のど飴戦士アイバチャンSeason12 【第22話】




※これはフィクションです。
登場する人物、場所、団体等は架空のものであり実在のものとは一切関係ございません。
また、物語に登場するのど飴の名称は実在のものを使用していますが、効果・効能に関しましては実際のものとは異なります。
あらかじめご了承ください。












試験監督A
「次は受験番号47番と48番!」







ゆごじぇ

「はい!」

「HAI!」


受験生たち
「あいつらイケメンだな。」
「美男子すぎだろ。」
「ヒーローより芸能人になれるって…。」















試験監督A

「よーい、始め!」














(ホイッスル)









ユーゴ
「よし、行くぞ!」











ジェシー
「ハイ!魔力ください!」





観衆
「なになに?」
「何か飛んでる。」
「これはどういう状況なの?」
「ジェシーくんに何か入ったよ。」















ジェシー

「フーン!」








ユーゴ(小声)
「俺が2人を引きつけるから。
お前は思いっきり行け!

試験監督には絶対当てんなよ!」



ジェシー
「hai!👍🏻」








ユーゴ
(試験監督に悪質タックル)








試験監督A
「おい、それで勝てると思ってんのか?」









ユーゴ
「痛ぇ〜。思ってます!
こっから投げますからっ!」







(矢を投げる)









試験監督B
「簡単に取れますけどね。」








ユーゴ
「取られたぁー!





俺の、






俺の、












俺の貴重な1本がぁ〜…!!」











試験監督A
「1本しかもってない?
囮かっ!」












ジェシー

「ズドン!」











(バババババババババ)











一同
「さ、刺さった…全部同時に。。。」

「すげー!!」







(パチパチパチパチパチパチ)













ジェシー
「ヤッター!ササッター!

カタイマトはまっすぐナゲたらササルカナとオモって。」









試験監督B
「ぬ、抜けない。めり込んでる。」










ゆごじぇ
「やりすぎました…すいません。」
「ヤリスギマシタ…スイマセン。」










ユーゴ
「あの!
魔力なしバージョンの試験もさせてください!」









試験監督A
「わかった、いいだろう。」














ジェシー
「マリョクケシマス!
ユーゴ、アメクダサイ!」










ユーゴ
「はいよっ!」













(パシッ!)












【TAKE2】
#てへっ
#ジェシーの魔力消して
#再挑戦










ユーゴ
「はい、では行きます!」









ジェシー
「僕は木登りします!

HEHEHEHE!
おさるのジェシーだよぉ〜!」









観衆
「デカいのによく登れるな」
「身のこなしがいい」
「おさるのジョージというよりゴリラのジェシーかな」
「細ゴリラ」
「意外と腹出てんだな。」











ジェシー

「こっから…JUMP!HAHA!





投げちゃうよー!」








(バン!)(バン!)










観衆
「魔力ねぇのに強!!」
「身体能力高っ!!」











(的の上に乗る)













ジェシー
「高い的はタイミング合わなかったかぁ。。。」








ユーゴ
「俺は低いとこ狙います!」







試験監督B
「させない!」









(ユーゴ、スライディングして試験監督の股をくぐる)








(ダン!)(ダン!)









観衆
「すご!」
「動きが軽い!」
「くぐるなんて細身だから出来る技」
「この人絶対サッカーうまいべ」
「10人抜きの重岡みたいだ」









ジェシー
「ユーゴナイスゥ!」









ユーゴ
「サッカーやってましたからぁ♪」









観衆
「ほらぁ、やっぱり!」
「よくこんなこと思いついたな」
「瞬発力すごい」










ユーゴ
「あと、跳び箱も得意なんですよ!」








(硬い的に跳び箱の要領で飛び乗る)










観衆
「おー!!」(拍手喝采)











ユーゴ
「ジェシー?そっからここに飛べる?」








ジェシー
「CATCHしてねー。」







ユーゴ
「え?キビシイってそれ!
お前最近また太ったし!
上手く乗れっ…!」








ジェシー
「手遅れぇー!」








ユーゴ
「わぁー!!」











(ジェシーちょうど乗れる)









ユーゴ
「ふぅー、助かったぁ。」








ジェシー
「gyu〜♡


どうしよっかー?肩車しちゃう?」









ユーゴ
「狭いけどいける?」








ジェシー
「だぁいじょうぶ!


ヨイショ。」









観衆
「すげーなおい!」
「身体能力バカかよ!」
「立てるスペースそんなにない上におんぶ!」
「なぜ落ちない!」
「ジェシーくんの踏ん張り力!」
「ジェシーくんの体の軸をブレさせないユーゴくんの軽さとバランス能力!」









ジェシー
「ユーゴ、投げちゃって〜!」








ユーゴ
「思いっきり行くよー!」









(バーン!)












ユーゴ
「危ねぇー!倒れる!!!!!!」










(試験監督に支えられる)













試験監督A
「身のこなしは良いし、戦略としても申し分ないが無謀すぎる。」









ユーゴ
「助かった。
ありがとうございます!




あ、あと1個!






ちょっと待ってくださいね。」











試験監督A
「大丈夫だ。
あと2分、時間は十分に残っている。」








ユーゴ
「えーっと、ぐりぐり。

ジェシーもやってー。」










ジェシー
「僕もっと強くできるよ、グリグリ。

はい、どうぞ。」









(ダンッ!)








やっぱり、刺さった。」










ジェシー
「HAHA!大正解!






魔物に見立てて的に攻撃しなさいってことは、魔物と同じ攻撃が効くと思ってねー。






ってことは飴の得意分野でしょう?」












観衆
「すごい、矢に飴を刺したんだ。」
「なんだこの飴!?」






(一同拍手)








受験生A・B
「すげーじゃん!満点取ったぞ!」









受験生B
「おつかれ!
お前らよくやったな!!
あれさ…ウワサによると誰も成功したことないらしいよ?」






受験生A
「お前らこえーわ!
最強ヒーロー爆誕じゃん!」







ユーゴ
「マジ!?」









受験生B
「はいはい、お預かりしてたタオルどーぞ!」





ジェシー
「わっ、冷た!HAHA!気持ちいい!」





受験生B
「ハッハッハッハッ!
こっそりそこで濡らしときましたよー。
これ良いべ?」




受験生A
「じゃあ行ってきまーす。
俺たちのもヨロシク👍🏻」







ユーゴ
「はーい!
試験見逃さないように始まる前に行ってくる。」









ジェシー
「クンクン、ん?



なんか本物の魔物の匂いしない?」






ユーゴ
「え?マジ?全然わかんねぇ!
いるの?」








試験監督A
「待て、試験は中断だ。」







受験生A
「ナニナニ、何が起こった?」








魔物
「へー、退治屋の試験か。
まだこんなことやってんだ。

ペーペー集まったところで雑魚なんだろうな。」








(バンッ!)

(バンッ!)

(バンッ!)








ユーゴ

「わっ!」


ジェシー

「危ない!」











ユーゴ
「んん。なに?どうなってんだ…?

…あ、あぁ…。」










ジェシー
「酷い…みんな怪我してる。
ユーゴ、大丈夫?怪我はない?」








ユーゴ
「ん、俺は大丈夫だけど…みんなが…!!」









ジェシー
「兄ちゃん!ひどいよ!」










ユーゴ
「兄ちゃん?お前の兄貴?」








ジェシー
「うん。」










ジェシーの兄
「マサヤ、こんなところで何してるんだ。」








ジェシー
「何って、ヒーローの試験受けてるんだよ。」

















ジェシー
「チョットマッテ…。」










ユーゴ
「さっき飴舐めたけど大丈夫か?」








ジェシー
「まだアメのセイブンがカラダにのこってて、マリョクがアンテイしないけど、ナントカガンバル。」








ズドン!









ジェシーの兄
「負傷者に結界か。」









受験生C
「フン、怪我したくらいでバカにしやがって。

俺はヒーローになる人間だ。

怪我したくらいで戦闘不能になるわけない。
こんな奴なら倒せる…」








ジェシーの兄
「ふーん、生意気だな。」








(バン!

(バリン!)










ジェシー
「結界が破られちゃった。
おかしい、なんで?」









(受験生Cの頭を掴む)









ジェシーの兄
「これで俺を倒せると思うか?
頭を握りつぶされるか、魔法で頭を吹き飛ばされるか…」










受験生C
「クソっ」









ジェシーの兄
「これじゃつまらないからな。








バンッ!









ユーゴ
「うわっ」





ジェシー
「ユーゴ!!」







(ジェシーの兄、瞬間移動してユーゴのそばにいる)









ジェシーの兄
「さぁ、マサヤ、選べ。
どっちを助けるか。」








ユーゴ
「んん、」











受験生C
「お前、マサヤって言うのか?

マサヤ、さっきは悪かったな。
でも、私情を挟まずに考えてまてほしい。
人類のためにどちらが正しい選択なのか。
俺の方が実力がある。

確かにさっきの試験はお前らより成績が悪かったかもしれないけど、それは組んだ奴が悪かったんだ。

俺はこいつより強いし鍛えてる。
こんな細くて軟弱な奴がヒーローになったって戦うには限界がある。

俺を助けた方がいいだろう。」









ユーゴ
「・・・・・・(呆)」








ジェシーの兄
「って言ってるぞ。

お前にはフィアンセを捨ててもらいたいんだってよ。
どこまでもクズなんだな。」









ユーゴ
「お前が言うなよ。

まぁ、いいんだけど。
君がジェシーに選ばれなよ。


ジェシー、その意味わかるよな?」









ジェシー
「う、うん。やってみるよ。

だから君は僕の命より大事なものを守ってね。」








ユーゴ
「大層な言い方だな。わかった。」







受験生C
「賢明な判断だ」










ジェシーの兄
「お前は父さんに紹介したフィアンセを捨てて、このクズを選ぶのか。」









ジェシー
「うん。」









ジェシーの兄
「じゃあこいつは助けてやる。


フィアンセは殺…」







(ズドン!)









ジェシーの兄
「痛っ、至近距離でやられた。



は?人間の分際で魔術が使えるのか!?

洗脳の類か?
それにしても、魔術が使えるまで魔力を入れるとなると器が耐えられなくて死ぬはず…。


しかも、マサヤ。
今動いてなかったから何も指示してねぇぞ。



どういうことだ?」









ユーゴ
「ジェシーサンキュー、大成功だ。」











ジェシー
「ユーゴがいろんなイミでウツワのオオキイヒトだからダヨ。




これでフタリトモタスケられた。
これがユーゴのセンタクだ。





キミ、カンチガイしないで。







ボクはどちらもタスケるセンタクをしたかっただけ。






ツギに、もうどうしようもないことがあったらユーゴをタスケル。



ボクには…ジンルイには、ユーゴのチカラがヒツヨウなんだ。
タシカにセンノウはシッパイしてるけど、マホウがツカエルようになるほどタイリョウのマリョクをイレラレルのはユーゴしかいないんだ。

それにボクのセンノウがシコウにまでイタラナイから、ボクがハンダンをマチガエてもタスケてくれる。




ボクのブンシンのようでブンシンじゃないんだ。
シショーのアメをツカエバ、アクマいがいはトウバツしないでスム。

ユーゴはジンルイのキボウなんだ。」








ジェシーの兄
「へー。人類の希望ねー。


じゃあ皆さんどうぞ希望を持ってください。」










(バーン!)

(バリン!)










アアアアアアアアアアアアアアア

(全員吹き飛ばされる)










ユーゴ
「みんなっ、あぁっ!
やべ、俺たちも飛ばされる。」



ジェシー
「ユーゴ…!!」






ユーゴ
「・・・!!」

(吹き飛ばされながら手を繋ぎ、ジェシーが引き寄せて抱きかかえる。)









ユーゴ
「あ、落ちそう…」





(ジェシーのネックレスが切れて落ちそうになったので手を伸ばす)










(ザッ)













ユーゴ

「アアアアアアアアアアアアアア」












(ガサッ)











ジェシー
「ユーゴ!ユーゴ!!






あぁ、チがデテクル…ウデは、どこ?
キミのノウリョクならすぐくっつくはず。」








ジェシーの兄
「探し物はこれか?」








ジェシー
「ユーゴのウデ…カエシテ!」









ジェシーの兄
「ふふ、もうちょっと遊んでからな。








(ユーゴに魔力を注入する)









ユーゴ
「うっ…うぅ…。」







ジェシーの兄
「なんだこれ?
俺の洗脳魔法は全然効かねぇのか。



ただ髪の毛伸びただけじゃねーか。









マサヤの魔力しか使えねぇなら仕方ない。
この腕で遊ぶか?



美味そうな血が滴ってくるぞ…



(滴り落ちる血液を口に入れる)







肉はどんな味かな。




…!!苦しい、なんだこれは?

俺の魔力が奪われていく…。」








ジェシー
「ユーゴ、ちゃんとイキして。
フカク、ユックリ。」









ユーゴ
「ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ」









ジェシー
「そんなミジカイのジャダメだ。


ユーゴ、ユーゴ…!!」








ジェシーの兄
「これはどういうことだ、説明しろ!
こいつの血肉は一体何なんだ!」








ジェシー
「うるさい!よくも、ユーゴを…





ウワァァァァァァ!











(BLAAAAAAAAAN)

(ババババババババ)

















ジェシーの兄
「マサヤ?
強い、なんだこの魔法は…。

魔力を失いつつある今、これ以上は無理だ…」







(ッハァ!)










ジェシー
「ユーゴ、アブナイ!」










(バンッ!)











ジェシー

「AAhhhhhhhhhh!!」








ユーゴ
「じぇ、し。。。
あたま…。







ハァハァハァハァ…ハァハァハァハァ…











あぁぁぁぁー!」













ジェシー
「マテ、ニゲルナ…」



















@現在・AYBERの病室




ジェシー
「そんなことがあったんだ。
ゴメンネ、僕が覚えてたら君にこんな想いさせなくて済んだのに。」








AYBER
「頑張ったな。
よく教えてくれた。」







BIG-NO
「あの時知り合った友達も、応援してくれた仲間もみんな死んじまって辛かったな。」










 MJーⅡ
「命懸けでお前を守ってくれた相棒が、お前のこと庇って頭が潰れた瞬間も見ちまったんだもんな。」







ジェシー

「いや、僕生きてる!」










AYBER
「その後でジェシーがユーゴに魔法を使ってるのを俺たち見てたんだけど、嫌な思い出を消すというか、不鮮明にするようなものだったんだろうな。



それなのに思い出させて悪かったな。
今日は疲れたろ?病室戻って休んでろ。
ジェシーもそばに居てやれ。」







ジェシー
「ユーゴ、戻ろっか。立てるかい?」





ユーゴ
「ん。」






相葉
「ありがとね。
あとは任せていいから、ゆっくり休んでね。」







(続く)

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