のど飴戦士アイバチャンSeason9 【第1話】






※これはフィクションです。
登場する人物、場所、団体等は実際のものとは一切関係ございません。
あらかじめご了承ください。



























@兵庫県・○町











⚡︎⚡︎⚡︎(電話)








⚡︎⚡︎⚡︎シゲ
「アイバチャ〜ン!!もう横浜着いたん?





ホンマか〜。おつかれさんやなぁ〜。









この変なウイルス流行ってる中、
魔物は休んでくれへんねや。








Go To トラベル使わなくて良かったん!?
宿とか安なるやろ?
全然旅行やあらへんけどさ〜。











まぁ〜、せやな。そうなるわ〜。うん。











も〜う、魔物もウイルスも倒してさ、
町のウイル・ス○○って言って帰って来てやw笑笑

















全然関係あらへんw笑笑











身体に気をつけてな。健康第一やで。


ほな!













あ、オカンー??
アイバチャンに何かあるー??









オカーン!!

掃除機の音デカいねん!!











おかーさーん!!









はーい!!!










オカンがお土産いらんから安全第一でって!





ほなー。」






















@神奈川県の沖・海上(船の上)









(ファーーーン)






















相葉ちゃん
「見えてきたー!!!





いやぁー、遠かった〜…







オッチャン、ありがとねー。
船…やっぱり安全だね…。

いろんな不運は重なって凄い時間かかったけど…!!」

(もうグッタリ)








町のなんでも屋のオッチャン
「だろぉ!?
このご時世、船で来て正解だ!!
誰にも会わねぇ、魚は釣れる!












アイバチャンはケーキ作ってきてくれる…!!









最高じゃねぇか!」















相葉
「オッチャンが依頼料安くしてくれたんだもん♪
オッチャンの好きなスイーツで

倍返しだーー!!

ってしたくなっちゃって♪♪」











オッチャン
「俺はさ、もう休業するわけよ。
来年も頑張るおめぇみたいな若ぇ奴らにちょっとは協力したいわけよ。
ほら、おめぇだって最近は稼げてねぇんだろ?」










相葉
「そうなのー。
キッチンカーだから三密は避けられてるような気がするんだけどねー。
お客さんめっきり減っちゃたー。







まぁ、おれは生活費かからないんだけどね。

車中泊だし、
店も自分の車だから家賃ゼロ、
食費は売れ残りの料理か重岡家のご飯お邪魔するかで、
店で使う食材は畑で自家栽培、
畑の維持費は町の移住者推進プロジェクトで全部町が負担。
風呂は公園の水道使ってドラム缶で五右衛門風呂だから水道代かからない…」










オッチャン
「この美人がなんて生活してんだよ」









相葉
「おれ美人じゃないしー。」









オッチャン
「この美人が女だったらこの船降りれねぇからな。
間違いなく犯※¥$÷♪*」












相葉

「いやぁ〜♡」















@横浜港










相葉
「オッチャンありがとう!!」









オッチャン
「魔物、退治して戻ってくるとき連絡しろよ。迎えに来るからよ。






あぁ、年内ならな。







年明けたら俺は〜
もう南の島にいるかもな!

東京オリンピックのチケット全部外れちゃったからよー。












相葉
「3ヶ月…頑張る(汗)」














@横浜市内





相葉
「まずは情報収集っと!
地元の警察に協力要請して〜、
確かシゲちゃんパパの知り合いがいるって…



(場所が書かれたメモを見る…)









あ、すいません…
地元の方ですか?」








通行人
「あ、はい。」







相葉
「すいません、
ここに行きたいんですけどぉ…














市民達

「キャー!」

「なにあれ!」

「どういうこと?」

「あ、ちょっと!見て!」

「あの人大丈夫なの?」





「・・・・・・・」

















相葉

「な、なにがあったんですか?」











市民
「変な生き物がバーって!
ここ通ったの!!


速くてちゃんと見えなかった!!


通行人に、ぶつかって…!!!」












相葉
「通行人の方は・・・・・・。













・・・・・・。



















(※この先閲覧注意、一瞬だけグロシーンです)

































救急車!!

救急車呼んでください!






この人…助けなきゃ…。」










市民
「一応…呼ぶ?
こんな状態なら、もう…助かってない…」













相葉

「大丈夫ですか!!

聞こえますか!!!













大丈夫だよ、今助けるからね!!










弱いけど…脈あります!










なにか止血できるもの、ないですか!



細長いもの…ロープとか!」








市民
「これ使いな!」






相葉

「ありがとうございます!







ごめんね、今血を止めるのに縛らせてね。
骨…出てる。ここ折れてるから…
ここ縛るからね。痛いけどごめんね。










(飴…使いたいけど意識がない…
このままだと舐めれないし、喉に詰まっちゃう…)
















相葉
「あれ?君は…」








青年
(どうして…。俺…。ここに…。)









相葉
「ん?君は…






この方のご家族さんですか!?

ですよね?似てますもんね!!










市民
「にいちゃん?誰と話してんのさ?」







相葉
「え?ここにいる方…
この男性と顔そっくりだからご家族の方かと思って…。」







市民
「そこ、誰もいないけど…。」













相葉
「あ、おれ…
もしかしてまた…

見えちゃいけない人が見えちゃってる?












ってことは君は…。













ご本人!!!」















(ざわつく市民)












青年
(・・・・・・。俺、死んだの?)






相葉

「何言ってんの!まだ生きてる!


早く!身体に戻って!!

ゆっくり深呼吸!」










(青年、そっと身体に重なるように横たわり
深呼吸する。)











青年
「痛…。」






相葉

「今だ!!!」














(味覚糖のど飴EXを食べさせる)













青年
「ぐっ…




痛ぇよーーー!!」


















救急隊
「救急車、来ましたよ!!」











青年

「ギャー!!

たすけてーー!!

痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いー!!」


















(搬送)

























1週間後…
@病院・HCU















青年
「・・・・・・!?



い、生きてる!?

俺、生きてるの!?

え?本当に!?あれで??

嘘でしょ!?












あぁ、
父さん、母さん…兄ちゃんも…。」












(このご時世なのでガラス越しの面会)














相葉
「良かったー!!!
うぅぅぅぅ…心配したんだよ…!!
1週間も目覚めなかったんだから…!!」
(赤の他人が誰より先に騒ぐ)












青年の両親と兄
「ユーゴ!!…良かった。」
(すすり泣き)












青年・ユーゴ
「みんな…心配かけてごめんね。
そうだよね。結構重篤だったんだよね。
俺さ、あのとき自分の身体見えたんだけど…かなり酷かったわ。

全身血だらけで、足が変な方向に折れてて、
骨飛び出てたじゃん…顔も…












わ、全身めっちゃ痛い!!

痛い痛い痛い痛い痛い」







「先生に薬頼んでくる…!!」





「今度は少し量減らして貰うからな。」




「こないだはお前痩せすぎてて、薬が効きすぎたんだって!」






相葉
「重篤だったというより、
薬で眠りすぎちゃっただけなのよね。


とりあえず一安心…なのかな?」







ユーゴ

「いたぁ〜い!!!!!!」




































相葉
「…ん?あの人、こっち見てる?」













(走り去る人影)


















(続く)

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