のど飴戦士アイバチャンSeason11.5 【同じ空の下、紡ぐ物語〜小話集㉕】
㉕小話〜二次会はこれから
※これはフィクションです。
登場する人物、場所、団体等は実際のものとは一切関係ございません。
あらかじめご了承ください。
ジェシー
「(スヤスヤ…)
ふぁ〜。
あれぇ?まっくら…
今お昼寝してたんだよなぁ。
夜中じゃないはず、、、
(カチッ) 電気をつける
ユーゴ〜
ユーゴ〜〜〜??
どこぉ〜??????
あ、置き手紙だ。」
(ドキドキ…ドキドキ…)
ジェシーへ
こうこうのときのなかまと
どうそうかいしてきます。
ごはんたいてあるし、
れいぞうこにおかずあるから
チンしてたべてね。
ユーゴ
ジェシー
「そっか、今日はお出かけするって言ってた日だ…
お昼寝、長すぎちゃったなぁ。
魔物が基本夜行性な上に、僕は人間を食べないから日中の活動がちょっと弱め。
ユーゴのことなら僕のこと起こさないようにそーっと出かけたんだろうな。
…とはいえ、心配だからお店まで送ってあげたかった〜!
大丈夫かなぁ〜!
今追いかけたら間に合…
夜7時!?
寝過ごしたー!!!
確か5時集合だったよね?
でも、気になる。
無事に、何事もなくお店に着いたかな?
人間は夜よりも日中の方がエネルギーが強いから、魔物が襲いに来るとしたら日中で。
夕方なんて襲いに来ない。
でも、前みたいに人間の変質者がユーゴをさらいに来る可能性はある…。
だめだぞ、ジェシー。
ユーゴを信じろ。
ユーゴは普通の人間の男の子だ。
僕にはすっごくかぁいい子に見えるだけ…。
身長は僕ほどじゃないけど割と高いし。
魔術を使う魔物相手に戦えばすんごく強い。
そんでもって、身体ほっそりしてて、脚がチョ〜綺麗で。
パワーがないから接近戦には向かない。
あー、だめだジェシー!
そうだ!
ここ最近、ユーゴには毎日こっそりたくさんマーキングしてある!
僕の、ジョージ寄りのズドン臭がキツすぎるフェロモンがたくさん付けてある。
王家の魔族の証だ。
だからユーゴを狙うということは王家への反逆行為。
だから誰もユーゴに手出し出来ない…
そう、魔物だけは…。
えーっと、、、
落ち着け、落ち着け、、、
そうだ、ユーゴにL○NEしてみよう。。。
(⚡︎⚡︎⚡︎ピロン)
え?近くで鳴った?
ザンネン、スマホ忘れてってる。
そうだ、パソコンでお店の地図検索してたね!
(カチカチッ)
先週の履歴かぁ〜。
いろんな検索しすぎて出てこないなぁ。
なんだこの履歴?
えー。いやいやいや!
詳しいことは帰ってきてからね。
あ、お店の名前!
えーっと、なんだったっけ…。
思い出しそう。
まんず…
まんず…
まんず兄さんの…。
HEHE、ホームページ発見!
地図があった!
ここからは少し距離があるね。
でも地図で見た感じ歩いて行けそう。」
(⚡︎⚡︎⚡︎ピロン)
ジェシー
「僕にL○NEだ。
誰だろう。
ホクト?
(ホクトからのメッセージ)
ジェシー起きた?
ユーゴ借りてるよ。
心配しなくてもユーゴを迎えに行って一緒にお店入ったから安心して。
いつもの送り迎えは大丈夫。
俺たちに任せて。
ジェシー
「ユーゴかぁいい♡
保存♡
よかった、無事だった。
久しぶりに友達に会って楽しかったんだろうな。本当に楽しそう。」
(ホクトからのメッセージ)
今日はそんなに酔ってないみたい。
これからみんなでそっちに行くから。
家から出ないで待ってて。
ジェシー
「連絡がもう少し遅かったらお店に向かってたね!良かった〜!!
僕はダメだなぁ。
ちゃんとユーゴのことも、仲間のことも信じないと。
もしユーゴの身に何かあったらもっと大騒ぎになってた筈だ。」
ワクワク♡
ワクワク♡
ワクワク♡
(数分後…)
(外で話し声がする)
(ガチャ…)
ジェシー
「ユーゴ!
会いたかった!
おかえり!」
ユーゴ
「わぁ!
ビックリしたぁ〜。
俺が帰ってきたくらいで大げさなんだよぉ〜。」
ホクト
「しょうがないじゃない。
ジェシーはユーゴに会いたかったんだもの。」
フーマ・ケント
「お邪魔します」
#飲み直し
ジェシー
「いらっしゃ〜い!
ほら上がって!上がって!」
フーマ
「家主かw」
ホクト
「自称・居候のヒモ男じゃなかったっけ?」
フーマ
「ジェシー相変わらず元気そうだな(笑)」
ケント
「はじめまして。
ふふ、なかなかのセクシーボーイだね。
ユーゴLOVEはウワサ通り…ウワサ以上かな?」
ジェシー
「HEHE!僕、ウワサになってたの?」
ホクト
「店で飲んでる間、ずーっとジェシーの話。
ユーゴがね。
あとジェシーの親戚の子の話も。
ジェシー、両思いで良かったねー。」
ユーゴ
「ジェシー以外の話だってしてたろ?
思い出話の方が多かったしー!!」
(ぐぅ〜)
ユーゴ
「え?お前メシ食ってねぇの?」
ジェシー
「さっき起きたばかりな上に、気になるからユーゴの行ったお店に行こうとしてたもんで…」
ホクト
「ほら、来る前に言っておいてよかったでしょ?
サプライズで押しかけちゃいけないのよ、ジェシーは。」
ユーゴ
「心配性だかんな〜。
そこまで心配しなくていいのに。
俺だって車道側歩ける!」
フーマ
「またその話かよwww」
ケント
「あれ?
ビール1杯で酔っぱらっちゃった?」
ユーゴ
「酔っぱらってねーよ〜。
俺も車道側歩きたいも〜ん!」
ジェシー
「HEHE!
心配したっていいでしょ〜?
それに!
僕の方が大きくて体が丈夫だから車道側歩くの!」
ケント
「ユーゴ、意地張ってないでジェントルマンにエスコートして貰いなよ。
彼はユーゴよりも抜け目なく完璧に出来るんじゃない?」
ユーゴ
「くっそー!
ジェントルマンの教育受けてなくて悪かったなぁ!」
ジェシー
「僕を頼ってね。
僕に全部任せていいから。
あとはそうだね、
エゴサしなくてもいいんだよ!」
ユーゴ
「え?なんでそれ…」
フーマ
「おま、
エゴサしてんの?」
ケント
「ジェシーはなんでもお見通しだね。」
ホクト
「呪われたように突然スラップの練習し始めたり、歯並び気にしたり、毛の心配してたのはエゴサのせいなんだよね。」
ジェシー
「僕もユーゴのこと調べたけど、
ユーゴは凄い!
センスある!
リズム感いい!
優しすぎる!
脚めっちゃ綺麗!
ヒモ男と同棲は笑える!
としか書いてなかったから、大丈夫!」
ユーゴ
「こりゃ参ったな。
俺はどこを改めたらいいんだ…。
ヒモ男との同棲を考え直したら…」
ジェシー
「それはダメぇー!」
(終)
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