のど飴戦士アイバチャンSeasom12 【第27離】
※これはフィクションです。登場する人物、場所、団体等は架空のものであり実在のものとは一切関係ございません。また、物語に登場するのど飴の名称は実在のものを使用していますが、効果・効能に関しましては実在のものとは異なります。あらかじめご了承ください。
@先週
相葉
「さぁ、今日も準備頑張りますよー!」
ゆごじぇ
「おー」
「オー」
相葉
「さぁ、どうしたものか。
バレずに魔力を抑える方法を考えないといけないんだけど、鍋でのど飴作りしか思いつかないんだよねー。
おれの飴は匂いでバレちゃうと思うの。
材料も足りなくなってきたし早く解決したいところなんだけど…。
しかも肝心な主戦力が魔力使って戦うとなると飴が邪魔をしてしまうし…あぁ、課題が山積みだ。」
ユーゴ
「匂いを全部敵に送り込めば良いんじゃないですか?
うちわ使うとか…」
ジェシー(まだカタコト)
「ユーゴナイスアイデア!
オオキイノアレバイイネー!」
ユーゴ
「大きいうちわならウチにいっぱいあります!
推しのお顔がついてますけど。
○葉くんと亀○くんどっちがいいかなぁ。」
相葉
「せっかくのライブグッズが壊れちゃうかもしれないし、
鍋混ぜながらうちわで仰ぐのはキツいかなぁ。
扇風機の方がいいかも。」
ユーゴ
「キャンプ用に買ったサーキュレーターがあります!
玄関のシューズボックスにキャンプ用品まとめて置いてあるので、もし必要とあらば持ってってください!」
相葉
「タロちゃんに持ってきて貰おうっと。」
ユーゴ
「そういえばシンタロー?
まだこっちにいたんですか?
俺たちの安否確認は当日のうちに出来てたのに。」
相葉
「まーちゃんもユーゴ達も凄いんすよー。
すーぐ解決しちゃうんで★
もう少し休ませてください!
…って、社長に言ってオッケーだったみたい。」
ユーゴ
「アイツ大丈夫かなぁ。
早く戻れって言わなきゃ。
あー、俺も早く仕事復帰しなきゃ。」
卓巳先生
「おー、今日もやってるねー。」
相葉
「卓巳くん!
おやつ買って戻ってきた〜。」
卓巳先生
「だめだよー、これは僕の3時のおやつなんだから、あげないからね!」
相葉
「取らないよ。
卓巳くんは食べ物の恨み怖そうだもん!
特にスイーツは!!」
ユーゴ
「食べないので今日のおやつ教えてください!
ダイゴが帰ってきたら美味しいもの食べさせてあげたいので参考にします!」
ジェシー
「イイネ!ゼッタイヨロコブヨ!」
卓巳先生
「今日はショコラヴィのボンボンショコラにしたんだぁ〜。」
ユーゴ
「ショコラヴィ…
チョコレート専門店ですね!
そうだ、確かマ○ジュンのドラマのロケ地がこの辺に…!!」
相葉
「あ!フジテレビの
失恋ショ○ラティエだ!!」
#嵐のファン
#全恋愛ドラマウォッチャー
#ショコ潤
#話が早い
相葉
「早く解決させてお店に行きたい!
のど飴の香りが減る方法…!」
卓巳先生
「そういばさぁ。
チョコレートって、テンパリングって工程をして風味や口溶け、ツヤ感を良くしてるんだって。
プロだから基本失敗することはないんだけど、もし失敗したとして溶かしてやり直すこともできる工程なのにこのお店は一切やらないんだってさ。
やっぱりプロからすると風味とか口溶けはあんまり良くないと感じるらしいよ…」
相葉
「風味が落ちる・・・。
それだ!それだよ!!
試行錯誤して作りすぎた飴はたくさんあるから…!
ちょっと溶かしてやってみる!!
卓巳くん!スイーツ的発想ありがとう!!」
卓巳先生
「いえいえ、役に立てたなら良かった。」
@現在
ヒカル
「おかしい、なんで、何で匂いに気づかなかった…
どんどん弱体化していく…」
相葉
「作った飴を再加熱して溶かしてたの。
それで匂いを弱められたみたい!
効果は今まで通りなんだけどね♪」
ユーゴ
「そのター○ンの表紙みたいな筋肉も飴には負けるだろ!」
ヒカル
「フン、まだ俺には秘策がある。」
ゆごじぇ
「ズドン!」
ヒカル
「フンッ!」
(蹴る)
バァン!
ユーゴ
「わっ!」
ジェシー
「ユーゴ!危ない!」
ユーゴ
「んん、痛ぇ。
ジェシー大丈夫か?」
ジェシー
「僕は大丈夫…。
ユーゴ、怪我ない??
たいへん、ちょっと擦りむいてる。」
ユーゴ
「もうちょい怪我した方が出血毒ガス攻撃出来たんだけど。
なんだ、あの速さ。」
ジェシー
「速さには速さでやってみる。
ズドン!
ヒカル
「何度やっても無駄だ。」
(蹴り)
バァン!
ジェシー
「わっ。」
ユーゴ
「ジェシー、落ち着け。」
(走ってヒカルの背後に回り込む)
ズドン!
ズドン!
ヒカル
「前後2方向から来たか。」
(走って片方の魔法に近づき蹴る)
(もう一方を蹴る)
ユーゴ
「わぁ!
走ってタイミングずらして来やがった!」
ジェシー
「この速さに合わせられるなんて…」
BIG-NO
「他の魔物の魔力でも使ってるみたいだな…」
MJーⅡ
「目に特化した魔物と、蹴りに特化した魔物ってことか。」
AYBER
「他の魔力も持ってるかもしれない。
気をつけろ。」
ユーゴ
「目と蹴り…。
あ、もしかして。」
相葉
「あ、そうか。
シゲちゃんや坊丸くんの能力が一時的に使えなかったのは…!」
ヒカル
「人間が持ってるものを魔物が回収して何が悪い。」
相葉
「あなたそれ!
元々あなたの魔力じゃないでしょう!」
(鍋を傾けてヒカルの方に向ける)
ヒカル
「クソっ!」
ユーゴ
「それにお前ジェシーの魔力まで取んなよ!」
ヒカル
「人間のお前が持ってたから回収しただけだ。」
相葉
「屁理屈言うな!ドロボー!」
ヒカル
「愚民は黙ってろ!」
バン!
シュッ
ユーゴ
「鍋が…魔法を吸収した。」
相葉
「飴の効力ですから♪」
バン!
バン!
バン!
バン!
相葉
「何回やっても同じだから。」
ババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババ
シュッ
相葉
「MP勿体無いよ。」
ユーゴ
「大丈夫ですか?」
相葉
「何も変化ないわー。
鍋すら痛んでない。
全部飴が吸ってるみたい。」
ジェシー
「師匠最強すぎない?」
相葉
「固まる前の飴の方が強いかもしんない。」
ヒカル
「ハァ、ハァ、ハァ、」
ユーゴ
「疲れて来てる。今のうちに…」
ジェシー
「待って。なんか変だ。」
ヒカル
「何だ、目が…。
魔力はどうした…。」
ヒャクメルゲの声
(俺の魔力返してもらうぜ。
相棒の夢がかかった一大事なんだ。
俺の目が、ホシを上げるのに必要だ。)
アシゲルゲの声
(悪いっすわ。
俺の相棒の月間MVPがかかってるもんで、あんたに魔力取られてる場合じゃないんすわ。
シーズン終了までMVP取ったら年間MVPも夢じゃないし、こんな快挙ないっすもん。)
小鳥のさえずり
(バーカバーカ)
(まーけーろーまーけーろー)
(筋肉バカー)
(我儘なバカ息子〜)
(鼻毛引っこ抜いてやろうかー)
(でーべーそー)
ヒカル
「でべそは違う。
くっそ、うるさい!
バカにしやがって!」
相葉
「お兄ちゃんの動物の声が聞こえる能力だけ残ったみたい。」
ユーゴ
「タカヒロくんの魔力だけ残ってる間に…」
ジェシー
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ヒカル
「うわっ、うるさい!」
HP500万→0/800万
MP0
ユーゴ
「残り49発当たったぞ!」
ジェシー
「兄ちゃん…!」
ヒカル
「ま、負けた?俺が?マサヤに?
信じられない…
もっと早く鍋の存在に気付けていれば…
もっと早く盗んだ魔力を使っていれば。」
ジェシー
「お互いに手を抜いてた部分はあったからね。
ユーゴ、お願い。」
ユーゴ
「♪ズドンドンドン ズドンドンドン
ズドンドンドンドン♪
♪ズドンドンドン ズドンドンドン
ズドンドンドンドン♪」
ヒカル
「洗脳魔法…?
そうか、種族が違えば洗脳魔法は掛かる…
お前はかからないけど、俺にはかけられる…。
最初から計算済みか!」
ユーゴ
「そういうことだから飴あげるよ」
ヒカル
「身体が勝手に…。
うわ、嫌だ。やめろー!」
(無力化)
AYBER
「お前ら、よくやった…」
ユーゴ
「もう限界…」
(フラッ)
相葉
「ユゴちゃん!?大丈夫?」
ジェシー
「うん、眠くなってきたね。」
(フラッ)
相葉
「え、じぇすくんも?
ちょ、ちょっと!?
大丈夫!?」
AYBER
「無茶させすぎたか。」
相葉
「どうしよう、救急車…」
MJーⅡ
「落ち着け、ここは病院だ。」
BIG-NO
「救護班来たぞ!」
卓巳先生
「ストレッチャー入ります!」
(続く)
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