のど飴戦士アイバチャンSeason4.5 【その①】




これはフィクションです。
登場人物は実在する人物とは一切関係ありません。
画像選択上の問題にて、場面ごとに毎回衣装や髪型が変化していたり、1人何役もしている人物がいます。
気にせず読み進めて下さい。

*********************










「どうも、こんにちは。










先に言っておきますが、この話は架空のものであり、実在の人物とは一切関係ありません。











はい、何故か注釈ではなく言いました!













えーっと、ここはですね。
交番です。










実は作者に
"そういえば出番少なかったっすね"と言われてしまい、急遽こうして大役を与えられました…










こう見えて実は

テンション上がってます





















あ、挨拶遅れました!
息子がいつもお世話になってます!
ダイキ…えっと、シゲの父ちゃんです!



#車の免許がない
#パトカー乗れません
#チャリも結構いいよ












兵庫県警宝塚警察署の警部、地域課課長…
町の公園の中にある交番の所長です。
(※本人は照れて言いませんが、ノンキャリアの限界まで行ってます by 作者)












今年50歳、10歳年下の妻・智子と
ソコソコ仲良くやってます♡










そこそこってのがね、俺流夫婦円満の秘訣やと思いますよ。
ツンデレやと優しくした時に智子が喜ぶやないの。
#優しくしなくてもずっとこんな調子
#宇宙一のバカップル
#ドライブデートしたい
#できない
#でもしたい
#教習所行け













むふふ、可愛ええやろ〜。

これがウチの奥さん♡♡♡

むふふ、むふふふふ。













すいません、のろけちゃいました!


















あと、ここに可愛ええのがもう1人!





今日は智子が次男の三者面談で中学校に行くので、帰ってくるまで三男を子守しながら働いてます。







なぁ、のんちゃん。」















のんちゃん
「あっはははははは」
#何がおかしい
#こう見えて赤ちゃん
#服がメルヘンババア
#職場に子供連れてきていいのか
#てか交番は危険かも













シゲ父
「中々アホみたいな笑い方やろ。
可愛ええなぁ〜ホンマに〜。よしよし。






息子の友達に名前公募したら満場一致で
"のぞむ"になりました。






そう、智子が好き過ぎて毎日家に来てるダイキの友達と同じ名前!!




↓こいつ






確かに、ええ名前ですね。
ねぇ〜?のんちゃん♪」











のんちゃん
「あはははははは」












シゲ父
「可愛いなぁ♡♡
今日も定時で帰ろーっと♡♡
#親バカ
#自分のシフトをほぼ日勤にする管理職
#そして定時でちゃんと帰る
#ここの交番はリア充な方針















ほらぁ、のんちゃん。
今日は1日所長さんやぁ〜。





書類読んでハンコ押して貰おうかな〜。









ちいきかかちょう しげおかけいぶへ

おせわになっております

このたびは…(中略)











今度若いお巡りさん来るかもしれへんねや。

警察官としてはいい筋してるんやけど、素行があんまりよろしくないんやて。






(…まじか)←心の声







警察学校留年するもしれず、配属はいつになるかわかりませんが。
もし卒業出来たら鍛え上げてやってくれと。



















はい、そしたらのんちゃん。
ここにスタンプ押してな〜。
オッケーだよ〜って。
#ええんかい
#この人実は地元の子
#町の子の扱いには慣れてる自負
#字めっちゃ綺麗










のんちゃん

「話そろそろ進めよう!!」











シゲ父
「…喋った???













(ゴホン。)





まぁ、ここは隣の移動販売車のお兄さんが町の平和を守ってるから、ホンマに暇なんや。
いつもは暇なんや…けど」











(ガラガラガラ)←ドアが開く音













シゲ父
「じ、事件か!?」



















#1.落とし物を拾った

by 次男の親友・K



「ちゃうわ!」






シゲ父
「神ちゃん!なした?
大丈夫か!?怪我は!?犯人は!?」








神ちゃん
「どんな大事態やねん!
落としもん拾っただけやて(笑)」











はいよ












シゲ父
「随分大きいバッグやな…中身は…






















…!?」






















神ちゃん
「すげぇ!札束や!!
こんなん初めて見たわ!!」
#持ち主現れなかったらオレのもんやな顔

















のんちゃん

あはははははははははははははははははははははは。

#なんやこの金に汚そうな子は






















シゲ父
「のんちゃん、
お兄ちゃんに似たのかな?(笑)





神ちゃん!これどこで拾ったん?」













神ちゃん
「公園の入り口んとこにあった!
最初何やろ~思ったんやけど、誰も取りにくる気配あらへんから忘れもんや思って持ってきた。」













シゲ父
「おおきに!
あ、これ、名前書いてあるな…
ちょっと電話してくるわ…」
























(ガラガラガラ)















若い男
「すいません、カバンを落としてしまって…





あ、これです!!」
















シゲ父
「ホンマか!
じゃあ、この書類書いてもらっていいですか?
あと、身分証も見せてください。













はい。中村さんやね。」













若い男
「中丸です。」













シゲ父
「ところで、このバッグに名前が書いてあるんやけど。
名前が違いますよね。」












若い男
「あぁ、このバッグは借りたんです。」












シゲ父
「借り物の場合は持ち主の名前も書いてもらうことになってましてね。
お手数かけますが、ちょっとここに書いてもらっていいですか?
この欄の隣で構いませんので。」












若い男
「あ、えぇっと、仲間純子」











(ガラガラガラ)












刑事
「重岡警部、お疲れ様です。

すみません中丸さん、詐欺の容疑が掛かってますので、一度署の方までご同行願います。」











神ちゃん
「え?なになに?
中丸さんどういうこと?」














シゲ父
「神ちゃんに悪いもん見せてもうたな。
これ、詐欺のお金やってん。
しかもこれ、道頓堀のダイキのおばあのもんや。」










神ちゃん
「え?ホンマ?」












シゲ父
「名前書いてあったやろ?
中間淳子って書いてあったから電話して聞いてみたんや。

そしたら、俺を名乗る奴から"脱税したのがバレてお金が必要になった"っていう電話が来たらしい。
今家に誰も居らんし交番に持ってるくるのも人目があるから、公園の入り口に置いてくれればすぐに取りに行く、って言われたって。



こんな計画性の薄いしょぼい電話取引やったら、名前知らないか漢字で書けないのどっちかやろうなと思って、カバンの貸し主の名前書いて貰うたら…




案の定仲間純子って。」










神ちゃん
「中間淳子…仲間純子…おしいな~(笑)






でも、ホンマに詐欺ってあんねや」









シゲ父
「生活してたら色んな人に出会う。
ええ人やな、って気を許すこともある。
でも、そういう人の中にも本当は騙そうとしていたり、傷つけようとする人も意外とたくさんいるんや。
100%はないと思って、気をつけるんやで。」











神ちゃん
「所長さん良いこと言う〜!!」


















#2.迷子の迷子の大きめ猫ちゃん?

by 飼い猫・T




シゲ父
「今日は珍しく働いたぞー!
神ちゃんにかっこいいとこ見せたし!」










のんちゃん
「あはははははは」












シゲ父
「のんちゃんも見たかー?
パパ カッコよかったか??よしよし♪」












(ガラガラガラ)












シゲ父
「また事件か!!」


















「にゃー。」












シゲ父
「タマちゃんか!
ごめんな、一回マスクさせてな。」
(猫アレルギー)










タマ
「にゃー。(飼い主やのにな。)」











シゲ父
「ごめんなー。
ウチ来る前からずっと俺のアレルギーのせいで困らせてたよな〜。
ダイキがお前飼いたいって、オカンを1ヶ月説得してな、

最終的に俺がアレルギー治すことになったんやけど…あともうちょっとなんや(笑)

これでもだいぶ楽になった方なんやで〜♪」












タマ
「にゃ!にゃー!!(ワシのお陰やん)」











シゲ父
「よし、マスクもしたし!
これで大丈夫やからおいで~!」













タマ
「にゃー。(行く気になれんわ。)」












シゲ父
「タマが来ない!!」











のんちゃん

「あははははははは」













シゲ父
「のんちゃん〜笑い過ぎ(汗)」











タマ
「にゃー。にゃー。」








シゲ父
「タマどうした?」












タマ
「にゃー。」











シゲ父
「迷子か?お家に帰れなくなった?」









(タマ、首振る)












シゲ父
「うーん。
おウチ誰もおらんから寂しかったのか?」











(激しくうなづくタマちゃん)












シゲ父
「せや、オカンとダイキ帰って来るまでここで看板猫やってたらええよ。」















タマ「にゃー。」
(ワシ可愛いから得意分野〜)
#自分で言うか
#突然の本物
#早速ごゆるり















#3.駐禁のとこに車が停まっていていてこまる

by 次男の彼女のペット・D










(ガラガラガラ)









シゲ父
「どうせ大事件やないんやろ」










タマ
「にゃー。(さすが元刑事のカン!)」











ダイキチ
「ぷー。」
#こいつもまさかの1人で来た
#そんなこと言うなよの表情












シゲ父
「今日動物率高いな。
てか、どうやってここへ?」











ダイキチ
「ぷー。」





タマ
「にゃー。」










シゲ父
「動物同士で話されてもわからへんわー


タカヒロ~早く入試終わって帰ってこーい(汗)


通訳してくれ~」













⚡⚡⚡(シゲ父の電話が鳴る)







シゲ父
「もしもし!!タカヒロ!!
試験1個目終わったところか!?
どう?大丈夫なん??












タカヒロ(重岡家の長男)
「おとん~今国語の試験終わってん〜。
バリ絶好調やから電話してみてん♪
じゃあね~♪♪」
#動物と会話できるお兄ちゃん
#アホそうな受験生なう










シゲ父
「ちょっと待ち!!
試験中に申し訳ないけど、通訳頼む!!」











ダイキチ
「ぷー。ぷー。」
タマ
「にゃー。」









タカヒロ
「駐禁のところに車停まっててん♪
見通し悪くなってるからぁ〜みんな困ってるぅ〜
(ぶりっ子)
あの道路は時間によっては交通量増えるからにゃぁ〜♪事故があったら大変にゃ~
(ぶりっ子)」











シゲ父
「ぶりっ子強すぎて内容入って来ぇへんw
おおきに!試験頑張れよ!!」










タカヒロ
「はいよ~♪」









シゲ父
「ちょっと見てくるか。
のんちゃん、オトンの背中においで!
タマちゃんは交番でおするばんな!」











タマ
「にゃー!にゃ!(おるすばん!惜しい!)」



















シゲ父
「ダイキチ、どこや?」










ダイキチ
「ぷー。」(あいつや!)










シゲ父
「あれやな!危ないわ~!
交通課に連絡して、代わりに切符切らな!











すいません、ちょっといいですか?」













駐禁お兄さん
「何?」










シゲ父
「(ギクッ!)」












ダイキチ
「ぷー。(こわっ、ダイキパパ頑張れ)」














シゲ父
「ゴホンッ!
ここは駐車禁止場所です。
ここに駐車すると見通しが悪くなり危険です、歩行者の安全のためにお車の移動をお願いします。」










(よし!)














駐禁のお兄さん
「仲間と待ち合わせしてんだよ。
すぐ来るからさ、いいだろ?」











シゲ父
「(えぇ~嘘だろ~)」













ダイキチ
「ぷー。(職権使え!)」










シゲ父
「ダイキチ、何言ってるんだよ~。」











駐禁のお兄さん
「あぁ?今何て言った?」












シゲ父
「いえいえ、違います。
あなたに言ったのではなくて。」














のんちゃん

「あはははははは」












駐禁のお兄さん
「ガキまで俺のこと馬鹿にしやがって!
ちょっとぐらい良いだろうがオラァ!」














(シゲ父蹴られる)














シゲ父
「痛ぇ…のんちゃん大丈夫?」













のんちゃん
「あはははははは」

















シゲ父
「良かった~…あ!」













駐禁のお兄さん
「何だよ?」













シゲ父
「駐車違反と公務執行妨害で現行犯逮捕する!」













のんちゃん

「俺も危なかったから

傷害未遂罪な!」













シゲ父
「のんちゃんが喋った!!
…って、頭良すぎ!!」














(続く)

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