














@数時間後…









シンタロー
「ユーゴからL○NEだ〜!」











"シンタロー、動画編集よろしく!"








シンタロー

「楽しい動画だなぁ!おい!」















"断捨離中の汚部屋から歌のプレゼント♪
代表曲にギターパートを追加してみた"








シンタロー
「これで投稿っと!」









-このときメンバー達は誰も、まさかこの汚部屋動画がバズるなんて思ってもみなかったそう。








ジェシー
「ユーゴ見て!
コメントたくさんきてるよ!」












"断捨離中www"
"散らかってるのを隠しました感がジワるw"
"段ボールの角見えてますがw"
"生活感あってかわいい。"
"ユーゴ、そのハロウィンのコスプレ風なもの要らないんなら俺にくれ。私服で着てやるw"
"後ろの服が派手すぎない?"
"ジェシーの物らしきものが多いぞ。
断捨離頑張れ!"
"ジェシーが演奏したいと言って強行した、ユーゴは嫌々ながら受け入れた。
そんな状況が目に浮かびますな。"
"家人より伸び伸びしてるジェ氏最高にオモロイじゃん!"
"2人とも音楽のセンスはめちゃめちゃ凄いのに…面白すぎてカッコつかないのが難点www"













ユーゴ
「なぁ、撮り直そう!
片付いた綺麗な部屋でもう1回!」














(終)

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