のど飴戦士アイバチャンSeason9 【第2話】






※これはフィクションです。
登場する人物、場所、団体等は実際のものとは一切関係ございません。
あらかじめご了承ください。














@横浜市 狭いアパート












ユーゴ
「相葉さん!どうぞどうぞ!!
散らかってますけど。」
(一通り包帯が取れたので遂に顔出し+
松葉杖で歩けるようになって退院しました)










相葉ちゃん
「お邪魔しまーす!!
ごめんねー、今日からお世話になります!

えー、めっちゃ綺麗じゃん!!










ユーゴちゃん?
実家帰らなくて本当に良かったの?」










ユーゴ
「いいんです!
大学の授業かなり休んじゃったから、単位落としそうで!ここから挽回します!!
リモート授業多いけど最近は登校日増えてきてて、通うのこっちからの方が楽なんですよ。







(相葉:
フローリング滑らないように、気をつけてね)


(ありがとうございます😊)








ウチの親、相葉さんが一緒ならここでも安心だって言ってました!」













相葉
「信頼してくれてるんだ…!!
魔物退治、頑張るからね!!








3ヶ月以内に…💦










※ 
オッチャン
「南の島へ行っちゃうよ〜
バカンスしに行くんだよ〜。」











ユーゴ
「相葉さん!!
僕、出来る限り協力します!!
このご恩を少しでも返せるように頑張ります!!」










相葉
「泊めてくれるだけで十分!!
怪我の療養と勉強の方を頑張って、ね?
家事全般は俺がやるからさ!!」













ユーゴ
「いやいや、命救って頂いたんですから!
何をしても足りないくらいです!
僕が全部やりますから、魔物のことに集中してもらって構いません…💦」











相葉

「ほんとお願い、

おれにやらせて。



おれ家事凄い好きなんだよね。


今流行りのおじキュンドラマだと思って…







ユーゴ
「わー!本当にいいんですか…
めっちゃ助かります!!!


おじキュン…と言いつつ超美人なんですけど…!」







相葉
「え?美人?」






ユーゴ
「あ、俺の食べ物はここに揃えてありますんで…








(戸棚を開ける)
















相葉
「え…。これ…食事??




まさか食事…これが??」













ユーゴ
「はい!!」












相葉
「えーっと、えーっと、待って。




これ、お菓子だよね?
1個10円の駄菓子もあるよね?
え?合ってるよね?」

(激しく動揺)












ユーゴ
「はい!お菓子大好きなんですよ〜!!






あ、冷凍庫に入ってる〜、
ア○パン男のポテト!!

あれも食べますよ!!




 ちゃんと食べてますから
     (^ω^)













相葉
(鎮静剤が効き過ぎた、激やせの原因…
絶対これだ。)
ドン引き…








相葉
「因みに、今の身長と体重聞いていい?」










ユーゴ
「175cmで、53kgです☆」
(眩しい笑顔☆)












相葉
「おれ、魔物退治以外の目標出来たかも…。












ユーゴちゃんにご飯食わせる」
























その日の夜…
@ユーゴ家


(リモート飲み会)









⚡︎⚡︎⚡︎ユーゴの友人

「退院!おめでとうー!

カンパーイ!!!」








ユーゴ
「シンタロー、ありがとう!!








⚡︎⚡︎⚡︎シンタロー
「いやぁー、ヤバかったんだろ?
良かったなお前本当に〜良かったな〜」






ぐすん、うぇーん














ユーゴ
「ウソ泣きなのバレバレだわw」











シンタロー
「なんでわかるんだよ〜w

病院で面会出来なかったし、
あーもうヤバイのかとか思ってたから
元気そうで良かったよ〜。


早く会って飲みたいね〜!」










ユーゴ
「お前も病院来てたんだ。ありがとう。

だよなー!早く飲み行きたいよな!!

でもお前に会ったら乱暴に肩叩かれそうだからまだ会わなくていいわ〜。」









シンタロー
「えー!!なんでわかんの!?
そうするつもりだったんだけど!」








ユーゴ
「待って、ひとつ言っていい?
俺さ、足の骨まだくっついてねぇからさ、
大量のボルトで固定してあんだよ!」











⚡︎⚡︎⚡︎シンタロー
「なんだ〜!!
まだ治ってないんじゃん!!!


あ、治ったら!フットサルやろうぜー!!










そういえば、今実家にいんの?」










ユーゴ
「いやぁ、アパートにいるけど。」












⚡︎⚡︎⚡︎シンタロー
「晩メシめっちゃ豪華だねー!

お前のいつものご飯じゃないし、
食える量じゃなくない!?」


























ユーゴ
「あぁ、今ちょっといっ…」












⚡︎⚡︎⚡︎シンタロー
「まさかお前…ふふふふふ。

そうか?そうなのか…!?!?」











ユーゴ
「え?なに???」














⚡︎⚡︎⚡︎シンタロー

「何でそういう大事なこと

俺に言わないんだよ〜!!

今度紹介しろー!!」








ユーゴ
「え?…あ、違ぇから!本当に!!
そうじゃなくて!!」








⚡︎⚡︎⚡︎シンタロー
料理上手だねー、ええ。
バランスも良い感じだしー。
年上?年下?何歳??
好みもわかってるねぇ〜。
ユーゴは普段駄菓子しか食べないけどオムライス好きじゃん、ケチャップの。
そんで?いつからなの?」
(尋問)
















ユーゴ

「相葉さーん!助けてー!」












相葉
「はーい!!」











ユーゴ
「今、このお兄さんの世話になってんだよ!



ほら、こないだ俺のこと助けてくれた…!


新聞に載ってたんだろ…!!












横浜に降り立った

イケメンナイチンゲールだよ!」











⚡︎⚡︎⚡︎シンタロー
「わー!めっちゃ美人!!
どうやってこの美人捕まえたんだよー!!
なになになに!?


手繋いだのか?何回デートした?チューはしたのか?家に呼ぶの何回目?まさか同棲してるのか?夜は…」












ユーゴ

「やめろー!ちげーよ!

俺のことイジるのはいいけど、
ほら、相葉さん困ってるから💦」











相葉
「まじか。
美人って呼ばれるの横浜に来て3回目…。




横浜の街がめっちゃオシャレだから、
おれも何か雰囲気変わるのかなぁ?」






















(兵庫で営んでたキッチンカーの常連客に
グループメールで聞いてみた)














常連S(某天才とアホが紙一重な高校生)

「せやな、前から思ってた。

アイバチャンはめっちゃ美人」





常連K(某スイーツ好き男子)

「初めて見たとき思ったー!!

多分前世が美人や!

んで、現世は生まれ変わっても一緒になろうと誓った恋人と引き離された。」





常連Kの兄

「↑トモヒロのセンス最高!」





常連J(某元魔物の中学教師)

「美人というか、麗しいよな。」





常連N(某元悪魔の家買いたいフリーター)

「一緒に歩くときドヤ顔になる」





常連F(某天然高校生)

「え?なんかもうオカン」





常連K(某2.5枚目熟女好き高校生)

「↑ホンマに!

一時期オカンイジリしてたな」





常連T(某アホのカノジョ)

「ほんと、憧れのお姉さんって感じ!

私以外にも、憧れるって言う女子からの意見が大多数だよ!」





常連S

「トモちゃんの方が美人♡

圧勝やん!♡」





常連N

「ま ー た ー の ー ろ ー け ー た ぁ ー」





常連B(某ギャル男ポリス)

「まーくん、今更ごめん。

美少女図鑑に勝手に応募したんやった。」





常連K

「今お世話になってる家は1人暮らしの男子大学生?

絶対気をつけた方が良いと思う。

油断したら食われる。」





常連S

「寝床は離したらええ!

横浜のアイチンゲール!」





常連J

「せや、新聞に載ってた!

アイチンゲールて、シゲ上手いわw」
















(相葉ちゃん、
常連客の素直な反応に驚きを隠せない)










⚡︎⚡︎⚡︎シンタロー
「あれ?ユーゴ?美人は?どこ??」








ユーゴ
「しー!!
相葉さんさぁ、自分では普通のおじさんだと思ってたらしくて!
今自分の美しさに気づいてへこんでるわ〜。










相葉さーん!
このオムライスめっちゃ美味いです!!
お店やった方が良いですよ!!
ただ食いで申し訳ないですもん!!」












相葉
「あっ、あ、ありがとう!!
おれ一応お店やってるからさー💦

ただ食い…食われる…💦」
















ユーゴ
「相葉さん?


大丈夫ですか?汗すごいですよ…。
(アイバチャンの顔の汗を手で拭う)











相葉
「キャッ!」









ユーゴ
「あ、すいません。
ビックリさせちゃって。」








相葉
「ゴメン、変な声出ちゃった💦」








⚡︎⚡︎⚡︎シンタロー
「え?ユーゴ?



ユ ー ゴ ー ? ? ?





まさか…手出したの?」











ユーゴ

「いやいやいやいや!

やってねーから!!」

(本気の否定)








相葉
「ゴメン!今のは完全におれのせい!!
何もされてない!食われてない!!」








⚡︎⚡︎⚡︎シンタロー

「ユーゴが食った!?

ヤったのか!ヤったのか!

おい、どうなんだ!!

映ってないところで一体

何があったんだぁ!!











ユーゴ

「違う違う違ーう!!」



























(仕切り直し)










ユーゴ
「そういうことですかw笑笑
大丈夫です、安心してください💦」



























翌日
@ユーゴ家






ユーゴ
「相葉さーん!
僕ちょっと買い物行ってきますねー。
何か買うものあります??」






相葉
「あら、ユーゴちゃん!
おれ行ってくるよ!
その怪我で無理しないで💦」









ユーゴ
「僕、ちょっとやってみたいことがあるんですよ。」


























@コンビニ前



(結局アイバチャンと一緒に来た)
























相葉
「いつもたむろしてるチンピラはあの人たち?
確かに見た目めっちゃコワイね。」









ユーゴ
「天気の良い日はこのコンビニ前にたむろしてるんですよ。
ここに居るの見かけたら、いつもならもうちょっと離れたコンビニとか、スーパーに廻ってたんですけど…。

バイクで片道15分かかるんですよね。
大学で軽音やってるんで、練習の合間に行く時にはベースを背中に背負って…。
松葉杖より重いです…」






相葉
「え、めっちゃつらいじゃん。」





ユーゴ
「今日は克服するために、ここに…
来ました。」






相葉
「克服したら暮らしやすくなるね。
でもなぜ急に…??」







ユーゴ
「1回九死に一生の経験したら、
そんなにコワくなくなったかな〜。
克服したいな〜と思ったんです。
1回はチンピラの前を通ってみたいと思って…それだけなんですけど。

でも、やっぱり…こわいですね…。

相葉さん、背中押してもらっていいですか?」









相葉
「もし何かあったら助けるからね…!!
ユーゴちゃん、応援してるよ!!」












ユーゴ
「ありがとうございます!!
頑張ります!!!」











※コンビニ前通過

チンピラにチラッと見られたかに思えたが、すぐ向き直したのでセーフ…

チンピラ、ユーゴを見てなんか笑ってるような…?







※入店
新型コロナウイルス対策のためドア解放中、
スムーズに入れた。









※中で買い物

やっぱりお菓子買ってる。
両手で松葉杖持ってるのでカゴを持てず、あんまり持てないので1個で断念。










※お会計。









※コンビニのドアに向かって歩いてくる










相葉
「よし…突破…」














※ユーゴの前にコンビニを出た人がうっかりドアを閉めてしまう。
















※外にいたチンピラがコンビニのドアを開け
 る。ユーゴ、チンピラに話しかけられる。
 ユーゴ泣きそう。









相葉
「あ…!!絡まれてる…??





ユーゴちゃん…!!






あ、あのー。お兄さん?

















(バタッ)













相葉
「ユーゴちゃん!?」








チンピラ
「おい、どうした!?」













(続く)

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