のど飴戦士アイバチャンSeason12 【第19話】







※これはフィクションです。
登場する人物、場所、団体等は架空のものであり実在のものとは一切関係ございません。
あらかじめご了承ください。










(ガチャ)









ジェシー
「ユーゴ!良かった、見つけた…」










ユーゴ
(戻れ!のジェスチャー)











ジェシー
「HE?」












魔物
「マサヤ、久しぶりだな。
お前も無事だったか。残念だ。」











ジェシー
「・・・兄ちゃん!」










ユーゴ
「もとれ…。はやく…。あぶない。」










ジェシー
「その人ねー、僕の兄ちゃんなんだよ♪」









ユーゴ
「おい、てめぇ、だまって、もとれ。」

(💢)













ーダメだ、記憶喪失している今、兄貴と戦うだなんて…。
無防備にも程がある。危険すぎる。

しかもジェシーの兄貴さぁ、






なにこの筋肉。

ヤベェだろ。

魔法使いに筋肉いらねぇだろ。

魔法使っての戦いに要るのか?

そのゴリゴリの筋肉。









ジェシー
「兄ちゃん、その人に何しようとしてるの?
傷つけたらダメだよ。
僕ね、その人のこと…








愛してるんだ。」











ユーゴ
「・・・!!」










ジェシー
「大好きで、すごく大切で、、、
もしユーゴが嫌じゃなかったら、一生守っていきたいって思ってるんだ。









魔物との結婚が不安なら、
結婚してくれなくていい。
でも、そばにいさせて欲しいんだ。


こんなに誰かを愛したのは初めてだし。
こう思える人はもう二度と現れないと思ってる。」











ユーゴ
「じぇしー?おもいだした?」










ジェシー
「ごめん。
思い出したわけじゃないんだけど。
もしかしたら記憶を失う前からずっと、僕はそんなことを思ってたんじゃないかって。


ユーゴと一緒にいて、そう思ったんだ。




僕は記憶を失って悲しかったけど…。











@回想








ジェシー
「HEHE!なにこれー!
写真?見せてくれるの?」

















ユーゴ
"みんなでキャンプしたときの"










ジェシー
「AHAHAHA!


いいねー、みんな楽しそうだね!」












@回想






ジェシー
「ユーゴシェフ、すごく美味しそう!
これはなーに?」






ユーゴ
"エビチャーハン

前にジェシーが喜んで食べてたから作ってみた。

前回は調味料ちゃんと計量して師匠の味を完全再現したんだけど、今回そこまでしてない。味違ったらごめん。"











@現在


ジェシー
「ユーゴが思い出すのを手伝ってくれて、僕はすごく嬉しかったし、そばにいてくれて幸せだった。


まだユーゴのために何も出来てないけど…
ユーゴがつらいときはずっとそばにいたい。
君を幸せにしたい。」

(ユーゴの頭を撫でる)







ユーゴ
「ジェシーは俺のためにたくさんしてくれてるよ。



ったく、お前は…記憶失っても何も変わってねぇな。。。」









ジェシー
「あ、ごめん、ごめんね!
急にこんなこと言っちゃって!
泣かないで?ね?

…って、え?今はっきり声出たよ!!
ユーゴ!?良かった…AHAHA!やった!!」









ユーゴ
「よくねぇわ」










ジェシー
「あ、ごめん!僕に気がないのに突然そんなこと言われてもって感じ?」










ユーゴ
「ちがう、きけんだ。
俺たち、お前の兄貴に、殺される。」










ジェシー
「HE??
兄ちゃん、ダメだよ!

たとえ記憶を失っても、生まれ変わっても。
何度だってこの人のこと愛する。
僕、この人のこと。絶対に守る。」






ジェシーの兄
「フフフ、面白い。
マサヤがただの人間のことをそこまで気にいるなんてな。



でも俺は決めた。コイツを殺す。
それが嫌ならお前も道連れにするしかない。」







(バァッ!)








ユーゴ・ジェシー
「危ない!」









(ズドン!)







(ガァン!)











ジェシーの兄

「っ!」









ジェシー

「わっ!

なにこれ!?」










ジェシー兄
「マサヤの魔術か?
こんな強烈な魔術、いつの間に身につけたんだ…。」











ユーゴ
「お前また火力増したな。」











相葉
「いた!魔物だ!」









助っ人ヒーローたち
「これ以上仲間を死なせない!」
「今度こそ仕留めてやる!」
「人類の仇だ、思い知れ!」











ジェシーの兄
「手負いで6人の相手は流石に無理だ。
今日のところは見逃してやる。」









ユーゴ
「にげるなっ…くそ…。」









助っ人ヒーロー
「あの魔物、また結構なダメージ受けたからまたしばらく俺たちの前には出てこないだろう。」

「早く回復するために人を食おうとしてもこれだけの包囲網が敷かれてるから無理だ。」

「それに、あいつの狙いは決まってるようだし。」








ジェシー
「師匠さん、強そうなお兄さんたち、

ありがと〜!

兄ちゃん怒らせたらこわいの〜💦

こんなこと生まれて初めて!!」








相葉
「でしょー?
この人たちみんな特級戦士だからねー。

やっぱり迫力が違う!」









特級戦士
「お前またそうやってイジってくる。」








相葉
「なに言ってんのー??
優しくて強くてカッコいいおれの兄ちゃんとその仲間たちのこといじるわけないでしょー??」









ユーゴ
「おにいさん?」








AYBER
「俺がな。マサキの兄だ。

俺たちもあの事件で負傷して入院してるんだ。



ところで…お前らよく生きてたな!」









ゆごじぇ
(…似てる。)
(同じ顔だね。)
(先生もそうだけど、親族の遺伝強いね。)
(ほんと。)







MJ-2

「お前ら兄弟似すぎて動揺してんぞ。」








ユーゴ
「すみません。」






MJーⅡ
「お前は片腕なかったし、お前は頭潰れてた。


息はしてたけど搬送途中で…って覚悟してたんだよな。」








BIG-NO
「腕あるし頭あるしどうなってんだよw
数日しか経ってねぇのに見た目だけは完治じゃねーか!




あの現場で俺たちと会ったの覚えてるか?」











ユーゴ・ジェシー

「・・・・・・。

ゴメンナサイ。」










AYBER
「いいんだよ。
生きててくれれば。


そういう現場だったんだから。


あの現場の数少ない生き残りなんだから、俺たちは。





しかもお前らは受験生の中で唯一の生き残りだし、唯一最前線で戦ってた。




あの強い相手にダメージを与えたのもお前らだけだ。





あの場にいた中で1番強かったのはお前たちだ。」











ユーゴ
「みにあまるおことば…」











相葉
「将来有望だよね〜。」







MJ-Ⅱ
「もう特級でいいんじゃないか?」











ユーゴ
「みなさんに、おはなししないと。
じけんのときの、じょうきょうを…。」








一同
「・・・・・・!!」









相葉
「さ、お部屋戻ろっか。」












(続く)

0コメント

  • 1000 / 1000