のど飴戦士アイバチャンSeason11.5 【同じ空の下、紡ぐ物語〜小話集㉗】


㉗小話〜酒は飲んでも











※これはフィクションです。
登場する人物、場所、団体等は実際のものとは一切関係ございません。
ストーリー構成や更新頻度の都合により、時系列や時間軸が前後しています。
あらかじめご了承ください。










@4:00・ジュリの家










(爆音のヒップホップ音楽)












♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪











ジュリ
「あー、これいいわー。
マジ痺れる!センスいいな〜。」
















(♪♪♪〜♪♪♪〜)













ジュリ
「ん?電話?
珍しいな、誰だ?







ジェシー???



この時間はユーゴと寝てんじゃね?」









#語弊ありすぎ
#日中弱いジェシー
#早く寝たいユーゴに合わせて生活
#寝床は別です












ジュリ
「ジェシー?なした?」








⚡︎⚡︎⚡︎ジェシー

「た、た、たすけて…。

今すぐウチに来て!!」













ジュリ
「おぅ、すぐ行くから待ってろ。」






⚡︎⚡︎⚡︎ジェシー
「こんな時間にごめん…」










ジュリ
「いやぁ、全然いいよ。
いつもこの時間は起きてるし、朝まで寝ないから。

5分くらいかかるよ。」










ジェシー
「わかった。5分、がんばる。」











♪♪♪♪♪♪♪♪♪〜(カチッ)…








音楽を止めて家を出る。











-なんだろう。
何かあったんだろうか。









あいつらに起こるような何か。
俺1人が行って解決できるようなことなのか?








ジェシーがユーゴと住んでる家は歩いて5分のところ。







めちゃめちゃ近所。







初めて家に行ったとき、近すぎてびっくりしたもんな。

そうだよな、行きつけのコンビニが一緒って、生活圏同じってことだよな。







あの時のことを思い出しながら、俺がユーゴと知り合ったあのコンビニの前を通り過ぎて向かう。








なんか差し入れでも買ってやろうかと思ったけど、何か急いでるみたいだったし。









着いた、ここのアパートだ。














(ピーンポーン…)













ジュリ
「ジェシー?来たぞ。」










・・・・・・。









ジュリ

「え?寝た?」











-変な夢でも見て、びっくりして電話でもしたか?







あいつよく変な夢見るらしいしな。










ドアノブを回すと、鍵は開いていて…。











(ガチャ)










ジュリ
「ジェシー?来たぞー?
起きてんのーー??」











-電気は付いているようで、リビングの光とテレビの音が玄関に漏れている。









ジュリ
「おーい!
上がるからなー!!
おじゃましまーす!!









・・・・・・!?







は?なにこれ?」













-リビングに入って唖然とした・・・。








超酒臭ぇし、その場にいる4人はベロベロに酔っ払った状態だし。

綺麗好きなユーゴの部屋じゃないみたいに空き缶が散乱してゴミ屋敷みたいだし。










ジュリ
「え?フーマ?
お前フーマじゃん!!」










フーマ
「ぅーん・・・・・・。




あぁ、ジュリじゃ〜ん。
久しぶり〜。




おまぇ、なら、ジェシーに、勝てる…zzZ〜」












ジュリ

「おまえ飲み過ぎ!!

久々会ったんだから中学んときの懐かしい話とかさ、」











フーマ
「zzzzzZZZZZ〜」










ジュリ
「もう爆睡してるし。

ユーゴと仲良いなら早く言えよ。
コンビニ前でビビられてた時に知りたかった!」











ケント
「セクシーサンキュー…zzZ〜」











ジュリ

「どんな寝言?




セクシーサンキュー?









酒の強さでジェシーと勝負してたんだったら


絶対勝てる訳ねぇじゃん!








俺も前にやってみて惨敗したよ!











ジェシーの助けて、ってこういうこと…








って、ジェシーwww







お前まさか酔った?ついに?









ユーゴの上に馬乗りになってんじゃん!」










ユーゴ
「zzZ〜…いてぇな〜。おもてぇ〜」










ジュリ

「だろうな。









ジェシーそろそろ降りてやれよ。

大柄なジェシーが細身のユーゴに乗っかってたら折れそうで怖いわ!










ジェシー
「ジュリごめん…。
このままだとまずい。
僕のこと全力で殴って欲しい!」









ジュリ
「は?え?どういうこと!?
お前やっぱ酔っ払ってねぇのか?」









ジェシー
「チョットだけ酔っちゃって、我慢が効きにくいの。

ユーゴも酔ってフェロモン強くなっちゃってるし。








ねぇ!殴るの無理ならユーゴを逃して!
僕が襲っちゃう前に!!」











-ジェシーは魔物としても、ヒーローとしてもかなり強い奴だし、毎日どんだけフェロモン嗅いでても我慢できる精神力もある。

ただ、酔ってるときが唯一の弱点なんだろうな。

気持ちが大きくなったり、理性失ったり、
判断力が鈍ったり。









ホクト
「ふぁ〜。

あ、ジュリ。おはよう。
来てたんだ。








あたま痛い!



飲み過ぎ・・・・・・










これはどういう状況!?」









ジュリ
「ジェシーが少し酔っちゃって、本能に逆らえないらしい。」








ジェシー
「ユーゴを助けてー!




ホクトからもらった指南書は全部読んだけど、


今じゃない!」







#去年の誕生日プレゼント
#スピンオフ10.5のユーゴのナイトルーティーン参照










ジュリ

「水飲め!」









ホクト
「本能に勝てるものといえば、、、




ジェシー、もっと飲んで!」








ジェシー
「まだ飲むの?」













(数分後…)







ジュリ・ホクト
「飲ーんで 飲んで飲んで♪」










ジェシー
「もうお腹いっぱいだよ〜!







・・・・・・トイレ行きたい!」















(ジェシー、走ってトイレへ駆け込む)









(水洗音)













ジェシー
「はぁー、スッキリしたら眠くなってきちゃった。






みんなこんなとこで寝たら風邪ひくよ。











(毛布持ってきてみんなにかける)







ジュリ、ホクトおやすみ〜。」











ジュリ
「え?作戦成功したの?」








ホクト
「そう、みたいだね。
生理的欲求に勝てなかったのか。
酔いが覚めただけなのか。」








ジュリ
「今日は早く寝ようかな。」










ホクト
「ジュリも泊まっていきなよ。

ほら。
ジェシーがジュリの分の毛布も用意してる。」







ジュリ
「そうするわ。」




























(終?)















(翌朝)







ユーゴ

「ギャーーーー!!!」







一同
「どうした!?」









ユーゴ
「ち、散らかってる!!」







ジェシー
「HAHA!バレたぁ!」








ユーゴ
「こんなことするのお前しか居ねぇだろ!」










(終)

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