のど飴戦士アイバチャンSeason8.5 【脱出編】












これはフィクションです。
登場人物は実在する人物とは一切関係ありません。
一部、根拠のないトリックをそれっぽく書いている描写があります、ご了承ください。












*********************

















坊丸

「ドア開い






















 ・





 ・





 ・





 ・





 ・





 ・





 ・










 て




 な




 い




 !

















5cmずれただけかぁー!!」






※5cm→坊丸感覚の隙間
(角度にして10数度くらい)












坊丸
「わぁー!!
かちょーのイケてる顔面がちょっと見える!!
























隙間から見ても



















バリ眩しいねん!!」

















警部
「坊丸くーん!!

あかん。もう完全に安心しきってる!!

まだドア開いてないのにw











何やろ。
いつ上層部に怒られるかとヒヤヒヤさせるその金髪に…なぜこんなにも癒されるのか…」

















♢♢♢♢♢

(見つめ合う おじさん と ギャル男)



















警部
「って、嬉しさのあまり見つめあってる場合やあらへん!















あちゃー。
ドア少し当たってるとこあんねや。
冷やしてもこれ以上は無理やな。」















坊丸
「しゃけフレーク渡せる幅がなーい!


(半泣きで瓶をガンガン扉の隙間に当てる)














空き巣でも発生したら捕まえてこのドア開けてもらうのに〜むぅ〜!!!」











ー不謹慎なやつめw
    警察官とはいえ、一応犯罪被害者の口から
    冗談でもそんなことを聞くなんてw
    (しかも立て篭もりの人質だったような)

















警部
「やっぱり[脚立]で窓にトライしてみるか。」













換気窓のそばで[脚立]を使った。
窓上部に手が届かなくて鍵の金具を外せない





















[自撮り棒]を使った

金具が外れて鍵が開く。

グッと引いて窓を開けた。
















…案の定 通れない。









内側に引っ張ると上が少しだけ開く、
本当にただの換気窓やった。












手前の窓が邪魔な上、狭すぎるので通れるわけがない。











こんなら更衣室のドアとさほど変わらん。




















(ピラピラピラピラ)












なんやろ?
隣の窓に何か挟まってて、風で揺れてる。











外側か。

これ隣も開けたら飛んでってしまうわ。















何か書いてあるけど、風に煽られて読めへん。













写メ撮ってみるか。













(一旦脚立を降りて、自分のロッカーへ)













アイテム
[携帯電話]を取り出した。














また[脚立]を登り、写真撮影。













あかん、ピンボケや。















動画やったら…。














うーん。やっぱり早くて読めへんな。
このガラケー、一時停止出来へんし。






















あ!!




















(回想)









@今朝の重岡家











次男・ダイキ
「そろそろー、神ちゃんが来るとして〜、
30分かけてゆっくり駅に行けるな〜!」












父・警部
「駅5分で着くやんw」











ダイキ
「神ちゃんと昨日のテレビの話とかしてたら30分あっちゅーまやでw








ほらぁー、ア○ラ100%のお盆芸とかさ!









どんなにスロー再生しても見えへんの不思議やってん!
もりぼー に見えるか聞いたんや!!」











「もりぼー??  坊丸くんか!!」














ダイキ
「そそ!森 坊丸やからもりぼー!!
















めっっっっっちゃ!

動体視力ええから!!」






















(現在)












(ちょい開きの更衣室ドアへ戻る)














警部

「坊丸くん!」













坊丸

「ほいほい!」













警部
「これ見て。
何て書いてあるかわかる?



ほら、動体視力めっちゃええやん?




銃弾がスローで見えるならこれイケへん?」

















坊丸
「うーん。













見えませんねー。










なんといいますか。

世の中のカメラ技術の限界といいますか〜」




















ーハッ!しまった!!
   そういえば…!!



















@今朝の重岡家



(さっきの続き)






ダイキ
「もりぼーが言うには〜
動画って 部分部分を細かく撮影して、再生したときにあたかも動いてるように見えてんねんて!




パラパラ漫画…みたいな??








ア○ラ100%のお盆の速さはコマ送りの幅よりも早いからどんなに目が良くても、撮影してない箇所があって見えへんらしい。
ハイスピードカメラとかかなり性能の良いやつのスローやないと映らんねんて!!









もりぼーがお笑いライブに行って見たときは何をどうしてもモロ見えだったらしい(笑)」


















(現在)










警部
「坊丸くん、
この紙さ、実物が休憩室の窓の外側にあるんや。
ちょっと外から見てくれへん??」
















坊丸
「行きますっ!!










あ、あったぁー!!











けど、場所が高すぎるっ!!

だからオレの身長は切り上げて、四捨五入して、やっと170cmなんやてw」















警部
「この脚立、もう使わんと思って…









坊丸くん、頭気ぃつけてや!!」














(休憩室のちゃぶ台をズラして立ち脚立の代用にする。
まっすぐに伸ばした脚立を窓から出す)














坊丸
「ダイゴくんの脚立や!!」

















(坊丸が[脚立]に登ると、
さすがに紙は取れないが少し紙に近づいた)
















警部
「見えたか?」












坊丸
「工具箱の鍵の番号は、


なんやこれ??暗号??」













警部
「どんなの?」










坊丸
「記号の四角。
フォークみたいな形。
おつ?漢字の。
横向きのハートの、記号。




ですね。」
















警部
「おおきに。
考えてみるか…。」















坊丸
「かちょーすいません。
ただ見えるだけでこういう暗号とか推理とかめっちゃ苦手なんす。」














警部
「見えるだけで十分やで。」
















(坊丸、脚立を持って交番に戻ってくる)













坊丸
「かちょー!
紙に真似して書いてみました!

あとは敏腕刑事に任せますっ!!」














アイテム
[メモ]を入手















警部
「敏腕刑事って恥ずかしい(笑)」








坊丸
「オレのこと命がけで守ってくれた敏腕刑事やもん♪♪








工具箱の鍵の番号なんなんでしょうね〜

これ書いた人オモロイ人なんかな♪」









警部
「せや!
前所長がずっと探していた工具箱の鍵を書いたメモだったんやな!!!










▢   ψ  乙  ɞ














これは数字を記号に見立ててるんか?」























[工具箱]の鍵のダイアルを
0423に回した。
























(ガチャ…)











警部
「開いた!!」










坊丸
「すげー!!」










警部
「冷蔵庫のプチ脳トレが役に立ったのかな?
|  ○  くん、ありがとう!!」




















アイテム
[潤滑オイル]を手に入れた。
















警部
「ク○5-56かぁ…
これをドアの隙間に噴霧したら開くかも!!












坊丸くん、
ちょっと離れててな。」











坊丸
「ほーい!!」














ドアに[潤滑オイル]を使用。














(ドアの隙間に手を入れ、
掴んで引っ張った。)















(ガチャ…)















警部
「あっ、!!」












坊丸

「開いた〜!

会いたかった!!














かちょー!!良かったー!!







うぇぇぇぇぇーん

(泣いちゃった)













警部
「坊丸くんの協力のおかげ…」

















(デスク周りに
ハッピーバースデー 課長
のド派手な飾り付け)












警部
「え?なにこれ?
坊丸くん?どういうこと??」
















坊丸
「誕生日やから、
仮眠中にサプライズしようと思って準備したんやっ!!



キッチンカーに預けてた食材は、まーくんがこっそり持ってきてくれてたから音立てないようにして、ね〜。



で、でもまさかこんな時にドアが開かなくなるなんて…!!



それは、ホンマに想定外やったの!









かちょー!
胃がもたれるだろうと思ってケーキやめてご飯系準備したんやー!!
今日は直帰して誕生日パーティーやろ??
せやからここは軽ーくで!!
今日オレもまーくんも行かへんから家族でゆっくり過ごしてな〜(^_^)v



そんで、これ!
おととい買い出ししてたら、課長の奥さんにバッタリ会うて!
このしゃけフレーク好きって聞いてたからっ!!




んんっ!開かない!!」


(まだ開かない)














警部
「坊丸くん、ほんまにありがとう!!」













 キュッ!


  ポーン!!
















坊丸
「すげー!!さすがっすね!」













警部
「今めっちゃ簡単に開いたんやけどなぁ。」








(完)

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