のど飴戦士アイバチャンSeason12 【第28話】
※これはフィクションです。
登場する人物、場所、団体等は架空のものであり実在のものとは一切関係ございません。
あらかじめご了承ください。
ユーゴ
「ん〜、よく寝たぁ〜。」
相葉
「おはよう。
ごめんね、無理させちゃって。
すごく疲れてたんだね。」
( ‘◇‘)点滴だけならお腹すいたでしょ?
りんごとバケットで何か作ろうかな。
あー、キッチン…
兄ちゃん達退院したんだよねー。
ユーゴ
「…あれ、朝???
相葉さん、ごめんなさい。
俺、えーっと。
さっきまで戦ってて…あれ?」
相葉
「戦い、終わったよ。
じぇすくんのお兄ちゃんは、君たちの頑張りで魔力抜けたんだよ。」
ユーゴ
「良かったー!
あれ?あの時昼過ぎだったのに…朝?
俺、どのくらい寝てました?」
相葉
「それがね、ビックリすると思うんだけど、
1週間…」
ユーゴ
「…いっ、1週間!?
あ、え、すいません、え、そんなに!?
今日何日ですか!?
(カレンダーガン見)
そんなに寝てたんじゃ、相葉さんのことなら途中で死んだと思ったんじゃ…。」
相葉
「大丈夫!
ずーっとムニャムニャしてたし、大きく寝返り打ってたし、盛大に寝言言ってたし。
見たことないくらい寝相悪かったねー。
ほんっとに、違う人みたいだったよ!」
@回想
ユーゴの寝言
「ダイゴ…おかえり。
…遅かったじゃねぇか…。
学校…6時間授業だったっけ?
今日はなー、チーズハンバーグ…
お前の好きなチャンジャでも食うかー。
…びっくりすんぞ。ふはは。」
@現在
ユーゴ
「えー、寝言!?
俺普段言わねぇのに!!
しかもどんな状況だよそれ!!
ダイゴ、チャンジャ好き設定なの!?
多分人間界来てから食ったことねぇぞ!?」
相葉
「まぁまぁ!
それで、
あぁ、今日もユーゴは元気だねーって。
ご両親もお兄ちゃんも微笑ましく見てたよ。
みんな今日もあとで来るんじゃないかな?」
ユーゴ
「あー、恥ずかしい。
なんでそんな寝方してんだ??
(ピコン!)
兄貴から…?
…くそー、兄貴がイン○タに俺の寝相動画を投稿してやがる。。。
いいね6w
良くねぇ!全然良くねぇ!」
卓巳先生
「おはよーう。
気持ちよく寝てたね〜。
見てる方が気持ちよくなる爆睡っぷりで(笑)」
(ユーゴ /// )
卓巳先生
「ユーゴ君が寝てたのはね。
魔力が身体に入りすぎてた影響もあると思うんだ。
かなり身体に負担がかかってたのと。
元はジェシーの魔力だからね。
1週間寝ないと回復できないんでしょうね。」
ユーゴ
「くそー、あの寝ぼすけめー。
そんで、ジェシーは?💢」
ジェシー
「zzZ〜zzZ〜
んふふん。んふふ。HAHA。」
ユーゴ
「俺が起きても静かだと思ったら。
お前も寝てたのか!!」
相葉
「まぁまぁ!笑笑
ユゴちゃんが倒れたとき抱きかかえてくれたんだけど、そのままじぇすくんも爆睡に入ったの。」
ユーゴ
「くそー、叩き起こしてやりてぇけど。
こいつのことならゼッテー起きねぇ。」
ジェシー
「nn…おはよう。
アレ?僕ねてた…。
AHA、ユーゴだぁ〜。
無事でよかった…
戦いも終わったしおウチ帰れるかなー。
あ、炊飯器!
どうしよう、、、あ!!
勝利のごはん*でも買って帰ろっか!
カレーライスの準備しちゃってたよね?」
*勝利のごはん
ユーゴ・相葉
「ん?」
ジェシー
「HE?」
ユーゴ
「そういえばさぁ。
思い出話はたくさんしたけど…
カレーライスとか炊飯器の話って教えてたっけ?」
ジェシー
「あれ?…(ぼー)
・・・・・・
なんでだろう。
そういえば来るときさぁ。
トーキョーメトロの降りる駅間違えたよね。」
ユーゴ
「おん」
ジェシー
「それで病院のシャトルバスに乗って…」
ユーゴ
「じゃあさ、筆記試験があるって聞いた日にさ、お前の兄貴に魔力取られたんだけど…。」
ジェシー
「兄ちゃんさっき言ってたね。
(※寝てたので1週間前の話)
魔力取られた日、ユーゴがお風呂で魂抜けちゃって。
僕、ユーゴの裸にムラムラして鼻血止まらなかったよね。」
ユーゴ
「それも教えたか?
お前さ、記憶戻ってね?」
ジェシー
「思い出してる…。
多分。うん。
ユーゴとの出会いどころか、人間界でのお話全部覚えてる。
…あっ!」
(急に布団被る)
相葉
「じぇすくん!?大丈夫??」
ユーゴ
「どうした?
急にたくさん思い出して頭でも痛くなったか?
落ち着いて、急がなくていいから、」
ジェシー
「ちがうの。
ユーゴとの約束破って、告白しちゃった…。
ごめん、ごめん…。」
ユーゴ
「いやいや、あの時は覚えてなかったんだから!」
ジェシー
「ユーゴごめん!
あぁ〜もうユーゴに顔向けできない。」
((泣))
相葉
「じぇすくん!
ちょっと落ち着こう!」
ユーゴ
「そうだぞ、ジェシー、落ち着け。」
ジェシー
「落ち着けないよー!!」
(えーんえーん)
卓巳先生
「こりゃ参ったな。」
ユーゴ
「ったくお前はもう。」
相葉
「じぇすくん、じゃあさ。
おれの話聞いてくれる?
聞いてくれるだけでいいから。」
ジェシー
「ぐすん。」(頷く)
相葉
「おれさぁ。
20年くらい前だから、ちょうどユゴちゃんくらいの歳のときに…」
@20年くらい前・ヒーロー養成所
教官
「お前らに聞く!
もしこの中の誰か1人だけを助けられるとするならばだ。
誰を選ぶか!」
生徒達
(ザワザワ)
「誰か1人だけ?」
「そのあと2人っきりで戦うってことだろ?」
「角立つってこれ」
教官
「ヤッターマン、言ってみろ。」
翔
「え、俺ですか…。
えーっと、アイバチャンですね。」
生徒達
「マジかよ。」
「火力ないから1人だけ選ぶなら除外しちゃった。」
「可愛いけど。」
「え?お前そういう趣味…確かにメシ美味いけど。」
「違う違う!」
教官
「理由は?答えてみろ。」
ヤッターマン
「あのー、回復が出来るから…です。
確かに火力は弱いですが、攻撃は自分が1人で請負います。
ただ、もう1人も攻撃を優先して選ぶと回復ができない上に消耗が早くなるので、そのあとに誰か応援が来たとしても体力が持ちません。
そのまま2人で勝てるかもしれないですが、そうでなかった場合。
応援が来なかった場合は敗北ですし、
来た場合は1人で戦わせてしまう可能性があります。
人数が多い方が有利になると思うので、回復してもらいながら何とかその場を凌ぎます。
アイバチャンですと受け身の取り方は心得ているのでダメージが少ないでしょうし、それができない僕を優先的に回復してくれると思いました・・・。
あぁ、腹痛い。
すいません。トイレ行ってきます。」
相葉
「あら大丈夫?良いこと言ったのに?
すいません!付き添いしてきます!
あ、おれはヤッターマンに1票です!!
理由は助けてくれそうだと思ったからです!本当に助けてくれるみたいだし!」
教官
-ヤッターマン。
実技・座学ともにトップクラスの成績。
けん玉を使っての攻撃と敵の妨害を得意とする。だが自信も根性もなく逃げ腰で、授業からの早退や寮からの逃亡が目立つ。
-アイバチャン。
成績は振るわないが回復としても使用できる対魔物兵器を製造。受け身術を会得。少々おせっかいが過ぎる。調理師免許所有、寮では調理を率先して行っている。
教官
「あの2人は寮でルームメイトだったな?」
生徒
「はい!そうです!」
@フルーツパーラー
翔
「やっぱ俺無理だわ。
こんな怖いとこ耐えられねぇ。
やめて、大学に復学する。」
相葉
「大学、休学してこっち来てるんだもんね。」
翔
「そう。
たまたま検査に合格したからって、勧められたから来ただけ。」
相葉
「その合格が凄いんだって!
羨ましいよ!
おれ落ちてるから!」
翔
「落ちたのにここにいるのは凄すぎる。
不合格を合格に出来る人脈と推薦力が羨ましいよ…
まぁ、あったとして他のとこで使いてぇ。」
相葉
「兄ちゃんのゴリ押し推薦は他で使えないと思うんだけどー。」
翔
「人助けする養成所で底辺みたいな扱い受けてさ、あんな顔で睨まれるんだぞ?
絶対俺たちのこと魔物だと思ってんぞ。
あの教官本当にヒーローだったのか?」
相葉
「わっかんなーい。
でも翔ちゃんは一目置かれてんじゃん。
さっきの完全解答だって頷きながら聞いてたよ!」
(お待たせしましたー。
いちごのパフェと、チョコレートパフェです。)
相葉
「わー、来たよー!美味しそう!
いただきます!」
翔
「いただきます。
アイバチャンまでサボってさ、大丈夫なの?辞める気ないんでしょ。
付き合わせたみたいでごめんよ。」
相葉
「いいのー、これ食べて明日から頑張る😍
あー、美味しそう♡
ごめんねー、甘いのそんな得意じゃないのに付き合わせちゃって〜。
本当はここ来る予定じゃなかったんでしょ?」
翔
「大丈夫。
行くとこ決めてなかったし。
甘いのも別に食えるから!
あー、でも全部は多いから半分貰って…」
相葉
「え!マジ!?ありがとう😊
んー!んまぁー!!
トイレ休憩さいっこー♡」
翔
「トイレ長い上に無断外出なんだけどな。
今度こそ退校言い渡されるかな。
アイバチャンは心配すんな。
俺が守ってやる。」
相葉
「わー、かっこよ!」
翔
「退校からな。」
相葉
「はぁ〜いっぱい食べた♡
代々木公園お散歩して帰ろ〜。」
@養成所に帰還
相葉・翔
「すみませんでした!」
教官
「明日、反省文10000文字提出。」
相葉・翔
「ありがとうございます〜」
(ガチャ)
翔
「なぜ退校できない…!!
ごめん、反省文から守れなかった…」
相葉
「大丈夫、なんとかする…。
あー、かゆいかゆい!
さっきの公園の虫すごかったね!
おかげさまでかゆくて集中出来なさそう!」
翔
「俺も。
それにしてもアイバチャン、とんでもない量噛まれたね。」
相葉
「慣れてますから。
よし、今日は徹夜だよ!
パフェパワーで頑張る!!」
@翌日
相葉
「か、書けたぁ。」
翔
「俺も。」
相葉
「うわぁ、だるい。」
翔
「なんだこれ、俺たち…
虫刺されのとこ腫れて痛い…」
相葉
「具合悪い…」(倒れ込む)
翔
「アイバチャン!?
大丈夫か…すごい熱。
でもちょっとごめん…俺も無理そう。
(トントン)
「点呼の時間です。」
(・・・・・・。)
(続く)
0コメント