のど飴戦士アイバチャンseason8.5 【突破編】









これはフィクションです。
登場人物は実在する人物とは一切関係ありません。






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ードアを開ける方法…







考えろ、考えるんだ…
何かドアを開ける方法は…



















あ、そういえば…






















(回想)





@今朝の重岡家







長男・タカヒロ
「ええのええの!
みんなで朝ごはん食べれたし!

せや、ゲームやろっと!!
これめっちゃオモロイねん。」













「へぇ〜。」














タカヒロ
「オトンこれ得意そうやろ。
敏腕刑事なら一瞬やで!!









これ、脱出ゲームっていうんやけど。





密室に閉じ込められてて〜、
部屋の中にあるアイテムを手に入れて、
いろんなところにそのアイテムを使いながらドアの鍵を見つけて脱出するんや〜。」























(現在)







警部
「タカヒロ、俺は今、
多分その状況なんだと思う…
















ごめん、絶対苦手なやつや…(トホホ)













アイテム?探すのか…??















ロッカーの上に何かあるよな。




これは、アイテムなのか??」



















アイテム
[棒]を手に入れた




















なんだこの棒…。














坊丸
「かちょー!!課長!!
たいへんです!!事件です!!」















警部
「なんやと!?」














坊丸
「この辺の鍵屋さん、夜中は営業してません!!
さっすが 田舎っすね〜!!(汗)










せや!!何でも屋のおっちゃん!!







ガチな感じで駆け込んでみます!!」
















ー事件って、そっちか…


警部
「頼むわ…。
ところで坊丸くん、ロッカーの上の棒は何かに使っていい?」












坊丸
「自撮り棒っすか?
どうぞどうぞ!脱出に使ってください!

伸び縮みするしスマホ付けれるから便利っすよ!!」
















警部
「俺…ガラケーなんだよなー(汗)










他にロッカーの上に何かあらへんかな?



うーん、奥の方は高くてよく見えない。」















坊丸
「かちょーみたいな長身イケメンでもロッカーの上は見えないんすね!!」(にんまり)











警部
「ちっちゃいもんな、坊丸くんは(笑)」














坊丸
「え??なになに??」
(ドア越しに聞こえないふり)












警部
「なんでもないよ(笑)
せやなー、坊丸くんは150くらいしかないもんな。」











坊丸
「ちゃうちゃう!
切り上げてから四捨五入して170cm!」












警部
「ごめんごめん。」






ー身長の話になるとムキになって可愛い〜
    切り上げとか四捨五入わかるんだ〜















坊丸
「かちょー!
俺のロッカーの中のものも使うてください!
鍵開いてますから!!」













警部
「おおきに…











ーこの子のロッカー、開けた瞬間なだれ
    起きひんかな?
    仕事は几帳面やけど、
    自分の周りは雑だったりして…
    ほら、デスク周り化粧品とか多いし…



















(ガチャ)












警部
「案外綺麗やな。めっちゃいい匂いする。












何やろ、これ?















…って!!

服がド派手!











何色やねんこれw

こんな蛍光色 マーカーペンにもないやろw

夜中歩いてたら全身光って変なもの見た感じになるやん!!


















署と交番が遠すぎるから独身者は全寮制のところを、自宅から出勤可を認めているとはいえ…






地域課長の部下がこれか。(トホホ…)
















お!?これは使えそう。」














アイテム
[手鏡]を入手
















警部
「手鏡を使えば…
よし、ロッカーの上が見える!!













なんやこれ?奥に何かあるなぁ…」
















[自撮り棒]を使って引き寄せる。















アイテム
[どこかの鍵]を入手
















坊丸
「かちょー、ただいまー!!」




警部
「何でも屋さん、どうや??」













坊丸
「おっちゃん、ぜんっぜん出て来えへん!!

ありゃ〜爆睡やな。







かちょーは何か見つけました?」














警部
「早速坊丸くんの自撮り棒活躍や!!

どっかの鍵がロッカーの上にあった!
個人ロッカーのどれかやと思うんやけど。」














坊丸
「あー!それ!!

多分今朝ダイゴくんが当直明けで探してたやつっすよ!!

ダイゴくんのロッカー開けれます!!










私服取れなくて制服で帰っちゃったから、
ファッションチェック出来ます!!

オレとどっちがおしゃれか見てください!









もぉ〜、私服貸したるって言うたのに
恥ずかしいから嫌や 言うて〜。」
















警部
「ファッションチェックって…

お前以外は規定通りスーツ出勤や!!」












坊丸
「え?私服出勤オレだけなんすか??

課長ぉ〜!!
それ先言うてくださいよぉ〜。
知らんかったわ〜。
スーツ1着しか持ってへんのに〜!!」














警部
「せや、毎日遅刻するからみんなの出勤する姿見ぃひんねや。

当直明けは立番で通学路にいるから見れへんし(笑)











ダイゴくん、おらん時にごめんなー。
でも今は緊急事態やねん。」
















(ガチャ)














坊丸
「ロッカー綺麗??」









警部
「うん。綺麗。
普通の、真面目な子のロッカーやな。












って、なんでこんなもん持ってんねやw」













アイテム
[脚立]を手に入れた














坊丸
「ダイゴくん、俺よりちっちゃいもんな〜」















警部
「脚立…どこに使おう…。」














坊丸
「休憩室の高いとこにある、
細っこい窓開けれません??
かちょーの細マッチョ具合ならギリ通れそうっすもん!」












警部
「窓から落ちたらおっちゃん怪我せえへんかな?」















坊丸
「まだイケる!見た目20代やし!!」












警部
「えぇ〜。もういける歳やないやろ。
もう50過ぎやで、骨折しそう。」














(バタン) 休憩室へ移動















警部
「そっか、休憩室にもアイテムあるかもしれへんな。







座布団、テーブル、テレビ、ポット、お茶、

なんか全部アイテムに見えてきた…















流し台の下!!戸棚の中に…




おっ、これは。

















アイテム
[工具箱]を見つけた












でも開かない…
ダイアルロックがかかってる。









4桁かぁ。
前任者からも開かずの工具箱って聞いてたよな。
番号メモしたけど、メモをなくしたとかで。












ヒント欲しいな〜。












冷蔵庫…


みんなの飲み物しかないな。















お茶、コーヒー、炭酸水、
イチゴオレ、イチゴオレ、イチゴオレ、
イチゴオレ、イチゴオレ、イチゴオレ、
イチゴオレ、イチゴオレ、イチゴオレ。









…イチゴオレばっかやんw












これ飲むんは…












| ○














暗号みたいに書いてるけど…



















| ぼう   ○ まる













まぁ、他におらんか。


あー…頭の体操してる場合ちゃう。















冷凍庫は…
















アイテム
[氷] を入手







ビニール袋に入れたら使い道あるかな?

















坊丸
「かちょー!!!大変です!!
これはこれは大事件!!」















警部
「なになに、なしたん!?」












坊丸
「あのー、あのー!!」















警部
「坊丸くんっ!一旦落ち着こか!!」

















坊丸
「あの…!!













しゃけフレークの瓶

が開きませんっ!泣











え〜、やだぁ〜!!

今日課長と一緒に食べようと思ってめっちゃ楽しみにしてたのに〜!!」














警部
「しょーもな!!(笑)

ごめんな、もう疲れてお腹空いてるやろ。
早く脱出して休憩取らせたるからな。」













坊丸
「かちょー!

はやく出てきて瓶開けて!泣」



















ー坊丸くん、何っていうんだっけ?
    …バイブス下げぽよ?
    こりゃあいかん。
















(回想)



@今朝の重岡家









「お母さん〜あれまだあったっけ?」











「ちゃんと買い置きしてるわよ〜!
はい!これねっ!!」











タカヒロ
「あれだこれだでようわかるなぁ。」









「うぅ…。開かないっ!!」









「どれどれ。」














(ポンッ!)
















「お父さんすごーい!!



どうやって開ければいいの??」













「お父さんがいつでも開けたるよ(笑)」











「ほらぁ、
お父さんが当直でいない日とか、
お昼に食べようとしたときやったら家に私とのんちゃんとタマちゃんしかおらんやろ?」










タマ
「にゃー。」(ワシ無理ぞ)











「そういうときは…」

























(現在)





警部
「その辺温めるもんないもんな。」










坊丸
「はぁい。ホットビューラーくらいしか。」









警部
「??」












坊丸
「まつげクルンってなるやつ!
まぁ、お肌にやさしくぬるめ!」













警部
「…おしゃれな男の子やな。(汗)
フタ温めたら開きやすくなるから、
手でしばらくあっためてたらええで。」













坊丸
「あっためる?」












警部
「金属って、熱で膨張して冷めたら締まるからさ…

















あ!!


このドア、何か金属っぽい」















坊丸
「そっすね。瓶と同じっぽい。」














警部
「ドア冷やしたら枠より小さなって開きやすくなるか!?」















坊丸
「かちょー!ナイスアイデア!!」

















ドアに[氷]を当てる。


















※数分後













(ガチャ…ガチャ…)

















坊丸

「あ!開い…」






(続く)

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